クレヒスとは?傷がつく要因、育て方、確認方法を紹介!

公開日:2024-05-01 更新日:2026-05-08
クレヒスとは?傷がつく要因、育て方、確認方法を紹介!

クレヒス(クレジットヒストリー)とは、クレジットカードやローンの利用履歴・返済状況などの信用情報です。クレジットカードやローンの審査で、発行や融資の可否を判断する材料として利用されます。

本記事では、クレヒスが登録される信用情報機関や登録される情報の種類、保存期間、傷がつく行動、与える影響などを解説します。良好なクレヒスを育てる方法や、ご自身のクレヒスを確認する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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クレヒスとは

クレヒスは「クレジットヒストリー」の略語で、クレジットカードやローンの利用履歴・返済状況などの信用情報です。クレジットカード会社、銀行、消費者金融などの金融機関が加盟する「信用情報機関」に登録されています。

信用情報機関に登録された情報は、加盟しているほかの金融機関にも共有されます。その情報が、クレジットカードの発行やローンの融資の可否を判断する材料として利用される仕組みです。

ただし、クレヒスは、あくまでも判断材料のひとつです。クレジットカードやローンの審査では、クレヒスだけではなく、申込内容なども踏まえ、さまざまな観点から総合的に判断されます。各社独自の基準によって審査され、詳細は公開されていません。

クレヒスが登録される信用情報機関の種類

クレヒスを登録・管理している信用情報機関は3つあります。

それぞれの特徴と3つの信用情報機関による情報交換について紹介します。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

株式会社シー・アイ・シー(CIC)は、クレジット会社の共同出資によって1984年に設立された信用情報機関です。割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けています。

CICの主な加盟会員は、クレジット事業や割賦販売(分割払いで商品を販売すること)を営む企業(信販会社やクレジットカード会社など)です。2025年3月時点の加盟会員数は809社で、約8億4,580万件の信用情報を保有しています。

株式会社日本信用情報機構(JICC)

株式会社日本信用情報機構(JICC)は、1986年に設立された信用情報機関です。貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けています。

2025年8月末時点の加盟会員数は1,253社(うち貸金業者が751社)で、保有する信用情報は5億830万件です。JICCには、消費者金融、クレジットカード会社、信販会社などが加盟しています。

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、一般社団法人全国銀行協会が運営する信用情報機関です。

2025年3月末時点の加盟会員数は1,035社で、保有する信用情報は9,972万件です。主に、銀行、信用金庫、信用組合、農業協同組合などの金融機関が加盟しています。

3つの信用情報機関はクレヒスに関する情報を交換している

信用情報機関(CIC、JICC、KSC)は、「CRIN」「IDEA」「FINE」といった仕組みを通じて、クレヒスに関する情報を交換しています。下表に、それぞれの概要をまとめました。

CRIN(CRedit Information Network) 本人識別情報、延滞情報、本人確認書類の紛失や盗難に関する情報などを交換
IDEA(the Information on total DEbt for Appropriate approach) 本人識別情報や、金融機関のカードローン、クレジットカードのキャッシング、貸金業者が取扱う貸金業法対象貸付による債務などの情報を交換
FINE(Financial Information NEtwork) CICおよびJICCの2社間で、申込情報や総借入残高の情報などを交換

CRINやIDEAは、契約者(申込者)の支払能力を調査し、金融機関が適切な与信判断を行うために活用されています。また、FINEは、貸金業法で定められた「指定信用情報機関の情報交流義務」を遵守するために設けられた仕組みです。

クレヒスとして登録される情報と保存期間

信用情報機関によって異なりますが、主に以下に示す情報がクレヒスとして登録されます。

情報の種類 登録される情報の内容の例
本人情報 氏名、生年月日、住所など
申込内容 申込日、商品種別など
契約内容 契約日、商品名、契約金額など
返済状況 残高金額、入金日、延滞など
取引事実 保証履行、強制解約、債務整理など

情報の保存期間は、信用情報機関がそれぞれ定めており、情報の種類によっても異なります。

たとえば、延滞情報の保存期間は、3機関共通で「契約期間中および契約終了後5年以内」です。また、申込みに関する情報は、「照会日から6ヶ月以内(CICは照会日から6ヶ月間)」のものが登録されています。

登録される情報や期間の詳細は、各信用情報機関の公式WEBサイトで確認してください。

クレヒスに傷がつく行動

クレジットカードやローンの利用状況によっては、クレヒスに傷がつくケースがあります。以下は、クレヒスに傷がつく主な行動です。

  • 延滞する
  • 短期間で複数社に申込む
  • 債務整理を実施する

それぞれ詳しく解説します。

延滞する

クレジットカードやローンの延滞は、クレヒスに傷がつく行動のひとつです。クレジットカードやローンなどの返済状況(入金の有無や入金日など)は、クレヒスとして信用情報機関に一定期間登録されます。

