ETCカードは学生でも発行できます。ETCカードを利用できるのは名義人本人に限られるため、高速道路のETCレーンを利用したい学生は、ご自身名義のETCカードが必要です。
本記事では、学生がETCカードを発行する方法やメリット・注意点を解説します。ETCカード用のクレジットカードを選ぶ際のポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
目次
学生が発行できるETCカードの種類
学生がETCカードを持つメリット
学生がETCカードを発行する際の注意点
発行手数料や年会費がかかる場合がある
学生がETCカード用のクレジットカードを選ぶ際のポイント
ETCカードの作り方・手順
学生のETCカード利用に関するよくある質問
ETCカードの発行は学生専用ライフカードがおすすめ
ETCカードで高速道路料金の支払いをスムーズに!
学生が発行できるETCカードの種類
ETCカードは、有料道路の料金所でスムーズに通行料金を決済するためのカードです。
個人が発行できるETCカードは、主に「クレジットカード付帯のETCカード」と「ETCパーソナルカード」の2つに分けられます。コスト、利用上限額などが異なるため、違いを理解しましょう
| 項目 | クレジットカード付帯のETCカード | ETCパーソナルカード |
|---|---|---|
| 発行手数料 | 0円~※1 | 月平均利用額を4倍した額のデポジット |
| 年会費 | 0円~※1 | 1,257円(税込) |
| 対象年齢 | 満18歳~※1 | 満16歳~※2 |
| 発行スピード | 1週間~3週間程度※ | 1ヶ月程度 |
| 利用上限額 | クレジットカードの利用限度額 | デポジット額 |
| 支払方法 | クレジットカードの利用代金とまとめて請求・引落し | 銀行口座から引落し |
※1
クレジットカードによって異なります。
※2
未成年は親権者の同意が必要です
クレジットカード付帯のETCカード
クレジットカード付帯のETCカードとは、クレジットカードの追加カードとして発行できるETCカードです。通行料金の支払いだけでなく、普段のお買い物にもクレジットカードを活用したい学生に適しています。
有料道路の通行料金は、毎月のクレジットカードの利用代金とあわせて請求されます。発行手数料や年会費はクレジットカード会社によって異なりますが、無料で発行できる場合もあります。
クレジットカード会社によっては、ETCカードの利用でも各クレジットカードのポイントがたまる場合があるほか、会員ページやスマホアプリなどでいつでも利用明細を確認できるため便利です。
なお、ご自身のクレジットカードを持っていない学生は、親のクレジットカードで家族カードを発行し、ETCカードを付帯することも可能です。ただし、家族名義のETCカードを発行できるかどうかはクレジットカード会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードとは、道路会社6社が共同で発行するETC専用のカードです。クレジットカード機能は付いておらず、平均利用月額の4倍の額をデポジット(保証金)として預け、その範囲内で通行料金の支払いにのみ利用できる仕組みです。
1,257円(税込)の年会費が必要ですが、クレジットカードを持っていない方でも発行できる点が特徴です。利用代金は銀行口座からの引落しで支払います。
学生がETCカードを持つメリット
ご自身の車を持たない学生でも、運転する機会があるならETCカードを持っておくと便利です。学生がETCカードを持つ主なメリットは以下のとおりです。
- ご自身名義のETCカードを保有できる
- ポイントがたまる
- 高速道路料金の割引を受けられる
- レンタカーやカーシェアを利用しやすくなる
- スマートICを利用できる
ご自身名義のETCカードを保有できる
ETCカードを利用できるのは、カードの券面に記載された名義人に限られます。
学生のなかには、ご自身の車を保有しておらず、親に借りて運転するケースもあるでしょう。しかし、その際に親のETCカードを借りて利用することは原則としてできません。
ご自身名義のETCカードを発行すれば、クレジットカードの規約に違反することなく、有料道路の料金所をスムーズに通過できます。親に車を借りた際も、ETCカードを差し替えるだけで利用できるため、手間がかかりません。
なお、前述のとおり、家族カードを発行すれば、家族カードの名義人でETCカードも発行できる場合もあります。
