公共料金をクレジットカード払いにする方法や注意点を解説

電気料金やガス料金、水道料金など、近年では多くの公共料金がクレジットカード払いに対応しています。
キャッシュレスでスマートな支払いができるほか、ポイントの還元を受けられる点がメリットです。
本記事では、クレジットカード払いが可能な公共料金の具体例や手続きの方法やメリット、注意点を解説します。
クレジットカードを上手に活用して、おトクに公共料金を支払いましょう。
クレジットカード払いが可能な公共料金は?
クレジットカード払いが可能な公共料金は、以下が挙げられます。
- 電気、ガス、水道料金
- 通信費やNHK受信料
- 税金、国民年金保険料、国民健康保険料
各料金の詳しい内容を紹介します。
電気、ガス、水道料金
電気料金、ガス料金、水道料金などは、クレジットカード払いが可能な公共料金の代表例です。
たとえば、大手の電力会社やガス会社の多くはクレジットカード払いに対応しています。また、自由化に伴い選択可能となった「新電力」や「新ガス」でも、クレジットカード払いが可能です。
なお、水道は各自治体の水道局が管理しているため、すべての自治体がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。水道料金をクレジットカード払いにしたい場合は、事前にお住まいの自治体が対応しているか確認しておきましょう。
通信費やNHK受信料
スマホ利用料やインターネットプロバイダ料などの通信費、NHK受信料、新聞購読料などもクレジットカード払いができる公共料金です。
事前にクレジットカード払いの手続きをしておけば、支払忘れの心配もありません。オンラインで手続きできる事業者も多く、好きなタイミングで手続きが可能な点もメリットです。
税金、国民年金保険料、国民健康保険料
近年は、自動車税、固定資産税、不動産取得税などの各種税金のほか、国民年金保険料や国民健康保険料もクレジットカード払いが可能となっています。
たとえば、申告所得税や法人税、相続税などの国税は、「国税クレジットカードお支払サイト」で納付できます。国民年金保険料も毎月納付のほか、クレジットカードでの6ヶ月前納や1年前納、2年前納が可能です。
いっぽう、地方税や国民健康保険は自治体により対応が異なります。税金や社会保険の種類によってクレジットカード払いの対応に違いがある点は覚えておきましょう。
公共料金をクレジットカード払いにする方法
公共料金のクレジットカード払いは、事前にカード情報を登録して支払う方法が一般的です。
たとえば、東京都水道局の場合、「東京都水道局アプリ」をダウンロードして会員登録をすると、アプリ上でクレジットカード払いの手続きができます。そのほか、郵送での申込みも可能です。
クレジットカード払いの手続きはオンライン上でできる場合もあれば、書類を取り寄せて郵送で手続きする場合もあります。サービスの提供元によって方法が異なるため、各サービスの公式サイトなどを参考に手続きをしましょう。
契約者とカードの名義人が異なる場合でも支払いできる?
一人暮らしで発生した光熱費など、お子さんに代わって親が公共料金を支払うこともあるでしょう。
公共料金は、契約者とクレジットカードの名義人が異なっていても支払えるケースが多いです。
ただし、事業者によっては契約者本人以外のクレジットカードでは支払いを認めていない場合があるため、契約者以外が公共料金をクレジットカード払いする際は、事前に事業者に確認しましょう。
公共料金をクレジットカード払いにするメリット

公共料金をクレジットカード払いにするメリットは以下のとおりです。
- ポイントがたまる
- 支払忘れを回避できる
- 口座からの引落日を1日にまとめられる
- 家計管理をしやすい
各メリットの詳細を解説します。
ポイントがたまる
公共料金をクレジットカード払いにする大きなメリットは、利用金額に応じてポイントがたまることです。
たまったポイントは口座振込でキャッシュバックしたり便利なギフトカードに交換したりと、クレジットカードによってさまざまな用途で利用できます。
口座振替や現金払いで公共料金を支払ってもポイントはたまりませんが、クレジットカード払いはポイント還元がある分おトクな支払方法です。
支払忘れを回避できる
公共料金をクレジットカード払いにしておくと、各料金はカード会社が立替払いし、後日そのほかのカード利用分と合算して請求されます。
毎月支払いの手続きをする必要がないうえ、公共料金の支払忘れを回避できるため、とても便利です。
口座からの引落日を1日にまとめられる
公共料金の引落日は、電力会社やガス会社などサービスによりさまざまです。「検針日から〇〇日後」の場合もあり、口座から引落とされるタイミングは一定ではありません。
公共料金の支払いを1枚のクレジットカードに集約しておけば、口座から引落とされる日を1日にまとめられます。引落しに設定した預金口座の残高を心配する日も少なくでき、口座の管理に役立ちます。
家計管理をしやすい
公共料金をクレジットカード払いにすると、各料金の把握ができるため便利です。
口座振替や現金払いの場合、「電気料金の領収書」や「スマホ料金の領収書」などをいちいち確認しなければなりません。
クレジットカード払いなら、利用明細で各料金の金額をすばやく確認できます。利用明細は一定期間保管されるため、先月の電気代と今月の電気代の比較もかんたんです。そのほか、過去にさかのぼって生活費の推移を調べることもできます。
また、近年では、クレジットカードの利用明細を自動で取り込んで家計簿を作れるアプリも提供されています。家計管理を効率的に行いたい方にも、クレジットカードはおすすめです。
公共料金をクレジットカード払いにするときの注意点
公共料金をクレジットカード払いにするときは、以下の点に注意しましょう。
- 金額によっては口座振替のほうがおトクな場合がある
- クレジットカード払いに対応していない場合がある
- クレジットカードの利用可能枠を超えた支払いはできない
- コンビニではクレジットカード払いできない場合が多い
- クレジットカードには有効期限がある
各注意点の内容を解説します。
金額によっては口座振替のほうがおトクな場合がある