延滞が一定期間続くと、「契約期間中および契約終了後5年間」の間、異動情報として登録される可能性があります。

異動情報とは、審査や取引において不利になる信用情報を指し、一般的に異動情報として登録されるのは、2~3ヶ月以上延滞が続いたケースです。

延滞が続いてクレジットカードやローンを強制解約された場合や、保証会社が代位弁済した場合も、異動情報として登録されることがあります。

割賦販売や奨学金の支払いも遅れないように心がけましょう。割賦販売とは、分割払いで商品を販売する契約形態です。たとえば、スマホの端末代金を分割払いで購入して延滞すると、その事実が登録される可能性があります。

また、独立行政法人日本学生支援機構から奨学金を貸与されていた場合は、期日までに返済しましょう。

本人の個人情報、契約情報、返還状況(延滞、代位弁済など)は、全国銀行個人信用情報センターに登録される仕組みです。延滞の事実が登録されているとクレジットカードやローンを申込んだ際の審査に通過できないかもしれません。

短期間で複数社に申込む

短期間で複数社のクレジットカードやローンに申込むことも、クレヒスに悪影響を与える原因です。

クレジットカードやローンの申込情報は、信用情報機関に登録されます。短期間に複数社へ申込んでいる場合、「多くの借入れがあり返済能力に不安がある」と判断される可能性があります。

申込情報が信用情報機関に登録される期間は6ヶ月間です。連続して複数社に申込むのではなく、前回の情報が削除されてから申込みましょう。

債務整理を実施する

債務整理(任意整理、特定調停、個人版民事再生、自己破産)を実施すると、その事実は原則として信用情報機関に登録されます。なお、債務整理ではなく、債権者との合意により返済期間を変更(リスケジュール)した場合は、登録されないこともあります。

債務整理に関する情報が登録されていると、クレジットカードやローンを申込んでも審査に通過できない可能性があります。クレジットカード会社や金融機関が「お金を貸しても返済されないのではないか」と疑念を抱くためです。

クレヒスが影響する可能性がある主なシーン

クレヒスが影響する可能性がある主なシーンは、下記のとおりです。

  • クレジットカードを発行、更新するとき
  • ローンを契約するとき
  • 賃貸住宅に入居するとき
  • スマホ本体や家電製品などを分割払いで購入するとき

それぞれ詳しく解説します。

クレジットカードを発行・更新するとき

クレジットカードの発行時や更新時には、発行や更新の可否を判断するための審査が実施されます。

クレジットカードは、利用者の信用をもとにクレジットカード会社が代金を一時的に立て替えて、後日、利用者が支払う仕組みです。利用者に支払能力がなく、立て替えた金額を回収できなかった場合、クレジットカード会社は損失を被ります。

そのため、クレジットカード会社としては、利用者に十分な支払能力があるかどうかを、発行時や更新時の審査で確認することが不可欠です。

クレジットカード会社は、審査の一環としてクレヒスを確認します。信用情報機関に異動情報が登録されている場合、クレジットカードの発行や更新は難しいでしょう。

ローンを契約するとき

カードローン、フリーローン、目的別ローン(住宅ローンや自動車ローンなど)を契約する際も、審査が実施されます。申込者に支払能力があるかどうかを確かめる必要があるためです。

審査の具体的な内容は公表されていませんが、申込情報や信用情報などをもとに、支払能力があるかどうかが総合的に判断されます。

賃貸住宅に入居するとき

賃貸住宅では、家賃債務保証会社の審査に通過することを入居の条件としているケースがあります。

家賃債務保証会社は、信用情報機関に登録された情報を確認することがあります。そのため、クレヒスに問題がある場合は、審査に通過できないかもしれません。

スマホ本体や家電製品などを分割払いで購入するとき

クレヒスに傷がついていると、販売店や信販会社が信用情報機関に登録された情報を確認した際に「支払能力が十分ではない」と判断する可能性があります。

審査に通過できなかった場合、スマホ本体や家電製品などを分割払いで購入できないため、まとまった出費が発生して、家計を圧迫するおそれがあります。

クレヒスを積み上げるメリット

良好なクレヒスを積み上げると、以下のようなメリットを得られます。

  • クレジットカードやローンの審査に通過しやすくなる
  • 利用可能枠が増える
  • 社会的信用が高まる

クレジットカードやローンの利用履歴が信用情報機関にほとんど登録されていない(クレヒスがない)状態は、「スーパーホワイト」と呼ばれます。

スーパーホワイトの場合、クレヒスから返済能力の有無を判断することはできません。そのため、スーパーホワイトの状態も審査で不利になる可能性があります。審査に通過するためには、良好なクレヒスを育てることが重要です。

