ETCカードの作成を考えている方のなかには、「クレジットカードがないと作れないのでは?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。ETCカードにはいくつかの種類があり、クレジットカードの有無によって選べるカードが異なります。
本記事では、クレジットカードなしでETCカードを利用する方法や、それぞれの特徴・違い、目的に合わせた選び方を解説します。
<この記事のポイント>
- クレジットカードなしでETCカードを利用する方法を解説
- ETCパーソナルカードの特徴やメリット・デメリットを整理
- クレジットカード付帯のETCカードとの違いや選び方を紹介
目次
クレジットカードがないとETCカードは作れない?
ETCパーソナルカードのメリット
ETCパーソナルカードのデメリット
事前にデポジットを預ける必要がある
クレジットカード付帯ETCカードとの違い
目的別にみるおすすめのETCカード
クレジットカード付帯のETCカードが向いている方
ETCカードを作るなら、年会費無料のライフカードがおすすめ
ETCカードはクレジットカードなしでも作れる!ご自身に合った選び方を
クレジットカードがないとETCカードは作れない?
ETCカードは、クレジットカードに追加して発行するタイプが広く普及しています。そのため、クレジットカードがないとETCカードは作れないと思っている方もいるかもしれません。
しかし、クレジットカードがなくても利用できるETCカードとして、ETCパーソナルカードがあります。以下では、ETCパーソナルカードの特徴を解説します。
ETCパーソナルカードの概要
ETCパーソナルカードは、高速道路会社6社が共同で提供している有料道路の通行料金の支払いに特化したETCカードです。
ETC車載器にカードを差し込むことで、高速道路の料金所をETCで通行できます。利用料金は、毎月まとめて登録した金融機関口座から引落されます。
ETCパーソナルカードのメリット
ETCパーソナルカードにはいくつかのメリットがあります。主なメリットは以下のとおりです。
- クレジットカードの審査なしでETCカードを作れる
- ETC利用による各種割引が適用される
- 16歳から申込める
それぞれのメリットを詳しく解説します。
クレジットカードの審査なしでETCカードを作れる
ETCパーソナルカードは、事前にデポジット(保証金)を預ける仕組みを採用しています。デポジットを担保として利用料金の支払いが保証されるため、クレジットカードのような与信審査を受けなくてもETCカードを作成できます。
クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードの審査に不安がある方でもETCを利用できる点が、ETCパーソナルカードの特徴です。
ETC利用による各種割引が適用される
ETCパーソナルカードは、クレジットカード付帯のETCカードと同様に、ETC利用による各種割引が適用されます。主な割引は以下のとおりです。
| 割引の種類 | 内容 |
| 平日朝夕割引 | 平日の朝夕に高速道路を利用した回数に応じて、通行料金の一部が後日還元される |
| 休日割引 | 土日・祝日に対象道路を利用した場合、通行料金が割引される |
| 深夜割引 | 深夜時間帯(主に0時~4時)に高速道路を利用した場合、通行料金が割引される |
各種割引を活用することで、高速道路の通行料金を抑えられる点がメリットです。
16歳から申込める
ETCパーソナルカードは、16歳以上であれば申込みが可能です。
クレジットカードは満18歳以上(高校生を除く)を申込条件としている場合が多いため、18歳未満の場合、クレジットカード付帯型ETCカードの保有ができないこともあるでしょう。
いっぽう、ETCパーソナルカードは親権者の同意があれば16歳から保有できます。18歳未満の場合はETCパーソナルカードを利用することも選択肢のひとつです。
ETCパーソナルカードのデメリット
ETCパーソナルカードは、クレジットカード審査が不要などのメリットがあるいっぽう、以下のような負担や制限があります。
- 事前にデポジットを預ける必要がある
- 複数枚は申込めない
- 申込みから利用開始まで時間がかかる
利用する前に、これらのデメリットも確認しておきましょう。以下でそれぞれを詳しく解説します。
事前にデポジットを預ける必要がある
TCパーソナルカードでは、事前にデポジットを預ける必要があります。デポジットは、ETC利用料金の支払いを担保するための預託金です。
申込みの際には、1ヶ月あたりの平均利用額を申告し、その4倍の金額をデポジットとして預けます。平均利用月額ごとのデポジット額は以下のとおりです。
| 平均利用月額 | デポジット額 |
|---|---|
| 750円 | 3,000円 |
| 1,250円 | 5,000円 |
| 2,500円 | 10,000円 |
| 5,000円 | 20,000円 |
| 10,000円 | 40,000円 |
| 15,000円 | 60,000円 |
| 20,000円 | 80,000円 |
預けたデポジットは利用料金に充当されるわけではありませんが、カードを解約した際には返還されます。
※出典:
NEXCO東日本 ドライバーズサイト「ETCカード・ETCパーソナルカード」
複数枚は申込めない
ETCパーソナルカードは、1名義につき1枚しか申込めません。クレジットカード付帯のETCカードとは異なり、同一名義で複数枚を保有することはできない仕組みです。
そのため、紛失や破損などに備えて予備のETCカードを持つことができない点に注意が必要です。
申込みから利用開始まで時間がかかる
ETCパーソナルカードは、申込みから利用開始まで複数の手続きが必要なため、一定の時間がかかります。主な申込みの流れは以下のとおりです。
- 利用申込書を作成する
- 事務局に郵送する
- 事務局から返送される払込用紙でデポジットを入金する
- カードが郵送される
利用申込書は「ETCパーソナルカードWebサービス」で作成できます。ただし、そのままオンラインで申込みが完結する仕組みではなく、作成した申込書の郵送が必要です。
また、デポジットの入金からカード到着までには2週間程度かかります。高速道路を利用する予定がある場合は、余裕を持って申込みましょう。
