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デビットカードとクレジットカードの違いについて解説

商品やサービスをキャッシュレスで支払えるデビットカード。
海外ではデビットカードでの支払いが主流の国もありますが、国内の決済比率はクレジットカードの約27分の1で、
普及率が低い状態が続いています。

デビットカードに興味はあるものの、特徴をよく理解できておらず、利用に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、デビットカードの特徴や仕組み、クレジットカードやキャッシュカード、プリペイドカードとの違いを解説します。
デビットカードを利用するメリットやデメリットも紹介するので、デビットカードに興味のある方はぜひご一読ください。

デビットカードとは?

デビットカードは、銀行などが発行する決済カードのことです。クレジットカードと同様に、商品やサービスの購入に利用できます。

デビットカードは現金を使わずに支払える「キャッシュレス決済」の一つです。キャッシュレス決済にはデビットカードのほか、クレジットカードや電子マネー、スマートフォン決済などの種類が挙げられます。

デビットカードの特徴や仕組み

デビットカードの特徴は「即時払い式」である点です。デビットカードで商品やサービスを支払うと、代金が銀行等の口座から即時に引落とされます。

プリペイド式の電子マネーのように、事前にチャージしておく必要はありません。また、口座残高を超えた金額の決済はできないので、使い過ぎを防げます。

そのほか、カードをつくるときに与信審査がない点も大きな特徴です。

デビットカードの種類

デビットカードには「J-Debit」(ジェイデビット)と「国際ブランドデビットカード」の2種類が提供されています。

J-Debitは、銀行などの金融機関のキャッシュカードで決済できるサービスです。デビットカードとキャッシュカードが一体となっているため、キャッシュカード一体型とも呼ばれています。J-Debit は、国内のスーパーや百貨店などのJ-Debit加盟店でのみ利用可能です。

国際ブランドデビットカードは、国際ブランドのネットワークを活用して決済できるサービスです。クレジットカードと同様に、スーパーやコンビニ、ショッピングサイトなど、付帯する国際ブランドの加盟店で利用できます。

クレジットカードとの違い

デビットカードとクレジットカードは、店舗でカードを提示し、レジの専用端末にカードを読み込ませて利用する点では同じです。ただし、支払うタイミングや利用できる場所などに違いがあります。

クレジットカード デビットカード
与信審査 あり なし
支払うタイミング 後払い 即時払い
支払回数 1回払い/分割払い/リボ払い/ボーナス払いなど 1回払い
利用できる場所 国際ブランドの加盟店 国際ブランドの加盟店。ただし、J-Debitは国内かつ店舗での利用に限られる
ETCカード・家族カード 追加できる 追加できないことがほとんど
ポイント 利用金額に応じて付与されることがある 利用金額に応じて付与されることがある

与信審査

クレジットカードには審査があります。借入額が多い場合や返済に遅れたことがある場合、また、申込者が未成年の場合も、審査に不利になるかもしれません。

いっぽう、一般的にはデビットカードには与信審査がありません。預金口座があり、デビットカード発行会社が定める年齢(15歳以上のことが一般的)などの条件を満たせば、原則として誰でも利用できます。

クレジットカードの審査に通過するか不安な状況でも、デビットカードなら発行できる可能性があります。

支払うタイミング

クレジットカードは後払い式です。1ヶ月分の利用額が、約1~2ヶ月後にまとめて口座から引落とされます。次回の引落しの案内がクレジットカード会社から届くため、引落日までに請求額を入金しておくことが必要です。

いっぽう、デビットカードは即時払い式です。店舗やインターネットショッピングで決済をした瞬間に、利用額が口座から引落とされます。決済の都度、口座から引落とされるため、デビットカード会社から後日請求が届くことはありません。

支払方法

クレジットカードは支払方法を選択できることがあります。1回払いだけではなく、2回払いや6回払いのように分割で支払う、リボ払いのように月々の支払額を定額にする、ボーナス払いのように支払う時期をずらすなど、自由度の高い支払いが可能です。