ポイントがたまる
「ETCマイレージサービス」に登録したうえでETCカードを利用すれば、有料道路の利用でポイントがたまります。
ETCマイレージサービスとは、ETCカードでの通行料金の支払額に応じて ポイントが付与されるサービスで、登録料や年会費もかかりません。登録完了日の当日からポイント付与の対象となり、たまったポイントは通行料金に充当できます。
また、クレジットカード付帯のETCカードを利用する場合は、各クレジットカードのポイントもたまる場合があります。
高速道路料金の割引を受けられる
ETCカードを利用すると、ETC限定の割引を受けられる点もメリットのひとつです。
| 割引の例 | 内容 |
|---|---|
| 深夜割引 | 深夜帯(0~4時)の走行で約30%割引 |
| 休日割引 | 土日祝日の走行で約30%割引 |
| 平日朝夕割引 | 毎月の対象走行回数に応じて最大100km相当分までの最大50%分を還元※ |
※
事前にETCマイレージサービスの登録が必要です。
上記の時間帯割引のほかに、各高速道路会社が期間や地域限定で割引を実施している場合もあります。割引の詳しい内容は、各高速道路会社のホームページにてご確認ください。
割引を活用することで高速道路を利用する際のコストを抑えられる点は、収入が限られる学生にとって大きなメリットでしょう。
レンタカーやカーシェアを利用しやすくなる
学生のなかには、車を保有していなくても、レンタカーやカーシェアで運転する機会がある方もいるでしょう。ETCカードと車に設置する車載器は独立しているため、必ずしもご自身の車でなくても利用できます。
そのため、ETCカードを持っていれば、レンタカーやカーシェアでの利用がスムーズになるほか、友人の車を借りて運転する際にご自身のETCカードを差し込むことも可能です。
スマートICを利用できる
スマートIC(スマートインターチェンジ)とは、高速道路へのアクセスを向上させる目的で設置されたETC専用の簡易型インターチェンジです。車載器にETCカードを挿入した車に限り利用できます。
スマートICは全国165箇所※に設置されており、サービスエリアやパーキングエリアなどから一般道に乗り降りができるため、移動時間の短縮につながる可能性があります。
※
2026年3月31日時点の情報
学生がETCカードを発行する際の注意点
ETCカードは、学生にとっても利便性や経済面で多くのメリットがありますが、誰でも発行できるわけではありません。また、コストや発行にかかる時間も把握しておく必要があります。
この章では、学生がETCカードを発行する際の注意点を解説します。
- 審査を通過する必要がある
- 発行手数料や年会費がかかる場合がある
- ETCカードの発行には時間がかかる
審査を通過する必要がある
クレジットカード会社のETCカードは、追加カードとして発行されるため、利用するにはクレジットカードの審査が必要です。
クレジットカードの審査では、申告内容や信用情報(クレジットカードやローンの利用状況)などをもとに、支払能力があるかどうかが総合的に判断されます。審査に通過できなければ、ETCカードの発行はできません。
いっぽう、ETCパーソナルカードを発行する際も審査が実施されますが、クレジットカードのような信用情報の照会などは行われません。
発行手数料や年会費がかかる場合がある
ETCカードによっては、発行手数料や年会費がかかる場合があります。発行手数料は発行時に発生する手数料で、年会費は毎年かかる費用です。また、紛失・破損時などに再発行手数料がかかるケースもあります。
特に、ETCカードの利用頻度が低い学生は、コストとメリットのバランスを意識して検討することが大切です。
さらに、ETCパーソナルカードを発行する場合は、年会費に加え、デポジット(保証金)を預けなければなりません。
| 費用の種類 | 金額 |
|---|---|
| 年会費 | 1,257円 |
| デポジット(保証金) | 平均利用月額の4倍の額(最低3,000円) |
また、平均利用月額は申込みの際に自己申告しますが、発行後、実際の利用実績に応じて増額が必要となる場合もあります。
ETCカードの発行には時間がかかる
ETCカードは、発行までに時間がかかる傾向があるため、余裕をもって申込みましょう。