サービス提供元によっては、支払方法に口座振替を選択すると割引が適用される場合があります。
支払金額が少額の場合、クレジットカードのポイントよりも口座振替割引サービスのほうがおトクとなるケースもあります。ご自身の利用状況に合わせて方法を選択しましょう。
クレジットカード払いに対応していない場合がある
先述のように、水道など自治体が提供する公共サービスの場合、クレジットカード払いに対応していないところもあります。
「〇〇市(お住いの自治体) 水道 クレジットカード」のキーワードで検索するなど、事前の確認が大切です。そのほか、「F-REGI( エフレジ )」など公共料金の決済代行サイトで調べる方法もあります。
クレジットカードの利用可能枠を超えた支払いはできない
クレジットカードには利用可能枠があり、利用可能枠を超えた場合は公共料金の決済ができません。
クレジットカードでの支払いが重なる場合は、利用可能枠をこまめに確認しておきましょう。利用可能枠を頻繁に超えそうになるときは、利用可能枠の増額も検討してください。なお、増額申請には所定の審査が必要で、審査には一定の期間を要します。増額の申込みをする場合は、余裕を持って申請しましょう。
コンビニではクレジットカード払いできない場合が多い
公共料金の払込用紙を使ってコンビニなどで支払う場合、基本的にはクレジットカード払いができない点に注意してください。
これは、コンビニが収納代行業者として支払いを処理する形式になっており、クレジットカード会社を通じた決済処理が行えないためです。
クレジットカードには有効期限がある
クレジットカードには有効期限があり、有効期限が近づくと新しいクレジットカードが郵送で届きます。公共料金の支払いにクレジットカードを利用している場合、新しいクレジットカードの登録が必要になる場合があるため、注意しましょう。
カード会社や公共料金の種類によっては自動で更新される場合がありますが、基本的にはご自身で新しいクレジットカードを登録しなければならないことが多いです。
新しいクレジットカードの登録を忘れてしまうと、公共料金の支払いができなくなり、支払いが遅れてしまう可能性もあるため、ご自身でしっかり確認しましょう。
公共料金の支払いに利用するクレジットカードの選び方
クレジットカードの種類は豊富にあるため、公共料金の支払いにどのようなクレジットカードを選べばよいか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。以下では、公共料金の支払いに利用するクレジットカードの選び方を紹介します。
ポイント付与率を確認する
クレジットカードを選ぶときは、ポイントのたまりやすさを確認しましょう。クレジットカードによってポイント付与率は異なるため、利用金額に対するポイント付与率が高いクレジットカードを選ぶことをおすすめします。公共料金に対するポイントの付与率も確認するとよいでしょう。
また、クレジットカードによっては、特定の条件を満たせばポイントの優遇を受けられる場合があります。通常のポイント付与率も重要ですが、ポイントの優遇があるかどうかも確認しましょう。
ポイントの使いみちを確認する
クレジットカードの利用でたまるポイントには、キャッシュバック、ギフトカードやアイテムとの交換、ショッピング利用料金への充当など、さまざまな使いみちが用意されています。
クレジットカードによってポイントの使いみちは異なるため、使いみちが豊富に用意されているクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
特典や年会費とのバランスを考慮する
クレジットカードは、付帯する特典を利用できることがひとつのメリットです。クレジットカードによって付帯する特典は異なるため、特典内容を確認し、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。
また、クレジットカードには、年会費無料のものから有料のものまで幅広く存在します。一般的に年会費が高額になるほど付帯する特典も充実する傾向がありますが、特典は利用しなければ意味がないため、特典と年会費のバランスを考慮して選ぶとよいでしょう。
おトクにポイントをためるならライフカードがおすすめ
ライフカードは、電気料金やガス料金、NHK受信料やスマホの利用料金、税金や国民年金などの各種支払いに対応しています。公共料金をクレジットカード払いにすると、毎月ポイントがたまるため、現金で支払うよりもおトクです。
ライフカードのポイントプログラム は、入会後1年間はポイント1.5倍、お誕生月はポイント3倍になるほか、年間の利用金額が増えるほど翌年のポイント付与率が上がるステージ制プログラムを導入しています。
ためたポイントは、ギフトカードや景品に交換したり口座振込でキャッシュバックしたりでき、使いみちが豊富です。
特に、学生の方には学生専用ライフカードがおすすめです。在学中は海外でのショッピングご利用総額の4%がキャッシュバックされるサービス※や海外旅行傷害保険が付帯するなど、学生専用カードならではのおトクなサービスを豊富に用意しています。
- ※キャッシュバック金額の上限は、年間累計10万円となります。
- ※事前エントリーが必要です。
- ※インターネット海外サイト、国内免税店、機内販売は対象外となります。
さらに、入会後に所定の条件を達成することでおトクな特典がもらえる魅力的なプログラムも用意しています。
公共料金はクレジットカードでおトクに支払おう
電気料金やガス料金、水道料金などの公共料金は、定期的に支払いが発生します。クレジットカード払いにしておくと、自動的に決済されるだけでなく、ポイントもたまる点がメリットです。
公共料金ひとつひとつの支払いでたまるポイントは、それほど多くないかもしれません。しかし、複数の公共料金を継続してクレジットカード払いにすれば、還元されるポイントも多くなります。
公共料金のクレジットカード払いは、一人暮らしをはじめたばかりの学生にもおすすめです。学生専用ライフカードは、ポイントがたまりやすく年会費無料で利用できるため、この機会にぜひ申込みをご検討ください。