良好なクレヒスを育成すれば、クレジットカードの利用可能枠が増える可能性もあります。社会的な信用が高まり、上位ランクのクレジットカードや住宅ローンなど高額な融資の審査にも通過しやすくなる可能性がある点がメリットです。

クレヒスの回復方法・育て方

信用情報機関に登録されている情報は、基本的に訂正や削除はできません。訂正や削除ができるのは、登録情報に誤りがある場合に限られます。

異動情報が登録されてクレヒスに傷がつくと、クレジットカードやローンの審査に通過するのが困難な状況に陥るでしょう。しかし、クレヒスを回復させるためには、異動情報の保存期間が終了するまで待つしかありません。

たとえば、延滞によってクレヒスに傷がついている場合、完済後5年が経過すればクレヒスは回復します。

クレジットカードやローンの審査に通過しやすくなるためには、以下の方法で良好なクレヒスを育てることが重要です。

  • 期日を守って支払う
  • 長期で利用する

それぞれに関して詳しく解説します。

期日を守って支払う

クレジットカード、ローン、分割払いなどで問題なく期日までに支払っていれば、「信用できる人物」と判断される可能性が高まります。

「使いすぎない」「クレジットカードやローンの利用状況をこまめに確認する」などの対策を実施し、延滞を起こさないように心がけましょう。

長期で利用する

クレジットカードを長期的にトラブルなく利用していれば、「信用できる人物」と判断されやすいでしょう。

たとえば、公共料金(電気、ガス、水道)、電話料金、通信料金といった毎月発生する固定費をクレジットカード払いするのも効果的です。毎月、期日に遅れずに支払うだけで、良好なクレヒスを育成できます。

ご自身のクレヒスを確認する方法

信用情報機関に開示請求の手続きをすれば、ご自身のクレヒスを確認できます。クレヒスに異動情報が登録されているのではと不安な方は、開示請求して確認しましょう。

開示方法や手数料は、信用情報機関および手続きの方法によって異なります。下表でご確認ください。

信用情報機関 WEB(スマホアプリ) 郵送
CIC 500円 1,500~1,925円
JICC 700円 2,177~2,511円
KSC 800円 2,403円

開示請求の手続先は、利用中または過去に利用していたクレジットカード会社や金融機関が加盟している信用情報機関です。各信用情報機関の公式WEBサイトで、会社名を検索し、加盟しているかどうかをチェックしましょう。

WEB(スマホアプリ)での開示請求なら、PCやスマホの画面上で手軽にご自身のクレヒスを確認できます。

手数料の決済方法は、信用情報機関によって異なるため、詳しくは各機関の公式WEBサイトで確認してください。

クレジットカードを作るならポイントがたまりやすいライフカードがおすすめ!

クレジットカードを作ってクレヒスを育てたいと考えている方には、ライフカードがおすすめです。

ライフカードは、ポイントがたまりやすく、特典が豊富なクレジットカードです。通常は1,000円につき1ポイント(1ポイント=5円相当)のサンクスポイントを獲得できます。

ポイントの価値は、交換する商品・サービスにより変動します。

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ライフカードなら、毎月の公共料金、電話料金、通信料金の支払いでもポイントがたまります。定期的にクレジットカードを利用してクレヒスを育てたい方は、ぜひご検討ください。

また、ライフカードでは、審査に不安がある方向けに、「デポジット型ライフカード」もご用意しています。デポジット型ライフカードは、事前にデポジット(保証金)をお預けいただく仕組みで、保証金の範囲内で通常のクレジットカードと同じように利用可能です。

クレヒスとは信用情報!支払い遅延をせず信頼を積み上げよう

クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。信用情報機関に登録されており、クレジットカードやローンの審査可否を判断する材料として利用されます。

支払い遅延などでクレヒスに異動情報が登録されると、クレジットカードやローンの審査に通過するのが難しくなります。毎月期日に遅れず支払い、良いクレヒスを積み上げましょう。

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竹下 昌成

この記事の監修者

竹下 昌成

竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC専任講師。兵庫県西宮市在住、昭和46年生まれ。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート、それだけで生活できるようになったので卒サラ。現在は大家業をメインに講師や執筆活動、相談業務でのんびりと過ごしています。得意分野は不動産投資や住宅購入など。お気軽にご相談ください。

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更新日:2026-05-08