学生は保護者の同意なしでクレジットカードを作れる?

公開日:2024-02-19 更新日:2026-06-01
学生は保護者の同意なしでクレジットカードを作れる?

未成年(18歳未満)の場合、原則としてクレジットカードを作ることはできません。

いっぽう、18歳以上であれば、保護者の同意なしでクレジットカードを申込むことができます。そのため、大学生や専門学校生は1年生から、審査に通過すればクレジットカードを保有することが可能です。

本記事では、学生や未成年が知っておきたいクレジットカードの基礎知識を解説します。

未成年が作れるキャッシュレス決済用カードについても紹介するため、キャッシュレス決済を導入したい学生や未成年の方は、ぜひ参考にしてください。

 

<この記事のポイント>

  • クレジットカードを作る際に保護者の同意が必要かどうかを解説
  • 未成年が作れるキャッシュレス決済カードの種類を具体的に紹介
  • 学生がクレジットカードを作るメリットや注意点、選び方をわかりやすく紹介

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クレジットカードは18歳から保護者の同意なしで申込み可能  

2022年4月1日より、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

以前は、18歳以上20歳未満の方がクレジットカードを作るには保護者の同意が必要でした。しかし、成年年齢の引き下げにより、現在では18歳以上20歳未満の方でも保護者の同意なしでクレジットカードを申込むことができます。

そのため、18歳以上の大学生や専門学校生はご自身の判断でクレジットカードに申込み、審査に通過すれば保有することが可能です。

クレジットカードは収入がない学生でも申込みできる

収入がない学生でも、クレジットカードに申込むこと自体は可能です。

クレジットカードの審査では、通常は収入状況などの確認が行われますが、利用限度額が少額の場合には、法律(割賦販売法)に基づき簡易的な確認で済むケースがあります。

また、学生の場合は親からの支援状況や同居の有無などが考慮されることもあり、収入がなくてもクレジットカードを作れる可能性があります。

カード会社によっては、学生向けに「学生専用カード」を提供している場合もあるため、クレジットカードの申込みを考えている学生は、このようなカードを検討するのもよいでしょう。

未成年は原則としてクレジットカードを作れない

クレジットカードの申込資格は一般的に「18歳以上(高校生を除く)」とされており、未成年(18歳未満)は原則としてクレジットカードを作れません。

また、18歳以上でも「高校生は不可」としているクレジットカードが多いため、高校在学中にクレジットカードを作るのは難しい傾向があります。

ただし、カード会社によっては卒業予定の3年生を対象に、卒業前にクレジットカードの申込みを認めている場合もあります。

たとえば、学生専用ライフカードは、満18歳以上の高校生で進学予定の場合、卒業年の1月以降から申込みが可能です。

未成年でも海外留学が目的の高校生は家族カードを作れる場合がある

未成年はクレジットカードを原則として持つことはできませんが、家族カードであれば条件付きで持てる場合があります。

家族カードとは、本会員の家族に対して発行される追加カードです。クレジットカードを持つ方が所定の手続きをすることで、家族に本会員とほぼ同じ機能を持つ家族カードが発行されます。

なお、家族カードも原則として満18歳以上の方が対象で、未成年は保有できません。

ただし、海外留学やホームステイなどが目的の場合に限り、満15歳以上の未成年でも家族カードを保有できるクレジットカードがあります。

このようなカードを親が保有していれば、18歳未満の方でも家族カードを保有できる可能性があります。

未成年でも持てるキャッシュレス決済用カード

近年はキャッシュレス決済の普及が進んでいるため、現金払いだけでは不便を感じる場合もあるでしょう。未成年でもキャッシュレス決済を利用したい場合は、「デビットカード」や「プリペイドカード」を作ることも選択肢として検討しましょう。

以下、それぞれのカードに関して詳しく解説します。

デビットカード

デビットカードはご自身の名義の銀行口座に紐づけされた、決済用のカードです。デビットカードを利用して、お店やオンラインストアで決済をすると、利用代金がすぐに口座から引落とされます。