クレジットカードに付帯するETCカードの発行にかかる時間は、クレジットカード会社によって異なりますが、一般的には1週間~3週間程度です。クレジットカードの申込時に同時発行する場合、本カードとは別に届く場合もあります。
また、ETCパーソナルカードの発行には、申込みから1ヶ月程度の期間を要します。
学生がETCカード用のクレジットカードを選ぶ際のポイント
ETCカード自体の機能やサービスには多少の違いがあるものの、基本的にはクレジットカード会社ごとに大きな違いはありません。
いっぽうで、クレジットカードのサービス内容はさまざまです。ETCカードを発行するためのクレジットカードは、以下のようなポイントに注目し、ご自身に合った1枚を選びましょう。
- 年会費無料のものを選ぶ
- ポイント還元率で選ぶ
- ポイントの使いやすさで選ぶ
- 学生向けの特典で選ぶ
年会費無料のものを選ぶ
コストを抑えたい学生には、年会費無料のクレジットカードがおすすめです。
ただし、年会費無料のクレジットカードでも、初年度のみ無料のものや一定の条件を満たすと無料になるものもあるため、条件をよく確認しましょう。
ポイント還元率で選ぶ
ポイント還元率とは、利用金額に対して何円相当のポイントがもらえるかをパーセンテージで示したものです。
還元率が高いクレジットカードを選べば、普段のお買い物やETCの利用で効率よくポイントがたまります※。
※ETC利用分はポイント付与対象外となる場合もあります。
ただし、単純に還元率の高さだけで選ぶのではなく、よく利用するお店でポイントがたまりやすいか、毎月の固定費の支払いでポイントがたまるかなども含めて、総合的に判断することが大切です。
ポイントの使いやすさで選ぶ
たまったポイントを十分に活用するためには、使いやすいかどうかも重要です。具体的には、以下のような点に注目して選びましょう。
- ポイントの使いみちの選択肢が多いか
- よく利用する店舗やサービスでポイントを利用できるか
- ポイントの有効期限に余裕があるか
有効期限が短いと、たまったポイントを使い切れず、無駄になってしまう可能性があります。また、使いみちがご自身のライフスタイルに合っているかどうかも確認しましょう。
学生向けの特典で選ぶ
学生向けの特典が付帯するクレジットカードを選べば、一般的なクレジットカードよりおトクに利用できるケースがあります。
「学生限定でポイントがアップする」「旅行傷害保険が付帯する」など、さまざまな特典があるため、比較してご自身に合ったものを選びましょう。
車を運転する機会が多い学生は、ロードサービスなど車関連の特典に注目するのもひとつの方法です。
ETCカードの作り方・手順
| ETCカードの種類 | 申込先 |
|---|---|
| クレジットカード付帯のETCカード | クレジットカード会社 |
| ETCパーソナルカード | ETCパーソナルカード事務局 |
スムーズに発行できるように、手続きの流れを把握しましょう。
クレジットカード付帯のETCカードを発行する場合
クレジットカード付帯のETCカードは、クレジットカードの発行と同時に申込む方法と、保有しているクレジットカードに追加する方法があります。
クレジットカードの発行と同時に申込む場合の一般的な流れは以下のとおりです。
- クレジットカードの申込時にETCカードの発行を希望する
- 審査が実施される
- クレジットカード・ETCカードを受取る
クレジットカードを申込む際は、本人確認書類や引落口座の情報を用意したうえで手続きをしましょう。
いっぽう、追加でETCカードを申込む場合は、会員ページなどで手続きします。
- 会員ページなどでETCカードを申込む
- 審査が実施される
- ETCカードを受取る
追加でETCカードを申込む際は、クレジットカード会社に届け出ている住所に変更がないかをあらかじめ確認しましょう。
ETCパーソナルカードを発行する場合
ETCパーソナルカードは、ETCパーソナルカード事務局に対して申込みをします。流れは以下のとおりです。
- ETCパーソナルカード利用申込書を事務局に郵送する
- デポジットを振込む
- ETCパーソナルカードを受取る
「ETCパーソナルカード利用申込書」は、「ETCパーソナルカードWebサービス」で作成するか、サービスエリアなどのインフォメーションで入手して記入します。デポジットの振込みが確認できてからの発行となるため、速やかに手続きしましょう。
学生のETCカード利用に関するよくある質問
学生のETCカード利用に関するよくある質問を紹介します。
高校生でもETCカードを発行できる?