ただし、分割払いやリボ払い、ボーナス払いを選択すると、手数料が発生する可能性もあるため注意が必要です。手数料なしで支払いたいときは、1回払いを選択しましょう。

また、2回払いも手数料無料で利用できることがありますが、クレジットカードによって異なるため確認しておきましょう。

いっぽう、デビットカードは1回払いのみのため、手数料がかかりません。ただし、海外で利用する場合は為替手数料などが上乗せされた金額を支払うことになります。

利用できる場所

国際ブランドの加盟店なら、クレジットカードもデビットカードも利用できます。たとえば、Visaのマークがついたクレジットカード・デビットカードは、Visaでの決済に対応しているVisa加盟店で利用可能です。

店舗の場合なら、レジカウンターや入口のドアに対応している国際ブランドのステッカーが貼付していることがあるため、カードを出す前に確認してみてください。

ただし、J-Debitは国内利用に限られている点に注意が必要です。また、インターネットショッピングにも対応していません。海外やインターネットショッピングでカードを使って決済したい方は、国際ブランドのクレジットカードかデビットカードを準備しておきましょう。

ETCカード・家族カード

クレジットカードは、ETCカードや家族カードの発行に対応していることが一般的です。

いっぽう、ほとんどのデビットカードでは、ETCカードを発行できません。一部のデビットカードではETCカードに対応していますが、「デビットカードだけではなく、クレジットカードとしても利用できること」といった条件を満たしていることが求められることが一般的です。

また、ほとんどのデビットカードでは家族カードも発行できません。しかし、一部のデビットカードでは家族カードに対応しており、一つの口座に複数の利用者を紐づけられます。パートナーや家族と同一口座で支払いを管理でき、家計管理がしやすくなるでしょう。

ポイント

クレジットカード・デビットカードのどちらも、利用金額に応じたポイントが還元されることがあります。

現金で支払うときにはクレジットカード・デビットカードのポイント制度を利用できないため、1回払いのように手数料不要の支払方法を選べば現金よりおトクになることもあるでしょう。

ただし、ポイント制度の有無、ポイント還元の条件、還元率はカードによって異なります。おトクに支払うためにも、クレジットカード・デビットカードに申込む前に確認しておきましょう。

キャッシュカードとの違い

デビットカードは、商品やサービスの代金を支払うときに利用するカードです。たとえば、レストランで飲食したときの代金、インターネットショッピングで洋服を購入したときの代金などを、デビットカードで支払います。

いっぽう、キャッシュカードは口座からお金を引き出す際や、口座に預ける際に利用するカードです。口座に直結している点ではデビットカード・キャッシュカードは同じですが、それぞれ利用シーンが異なります。

また、海外での利用も異なります。デビットカードは商品やサービスの代金の支払いだけでなく、対応しているATMから現地通貨を引き出すことも可能です。いっぽう、キャッシュカードは原則として国内のATMだけで利用できるため、現地通貨の引き出しには対応していません。

プリペイドカードとの違い

デビットカードとプリペイドカードは、支払いの仕組みが異なります。デビットカードは決済した瞬間に口座から代金が引落とされる即時払い式です。

いっぽう、プリペイドカードは前もってカードに入金(チャージ)しておき、店舗などで代金を支払います。

支払いの仕組みは異なりますが、デビットカードとプリペイドカードは共通点も多いです。たとえば、デビットカードは口座残高を超えるお買い物には利用できず、プリペイドカードはチャージ残高を超えるお買い物には利用できません。そのため、クレジットカードのように後日請求が届くこともありません。

また、審査不要で利用できる点も、デビットカード・プリペイドカードに共通しています。クレジットカードの審査に通過するか不安なときは、デビットカードやプリペイドカードを検討してみましょう。

デビットカードのメリット

デビットカードの主なメリットは下記のとおりです。

  • 現金を持ち歩かなくてよい
  • 使いすぎ防止になる
  • チャージの手間がない

各メリットの詳しい内容を以下で紹介します。

現金を持ち歩かなくてよい

デビットカードはカード決済が可能なため、現金を多く持ち歩かなくて良い点がメリットです。レジカウンターで小銭を数える手間もなく、キャッシュレスでスマートな支払いが可能です。