Visa・Mastercard・JCBといった国際ブランド付きのデビットカードなら、各ブランドの加盟店で決済できます。具体的には、コンビニエンスストアやスーパー、オンラインストアなど、さまざまな場所で利用できます。口座残高の範囲内で支払うため、使いすぎを防ぎやすい点が特長です。

デビットカードの申込資格は、金融機関の口座を持つ満15歳以上(中学生を除く)とされているケースが多く、未成年でも申込めます。

プリペイドカード

プリペイドカードとは、事前にお金をチャージして支払う仕組みのカードです。チャージした金額の範囲内で支払うため、使いすぎを防ぎやすく、お金を管理しやすい点がメリットです。

プリペイドカードの多くは、申込資格に年齢制限が設けられていません。保護者の同意が必要な場合がありますが、未成年でも保有・利用が可能です。

プリペイドカードは、年会費や発行手数料が無料のケースが多く、手軽にキャッシュレス決済を利用できます。国際ブランド付きのプリペイドカードに関しては、クレジットカードと同様に幅広い店舗が対応しています。

クレジットカードを最初に保有した年齢は?

一般社団法人日本クレジット協会が18歳~25歳の男女に対して実施した調査結果に基づき、クレジットカードの保有状況や最初に保有した年齢など、各種情報を下表にまとめました※。

クレジットカードを保有しているかどうか
  • 保有している:67%
  • 保有していない:33%
本会員カードの保有枚数
  • 0枚:3%
  • 1枚:46%
  • 2枚:25%
  • 3枚以上:26%
家族カードの保有枚数
  • 0枚:65%
  • 1枚:25%
  • 2枚:6%
  • 3枚以上:4%
クレジットカードを最初に持った年齢
  • 18歳:28%
  • 19歳:21%
  • 20歳:30%
  • 21歳:10%
  • 22歳:8%
  • 23~25歳:3%

はじめてクレジットカードを保有した年齢として18歳・19歳と回答した人は合計で約半数を占めており、成人直後にクレジットカードを持ちはじめる方が多いことがわかります。

学生がクレジットカードを作るメリット

学生がクレジットカードを作るメリットは以下のとおりです。

  • お金の管理能力が身につく
  • 信用を積み上げることができる
  • 支払いがスムーズになる
  • 支払いでポイントがたまる
  • クレジットカードに付帯する特典を利用できる

各メリットを詳しく解説します。

お金の管理能力が身につく

クレジットカードの利用金額は、カード会社ごとに定められた支払日に支払います。たとえばライフカードの場合、毎月5日までの利用分がその月の27日もしくは翌月の3日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に口座から引落とされます。

クレジットカードを利用する際には、支払日までに請求額を用意する必要があるため、計画的な利用を心がけることが大切です。こうした管理を意識することで、若いうちからお金の管理能力を養うことにもつながります。

信用を積み上げることができる

クレジットカードやローンの契約では、審査の際に信用情報機関に登録された信用情報が照会されます。信用情報とは、クレジットカードやローンの申込み、利用状況、支払状況などの客観的な取引事実を登録した個人情報のことです。

クレジットカードを適切に利用し、遅れずに支払うことで、その履歴が信用情報として記録され、若いうちから信用情報(クレジットヒストリー)を積み上げることにつながります。

そのため、将来的にランクの高いクレジットカード(ゴールドカードやプラチナカード)に申込んだり、ローンを契約したりする際に、審査で有利に働く可能性があります。

支払いがスムーズになる

クレジットカードを利用すれば、レジで小銭を出したり、おつりを受け取ったりする必要がないため、支払いがスムーズになります。

また、オンラインストアでは、1度クレジットカード情報を登録すれば、次回以降は入力の手間なく購入が可能です。店舗での支払いだけでなく、オンラインストアを利用する際にもクレジットカードは便利です。

支払いでポイントがたまる

一般的に、多くのクレジットカードは利用金額に応じてポイントがたまります。

たまったポイントの使いみちはカード会社によって異なりますが、キャッシュバックを受けたり、ギフトカードや商品と交換したりと、さまざまな使いみちが用意されています。

毎月の利用金額が多いほどポイントがたまりやすいため、還元率や年会費などの条件によっては、現金で支払うよりクレジットカード払いのほうがおトクになる場合があります。

特に、進学を機に一人暮らしをはじめる学生は、公共料金の支払いや日々の食費など支出が増えるため、計画的に利用することを前提にクレジットカードの活用を検討するとよいでしょう。

