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クレヒスとは?
審査の影響や確認方法、傷つく原因を解説

クレヒス(クレジットヒストリー)とは、クレジットカードやローンの利用履歴、返済状況などの信用情報のことです。、
クレジットカードやローンに申し込んだ際、審査可否を判断する材料として利用されます。

本記事では、クレヒスとして登録される情報・期間やクレヒスに傷がつく行動、与える影響を解説します。
クレヒスを育てる方法やご自身のクレヒスを確認する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

クレヒスとは

クレヒスは「クレジットヒストリー」の略語で、クレジットカードやローンの利用履歴、返済状況などの信用情報のことです。

クレジットカード会社、銀行、消費者金融などの金融機関が加盟する「信用情報機関」に登録されています。

信用情報機関に登録されたクレヒスは、加盟している他の金融機関にも共有され、クレジットカードやローンの審査の可否を判断する材料として利用される仕組みです。

ただし、クレヒスはあくまでも判断材料の一つであり、クレジットカードやローンの審査では申込内容やクレヒスなどをもとに、さまざまな観点から総合的に判断されます。各社独自の基準によって審査されるため、詳細を知ることはできません。

クレヒスが登録される信用情報機関の種類

クレヒスを登録・管理している信用情報機関は3つあります。

  • CIC
  • JICC
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

また、3つの機関は、「CRIN」「IDEA」「FINE(CICとJICCの2機関)」のネットワークで情報交流を行っており、延滞や借入残高などの情報が共有されています。

CIC

CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、クレジット会社の共同出資によって1984年に設立された信用情報機関です。割賦販売法および貸金業法にもとづく指定信用情報機関として指定を受けています。

CICに加盟するのは、主にクレジット事業や割賦販売(かっぷはんばい/分割払いで商品を販売すること)を営む企業(信販会社やクレジットカード会社など)です。2023年3月時点で加盟会員は871社、国内最大規模の信用情報を保有しています。

JICC

JICC(株式会社日本信用情報機構)は、1986年に設立された信用情報機関です。貸金業法にもとづく指定信用情報機関として指定を受けています。

信用情報機関の中で加盟会員数がもっとも多く、2023年12月末時点で1,274社(うち貸金業者が777社)にのぼります。主な加盟会員は消費者金融です。

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、一般社団法人全国銀行協会が運営している信用情報機関です。

2023年3月末時点で1,054会員が加盟しています。加盟しているのは、銀行や信用金庫、信用組合、農業協同組合などの金融機関です。

クレヒスに登録される情報と保存期間

信用情報機関によって異なりますが、主に以下のような情報がクレヒスとして登録されます。

情報の種類 登録される情報の内容の例
本人情報 氏名、生年月日、住所など
申込内容 申込日、商品種別など
契約内容 契約日、商品名、契約金額など
返済状況 残高金額、入金日、延滞など
取引事実 保証履行、強制解約、債務整理など

※出典:CIC「CICが保有する信用情報
    JICC「信用情報の内容と登録期間

    一般社団法人全国銀行協会
    「全国銀行個人信用情報センターのご案内
    一般社団法人全国銀行協会「全国銀行個人信用情報センターのご案内

情報の保存期間は、信用情報機関がそれぞれ定めており、情報の種類によっても異なります。

たとえば、延滞情報の保存期間は3機関共通で「契約期間中および契約終了後5年以内」です。また、申込みに関する情報は「照会日から6ヶ月以内(CICは照会日から6ヶ月間)」のものが登録されます。

登録される情報・期間の詳細は、各信用情報機関のホームページでご確認ください。

クレヒスに傷がつく行動

クレジットカードやローンの利用状況で、クレヒスに傷がついてしまうことがあります。では、クレヒスに傷がつく行動を解説します。

  • 支払い遅延を起こしている
  • 短期間で複数社に申し込んでいる

支払い遅延を起こしている

クレジットカードやローンの支払い遅れは、クレヒスに傷がつく行動の一つです。

クレジットカードやローンなどの返済状況(入金の有無や入金日など)は、クレヒスとして一定期間登録されます。

また、延滞が一定期間続くと、「契約期間中および契約終了後5年間」の間、異動情報として登録が残る場合があります。一般的に、異動情報として登録される場合があるのは、滞納が2~3ヶ月以上続いた場合です。

延滞が続きクレジットカードやローンを強制解約された場合や、保証会社による代位弁済が行われた場合も同様に、異動情報として登録される場合があります。

割賦販売や奨学金の支払い遅れにも注意しましょう。割賦販売とは、分割払いで商品を販売する契約形態のことです。たとえば、スマートフォンの端末代金を分割払いで購入して滞納すると、クレヒスに登録される可能性があります。

また、奨学金(独立行政法人日本学生支援機構)の滞納が3ヶ月以上続くと、本人の個人情報や契約情報、返還状況(延滞、代位弁済など)が信用情報機関(KSC)に登録されます。

短期間で複数社に申し込んでいる

短期間に複数のクレジットカードやローンに申し込むと、クレヒスに傷がつく原因となり得ます。

クレジットカードやローンの申込情報は、クレヒスとして登録される情報の一つです。クレヒスから短期間に複数社へ申し込んでいることが分かると、「多くの借入れがあり返済に困っている状況なのでは」「自己破産の懸念があるのでは」とみなされる可能性があります。