また、手持ちの現金が足りなくなっても、ATMを探してお金を引き出す手間を省けます。

使いすぎ防止になる

デビットカードは、使いすぎを防止できるメリットがあります。

クレジットカードは設定されたご利用可能枠まで利用でき、分割払いやリボ払いができるので、すぐに支払えない金額の決済ができてしまいます。

いっぽうデビットカードは、口座残高を超えた金額の決済はできません。預貯金口座の残高の範囲内で利用するため、使いすぎが気になる方におすすめのカードです。

チャージの手間がない

デビットカードは、チャージの必要がない点もメリットです。

電子マネーやプリペイドカードを利用する場合、事前にお金をチャージする必要があります。また、定期的にチャージ金額を確認し、足りなくなったら再びチャージしなければなりません。

その点、デビットカードは口座残高から代金が即座に引落とされるので、手間と労力を省くことができます。

デビットカードのデメリット

デビットカードは便利な側面があるいっぽう、使用上で注意したいデメリットもあります。主なデメリットは下記のとおりです。

  • 使えるお店が限られる
  • 分割払いやリボ払いはできない
  • ETCカードは基本的に発行できない
  • 口座残高不足だと決済できない

以下、各デメリットの詳細を解説します。

使えるお店が限られる

デビットカードのなかでも、J-Debitは国内のスーパーや百貨店など利用可能な店舗が限られる点に注意が必要です。また、J-Debitはインターネットショッピングでは利用できません。

分割払いやリボ払いはできない

デビットカードは預貯金口座からの即時引落しのため、支払回数は原則1回払いのみです。いっぽう、クレジットカードは分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどそのほかの支払方法に対応しています。

ETCカードは基本的に発行できない

デビットカードは、基本的にETCカードを追加発行できません。クレジットカードのなかにはETCカードを追加発行できるカードもありますが、デビットカードにはそのような機能がない点もデメリットです。

口座残高不足だと決済できない

デビットカードを利用できるのは口座に入っている金額の範囲内です。口座残高が不足すると、決済ができない点に注意しましょう。比較的高額のお買い物をするときは、事前に口座残高を確認し、支払いが可能か確認する必要があります。

デビットカードとクレジットカードの上手な使い分け

デビットカードとクレジットカードはそれぞれに特徴があるため、ご自身の利用スタイルに合わせた使い分けがおすすめです。以下では、デビットカードとクレジットカードの場合に分けて上手な使い分けを紹介します。

デビットカードがおすすめの場合

デビットカードは、使いすぎを防止したい場合におすすめです。

また発行に審査が不要なため、主婦や学生など収入のない方や、クレジットカードの審査が不安な方にも向いています。

クレジットカードがおすすめの場合

クレジットカードは、ポイントを効率的にためたい場合や、分割払いやリボ払いを利用したい場合、口座からの引落しを翌月にしたい場合などに適しています。ただし、分割払いやリボ払いには手数料が発生するため、計画的に利用しましょう。

そのほか、クレジットカードはデビットカードと比較すると優待サービスや利用特典が充実している傾向にあるため、付帯サービスを重視する方にもおすすめです。

おトクな優待サービスやポイントなら「ライフカード」がおすすめ!

キャッシュレスで支払いができて、ポイントや優待サービスが充実している決済手段を利用したい方には、ライフカードがおすすめです。

ライフカードは年会費無料のクレジットカードで、キャッシュレスでの便利なお買い物ができます。優待サービス が充実していて、国内のショップやレストラン、アミューズメントスポットのほか、海外のホテルなどでも優待を受けられます。

また、ライフカードはおトクな ポイントプログラム も特長です。入会初年度はポイント1.5倍、お誕生月はポイント3倍になるほか、それ以外の月は利用額に応じたステージ制でポイント最大2倍となるなど、充実したポイントプログラムを提供しています。

さらに、入会後に所定の条件を達成することでおトクな特典がもらえるプログラムもご用意しております。この機会にぜひお申込みをご検討ください。

デビットカードやクレジットカードの違いを知って上手に利用しよう

デビットカードとクレジットカードは、商品やサービスをキャッシュレスで決済できる点では共通しています。

ただし、デビットカードは「即時払い式」であり、クレジットカードは「後払い式」である点が異なります。分割払いやリボ払いを利用できるか、ETCカードを追加発行できるかなどの違いもあるので、ご自身の利用スタイルに合ったカードを選択しましょう。

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