クレジットカードに付帯する特典を利用できる

クレジットカードにはさまざまな特典があります。たとえば、ポイントの優遇や旅行傷害保険(海外・国内)、海外アシスタンスサービス、空港ラウンジの無料利用などが挙げられます。

クレジットカードによって付帯する特典は異なるため、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶと、よりメリットを実感しやすくなるでしょう。

学生がクレジットカードを使うときの注意点

家族カードはクレジットカードとほぼ同じ機能を持ちます。海外留学やホームステイで家族カードを使うときは、「使い方」に注意しましょう。特に注意したいのは以下の点です。

  • 使いすぎに注意する
  • リボ払いや分割払いには手数料がかかる
  • 不正利用されないように管理を徹底する

各注意点の詳しい内容を紹介します。

使いすぎに注意する

クレジットカードは、利用後に請求が来る「後払い式」のキャッシュレス決済です。手元に現金がなくても支払いができるため、お金が減っている実感を得にくい傾向があります。

クレジットカードは便利な決済手段ですが、使いすぎてしまう可能性があります。定期的に利用明細を確認し、支払日に残高不足とならないよう注意しましょう。

リボ払いや分割払いには手数料がかかる

リボ払いとは、クレジットカード利用分の支払いを一定額に分割して支払う方法です。また、分割払いとは、クレジットカード利用分を「3回・5回・10回」などと分割して支払う方法です。

クレジットカードには1回払いやリボ払い、分割払いといった支払方法があり、1回払いの場合は手数料がかかりません。2回払いは手数料が無料のカードが多いものの、一部加盟店やカード会社によっては手数料がかかる場合があります。3回以上の分割払いやリボ払いでは手数料がかかる点に注意しましょう。

学生がクレジットカードを利用するときは、基本的に1回払いがおすすめです。なお、クレジットカード会社によっては、1回払いで利用後にリボ払いや分割払いに変更できる場合があります。

ただし、後から分割払いに変更する場合は、購入時に分割回数を指定した場合と比べて手数料率が高くなることがあります。また、後から2回払いへ変更できない点にも注意が必要です。

このようなクレジットカードであれば、普段は1回払いをメインに利用し、支払いが厳しい場合にリボ払いや分割払いに変更することができるため、状況に応じた使い分けができて便利です。

不正利用されないように管理を徹底する

クレジットカードを紛失してしまうと、不正利用されるリスクがあります。持ち歩く際は、スリや置き引きなどの被害に遭わないように注意しましょう。また、カード番号や暗証番号などの大切な情報を、友人や知人などに教えないでください。

クレジットカードには、紛失・盗難による不正利用の被害に遭った場合、一定期間内であれば補償を受けられる制度があります。

クレジットカードの情報が契約者の故意または過失で流出した場合、不正利用のリスクが高くなるだけでなく、補償を受けられなくなることがあります。暗証番号を他人に教えることはこの「故意または過失」に該当します。

なお、万が一クレジットカードを紛失したり、盗難に遭ったりした場合は、カード会社に速やかに連絡しましょう。

学生が持つクレジットカードの選び方

上述したように、年齢が18歳に到達したら、本会員としてクレジットカードの保有を必要に応じて検討してみましょう。クレジットカードを選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。

  • 年会費無料で保有できるか
  • ご自身に適した優待特典・サービスが付帯しているか
  • ポイント付与率がどのくらいなのか

それぞれに関して詳しく解説します。

年会費無料で保有できるか

将来のために無駄な支出を避け、賢くお金を使いたいと考える若年層も多いでしょう。年会費無料のクレジットカードを選ぶことで、費用負担を抑えることができます。

ライフカードの場合、「クレジットカード一覧」のページで年会費無料の券種を探せます。

ご自身に適した優待特典・サービスが付帯しているか

クレジットカードごとに、付帯する優待特典・サービスが異なります。たとえば、学生向けの優待特典が付帯するクレジットカードもあります。特典やサービスの内容を確認し、ご自身に適したクレジットカードを選びましょう。