複数社に申し込むときは、期間を空けるようにしましょう。なお、申込情報が信用情報機関に登録されるのは6ヶ月間です。

クレヒスが影響する可能性がある主なシーン

クレヒスが影響する可能性がある主なシーンは、下記のとおりです。

  • クレジットカードを発行・更新するとき
  • ローンを契約するとき

以下でそれぞれ解説します。

クレジットカードを発行・更新するとき

クレジットカードの発行・更新時には、発行可否を判断するための審査が実施されます。

クレジットカードは、利用者の信用をもとにカード会社が代金を一時的に立て替える仕組みです。したがって、利用者が後日、きちんと代金を支払える能力があるかどうかを審査で確かめる必要があります。

クレジットカード会社は、審査の一環としてクレヒスを確認します。クレヒスに異動情報が登録されていると、カードの発行や更新は難しくなるでしょう。

ローンを契約するとき

カードローンやフリーローン、目的別ローン(住宅ローンや自動車ローンなど)を契約する際も、審査が実施されます。申込者がきちんと返済できる人物かどうかを確かめる必要があるためです。

審査内容は公表されていませんが、申込情報や信用情報などをもとに、返済能力があるかどうかが総合的に判断されます。

クレヒスの回復方法・育て方

クレヒスに登録されている情報の訂正や削除は、基本的にできません。訂正や削除ができるのは、登録情報に誤りがある場合に限られます。

したがって、クレヒスに異動情報が登録され、クレジットカードやローンの審査に通過するのが難しくなっている場合、回復させるには異動情報の保存期間が終了するのを待つしかありません。

たとえば、長期にわたる延滞でクレヒスに傷がついている場合、完済後5年が経過すればクレヒスは回復します。

また、クレジットカードやローンの審査に良い影響を与えるには、クレヒスを育てることが大切です。以下の方法でクレヒスを育てましょう。

  • 期日を守って支払う
  • 長期で利用する

期日を守って支払う

クレジットカードやローン、分割払いなどで遅延なく期日までに支払っていれば、信用のおける人物だと判断できる材料になります。

必要以上に使いすぎない、クレジットカードやローンの利用状況をこまめに確認するなどの対策を行い、支払い遅延を起こさないようにしましょう。

長期で利用する

クレジットカードを長期的に問題なく利用していれば、信用できる人だと判断されやすくなります。

たとえば、公共料金(電気・ガス・水道)や電話・通信料金などの毎月発生する固定費をクレジットカードで支払っている場合、毎月期日に遅れず支払うだけでクレヒスを積み上げられます。

ご自身のクレヒスを確認する方法

信用情報機関に開示請求の手続きをすれば、ご自身のクレヒスを確認できます。クレヒスに異動情報が登録されているのではと不安な方は、開示請求して確認しましょう。

開示方法や手数料は、信用情報機関によって異なります。下表でご確認ください。

信用情報機関 インターネット 郵送
CIC 500円 1,500円~2,255円※1
JICC 1,000円(スマホアプリ)
ただし、決済手数料は除く
1,300円~1,600円※2
KSC 1,000円 1,124円~1,200円※3
速達による送付を希望する場合は、郵送代金(260円分の切手)を同封する

開示先は、利用中または過去に利用していたクレジットカード会社や金融機関が加盟している信用情報機関です。加盟会員は、各信用情報機関のホームページで検索しましょう。

インターネットやスマホアプリでの開示なら、パソコンやスマートフォンの画面上で確認でき手軽です。

手数料の決済方法も信用情報機関によって異なるため、詳しくは各機関のホームページでご確認ください。

  1. ※1手数料は、開示利用券(コンビニチケット)またはゆうちょ銀行の定額小為替証書の支払い方法、送付方法により変わります。
  2. ※2別途、コンビニエンスストアでのチケット発行事務手数料(郵送オプション料金を含めた開示手数料総額の10%)がかかります。
  3. ※3手数料は、コンビニによって異なります。

クレジットカードを作るならポイントがたまりやすいライフカードがおすすめ!

クレジットカードを発行してクレヒスを育てたいと考えているなら、ライフカードがおすすめです。

ライフカードは、ポイントがたまりすい特典が豊富なクレジットカードです。入会初年度のポイント1.5倍、お誕生月は3倍になるほか、ご利用金額に応じてポイントが最大2倍にアップするステージ制のポイントプログラムもご用意しています。

また、ライフカードなら毎月の公共料金や電話・通信料金の支払いでもポイントがたまるためおトクです。定期的にクレジットカードを利用してクレヒスを積み上げたい方もぜひご検討ください。

ライフカードでは、審査に不安がある方向けに、「デポジット型ライフカード」もご用意しています。デポジット型ライフカードは、事前にデポジット(保証金)をお預けいただき、保証金の範囲内で通常のクレジットカードとしてご利用いただけます。

クレヒスとは信用情報!支払い遅延をせず信頼を積み上げよう

クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。信用情報機関に登録されており、クレジットカードやローンの審査可否を判断する材料として利用されます。

支払い遅延などでクレヒスに異動情報が登録されると、クレジットカードやローンの審査に通過するのが難しくなります。毎月期日に遅れず支払い、良いクレヒスを積み上げましょう。

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