クレジットカード付帯のETCカードは、一般的に満18歳以上(高校生を除く)の方が発行できます。満18歳でも高校生の方は基本的に発行できません。ただし、クレジットカード会社によっては、卒業前から発行できる場合もあります。
いっぽう、ETCパーソナルカードは、満16歳から発行が可能です。ただし、未成年者は親権者の同意が必要です。
親のETCカードを使うとどうなる?
ETCカードが利用できるのは名義人に限られるため、親のETCカードを借りて使った場合は規約違反となり、強制解約などのペナルティを受ける可能性があります。
強制解約されると、今後のクレジットカードの発行にも影響を与える可能性があるため、ETCを利用したい学生はご自身名義のETCカードを発行しましょう。
ETCカードの使い方は?
ETCカードの発行後、有料道路で利用するまでの手順は以下のとおりです。
- 車載器の設置・セットアップをする
- 車載器にETCカードを挿入する
- 高速道路の料金所(ETCレーン)を通行する
車載器の設置とセットアップ(車両情報の登録)は、カーディーラーやカー用品店・自動車整備工場などの「セットアップ登録店」で可能です。
セットアップ完了後、車載器にETCカードを挿入したあとは、料金所のETCレーンを通行するだけで通行料金を支払えます。時速20km以下に減速して「ETC専用」または「ETC/一般」レーンに進入し、車間距離をあけて通過しましょう。
ETCカードの発行は学生専用ライフカードがおすすめ
ETCカードを発行したい学生には、学生専用ライフカードがおすすめです。
学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方が対象です。進学予定で満18歳以上の高校生の方も、卒業する年の1月以降に申込めます。
学生専用ライフカードでは、追加カードとしてライフETCカードが発行できます。年会費は1,100円ですが、初年度無料で保有でき、さらにクレジットカードもしくはETCカードを1年に1度でも利用した場合、翌年の年会費も無料となります。
また、クレジットカード自体の年会費は永年無料です。学生専用ライフカードは学生特典が充実しており、在学中における海外ショッピング利用総額の4%をキャッシュバック※されます。
※
キャッシュバック金額の上限は、年間累計10万円となります。
※
事前エントリーが必要です。
※
インターネット海外サイト、国内免税店、機内販売は対象外となります。
ETCカード用のクレジットカードが必要な方、海外旅行や留学に役立つクレジットカードがほしい学生の方は、ぜひ学生専用ライフカードをご検討ください。
ETCカードで高速道路料金の支払いをスムーズに!
学生がETCカードを発行すると、ご自身名義のETCカードを保有でき、ポイントがたまる、割引が受けられるなどのメリットもあります。
ETCカードには、クレジットカード付帯のETCカードとETCパーソナルカードがあり、発行方法、年会費、発行にかかる期間などが異なるため、違いをよく理解して検討しましょう。
クレジットカードは、ETC利用料金の支払いだけでなく、普段のお買い物にも便利です。学生専用ライフカードは入会初年度のポイントが1.5倍、お誕生月は3倍になるなど、ポイントがたまりやすいサービスが充実しています。
※ETCカードのご利用分はポイントの対象外です。
ETCカードを発行したい学生は、ぜひ学生専用ライフカードをご検討ください。