ライフカードの場合、「クレジットカード一覧」のページで「学生向け」や「旅行におすすめ」といった条件で絞り込み検索ができます。

ポイント付与率がどのくらいなのか

ポイント付与率を確認することも重要です。付与率が高いクレジットカードでショッピングすれば、ポイントがたまりやすいでしょう。

同じカード会社から発行されているクレジットカードでも、券種ごとにポイント付与率が異なります。また、特定の店舗でポイント付与率が上昇するクレジットカードもあるので、各カード会社の公式サイトで詳細をご確認ください。

ライフカードでは、通常、ショッピングでの利用1,000円につき1ポイントのサンクスポイントを獲得できます。獲得したポイントは、各種ギフトカードなどに交換できます。以下に示すように、年間利用金額に応じて翌年のポイント付与率が上昇することも魅力です。

  • 年間利用額50万円以上:翌年のポイント付与率が1.5倍に上昇
  • 年間利用額100万円以上:翌年のポイント付与率が1.8倍に上昇
  • 年間利用額200万円以上:翌年のポイント付与率が2倍に上昇

詳細を知りたい場合は、「おトクにポイントをためる」のページをご覧ください。

ポイントの価値は交換する商品・サービスにより変動

学生にはおトクな特典が付帯する学生専用ライフカードがおすすめ

学生やこれから進学予定の方には、おトクな特典が付帯する学生専用ライフカードがおすすめです。

学生専用ライフカードは、進学予定で満18歳以上の高校生であれば、卒業年の1月以降から申込みが可能です。家具・家電の購入や、ガス・電気・水道の契約などにも利用できるため、新生活の準備をする際に活用しやすいカードです。

在学中は年会費無料で保有でき、海外ショッピングご利用総額の4%分のキャッシュバックなど、充実した学生生活をサポートする特典やサービスが付帯しています。

事前エントリーが必要で、キャッシュバック金額の上限は年間累計10万円(インターネット海外サイト・国内免税店・機内販売は対象外)

また、学生専用ライフカード保有者は、海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」も利用できます。海外でのカードの紛失・盗難時に手続き案内や、病気・ケガの際に病院紹介を受けられるため、海外への留学や旅行を考えている学生に適したクレジットカードです。

サービスの内容によっては有料で、ご利用代金はライフカードでのお支払いです。「LIFE DESK」は、ツーリスト インターナショナル アシスタンス サービス株式会社(観光庁長官登録旅行業第1173号)への業務委託により提供しています。

さらに、条件達成でキャッシュバックを受けられる新規入会者向けの特典も用意しています。

新生活で利用するキャッシュレス決済手段として、ぜひ学生専用ライフカードの保有をご検討ください。

18歳を迎えたらクレジットカードの保有を検討しよう

クレジットカードは、18歳以上の大学生や専門学校生であれば、保護者の同意なしで申込みが可能です。

高校生は申込みの対象外としているクレジットカードが多いですが、一部のクレジットカードでは卒業を間近に控えている場合に申込めることがあります。

クレジットカードを利用すれば、支払いがスムーズになるだけでなく、ポイントがたまるため、条件によっては現金よりおトクに支払いができます。ただし、使いすぎには注意が必要なため、計画的に利用することを心がけましょう。

学生専用ライフカードは、大学生や専門学校生だけでなく、進学を控えている高校生も、卒業する年の1月以降は申込みが可能です。進学を機にクレジットカードの保有を考えている方は、学生専用ライフカードをご検討ください。

クレジットカードに関する注意事項

ご利用状況によっては手数料が発生したり、支払いの負担が増加したりする場合があります。リボ払いの手数料などに関して詳しく知りたい場合は、リボ払い<ショッピング>についてをご覧ください。

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新井 智美

この記事の監修者

新井 智美

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。

資格情報

・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・CFP® ・DC(確定拠出年金)プランナー ・住宅ローンアドバイザー ・証券外務員

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公式HP

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更新日:2026-06-01