クレジットカード付帯ETCカードとの違い
ETCパーソナルカードとクレジットカード付帯のETCカードは、申込条件や支払方法、費用などいくつかの点で異なります。主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | ETCパーソナルカード | クレジットカード付帯ETCカード |
|---|---|---|
| 申込みできる年齢 | 16歳以上 | 満18歳以上(高校生を除く) |
| クレジットカードの保有 | 不要 | 必要 |
| 申込方法 | 郵送 | WEB・郵送・窓口など(カード会社による) |
| デポジット | 必要 | 不要 |
| 支払方法 | 登録口座から直接引落し | クレジットカード利用分と合算して支払い |
| 与信審査 | なし | あり |
| 年会費 | 1,257円 | 無料または条件付き無料が多い |
| ポイント | ETCマイレージ | ETCマイレージ+クレジットカードのポイント(カード会社による) |
| 機能・付帯サービス | ETC利用に特化したシンプルな機能 | ショッピング・キャッシング・カード優待なども利用可能 |
以下では、それぞれの違いを詳しく解説します。
申込条件や発行方法の違い
クレジットカード付帯のETCカードは満18歳以上(高校生を除く)が対象である場合が多いのに対し、ETCパーソナルカードは16歳以上から申込みが可能です。
また、申込方法も異なります。ETCパーソナルカードは、クレジットカードを持っていなくても申込みが可能です。ただし、申込書の郵送やデポジットの入金が必要で、WEBだけで手続きが完結するわけではありません。そのため、利用開始までには比較的時間がかかります。
いっぽう、クレジットカード付帯のETCカードは、対象となるクレジットカードの保有が前提です。クレジットカード申込時に同時発行する方法や、会員専用サイトから追加で申込む方法などがあり、比較的手続きがシンプルです。
支払方法の違い
ETCパーソナルカードは、登録した金融機関口座からの振替で利用料金を支払う仕組みです。クレジットカードを介さず、ETC利用分のみが口座から直接引落されます。利用料金は1ヶ月単位で集計され、引落日は毎月27日(休業日の場合は翌営業日)です。
クレジットカード付帯のETCカードは、クレジットカードの利用代金と合算して請求されます。基本的には1回払いですが、カード会社によってはあとから分割払いやリボ払いへの変更が可能です。
費用の違い
ETCパーソナルカードは、発行時にデポジット(保証金)を預けます。年会費(1,257円)も発生するため、利用の有無に関わらず一定の費用がかかります。預けたデポジットは解約時に返還されますが、ETC利用料金に充当されるわけではありません。
クレジットカード付帯のETCカードは、デポジットが不要です。年会費も無料、または条件付きで無料となる場合が多く、初期費用や維持費を抑えやすい点が特徴です。
ポイントや機能の違い
ETCパーソナルカードは、別途登録するとETCマイレージサービスのポイントをためられます。高速道路の通行料金に応じてポイントが付与され、たまったポイントは通行料金に還元できます。
クレジットカード付帯のETCカードでは、クレジットカードのサービスが適用される点が特徴です。ETCマイレージサービスのポイントに加えて、クレジットカードのポイント還元も受けられる場合があります。
また、クレジットカードのショッピング機能やキャッシング機能、カード会社ごとの優待や付帯サービスを利用できる点も違いのひとつです。
目的別にみるおすすめのETCカード
ETCパーソナルカードとクレジットカード付帯のETCカードは、それぞれ特徴が異なるため、利用目的によって選びやすいタイプが変わります。
以下では、目的別の視点からおすすめのETCカードを解説します。
ETCパーソナルカードが向いている方
ETCパーソナルカードは、以下のような方に向いています。
- クレジットカードを持たずにETCを利用したい
- ETC利用をシンプルに管理したい
- 高速道路料金の支払機能があれば十分
- クレジットカードを持てない年齢である
クレジットカードを使わずにETCを利用できる点が、ETCパーソナルカードの大きな特徴です。そのため、ETCの利用に機能を絞りたい場合や、クレジットカードを持っていない場合に適しています。
クレジットカード付帯のETCカードが向いている方
クレジットカード付帯のETCカードは、以下のような方におすすめです。
- 初期費用やランニングコストを抑えたい
- 家計管理や手続きをシンプルにしたい
- カードの優待や付帯サービスを活用したい
クレジットカード付帯のETCカードは、ETC利用分をクレジットカードの利用代金とまとめて管理できる点が特徴です。カード会社の優待サービスも活用できるため、日常の支払いとあわせて便利に利用したい場合に役立ちます。
ETCカードを作るなら、年会費無料のライフカードがおすすめ
ライフカードは年会費無料で利用できるクレジットカードで、ライフETCカード※1の追加発行に対応しています。
クレジットカード利用額に応じてポイントが付与されるほか、入会後1年間はポイント1.5倍、誕生月の利用はポイント3倍になる特典があります※2。日常のお買い物とETC利用分をまとめて管理できる点も特徴です。
ライフETCカードは、初年度年会費無料で利用できるETCカードで、1回以上の利用があれば、翌年度も年会費無料で利用できます※3。ETC利用分はライフカードの利用代金と合算して請求されるため、便利にご利用いただけます。
※1
一部カードを除く。
※2
ETCカードのご利用分はポイント付与の対象外です。
※3
一部の提携カードは次年度以降550円(税込)かかります。
ETCカードはクレジットカードなしでも作れる!ご自身に合った選び方を
クレジットカードを持っていなくても、ETCパーソナルカードを作成すればETCを利用できます。
いっぽうで、支払いの管理のしやすさを重視する際は、クレジットカード付帯のETCカードも有効な選択肢です。
それぞれの特徴や違いを理解したうえで、利用目的や管理方法に合わせて、ご自身に合ったETCカードを選びましょう。