2枚目のクレジットカードのメリットは?選び方も解説
すでにクレジットカードを1枚保有している方の中には、
「2枚目のクレジットカードを発行してうまく使い分けたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
2枚目のクレジットカードを発行すると、利用できる店舗や特典・サービスの幅が広がります。
2枚をうまく使い分ければ、ポイントをより効率よくためることも可能です。
本記事では、クレジットカードを2枚持ちするメリット・デメリットと、2枚目のクレジットカードの選び方を解説します。
2枚持ちするときの上手な使い方も紹介するので、2枚持ちでおトクにお買い物したいと考えている方はぜひご覧ください。
クレジットカードの平均保有枚数は約3枚
クレジットカードは、保有枚数に制限はないため何枚でも保有できます。
一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、2023年3月末時点のクレジットカード発行枚数(総数)は、3億860万枚でした※。
単純に、クレジットカードの発行枚数(総数)を20歳以上の人口で割ると、1人あたり約3枚保有している計算になります※。
- ※出典:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」
- ※2023年3月1日時点の20歳以上の総人口1億469万人をもとに算出(総務省統計局「人口推計」)
2枚目のクレジットカードを発行するメリット
クレジットカードを2枚持ちすると、1枚持ちよりもおトク・便利に利用できる可能性があります。2枚目のクレジットカードを発行する具体的なメリットは、以下のとおりです。
- より多くの特典・付帯サービスを利用できる
- クレジットカードを利用できる店舗が増える
- ご利用可能枠が増える
- 紛失や破損などのトラブルに備えられる
- 利用明細や支払口座を分けられる
それぞれ詳しくみていきましょう。
より多くの特典・付帯サービスを利用できる
2枚目のクレジットカードを発行すれば、利用できる特典・付帯サービスの幅が広がります。
特典・付帯サービスの内容は、クレジットカードによってさまざまです。
- 特定の店舗でポイントアップや割引が受けられる
- 誕生月にポイントがアップする
- 旅行傷害保険などの保険が付帯する
- 空港での優待や日本語サービスなどの旅行特典が付帯する
普段のお買い物や休日のレジャー、旅行など、シーンに合わせて2枚のクレジットカードを使い分ければ、おトクなキャッシュレス生活が送れるでしょう。
また、たまるポイント・マイルの種類や利用できる電子マネーもクレジットカードによって異なるため、ライフスタイルに合わせて使い分けることで使い勝手が向上します。
クレジットカードを利用できる店舗が増える
2枚目のクレジットカードを発行すれば利用できる店舗が増え、クレジットカードが使えなくて困る場面が減るかもしれません。
クレジットカードは、各国際ブランドの加盟店でのみ利用できます。なお、国際ブランドとは世界中でクレジットカードが利用できるブランドのことです。以下の5つが「5大国際ブランド」と呼ばれます。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
国際ブランドによって利用できる国や地域、店舗が異なるため、異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚持ちすれば、より多くの店舗で利用できます。
ご利用可能枠が増える
ご利用可能枠が増えるのもクレジットカードを2枚持ちするメリットの一つです。
クレジットカードを発行する際、ご利用可能枠(決済できる上限金額)が設定されます。設定されたご利用可能枠を超えてクレジットカードを利用することはできません。
クレジットカードを2枚保有すれば、それぞれのクレジットカードでご利用可能枠が設定されるため、1枚目が上限に達しても2枚目で決済できる可能性があります。
ただし、1枚目と同じカード会社で発行した場合は、一般的に2枚のうちご利用可能枠の大きいほうが適用されます。各クレジットカードのご利用可能枠が合算されるわけではないため注意しましょう。
紛失や破損などのトラブルに備えられる
クレジットカードを2枚保有していれば、1枚目のクレジットカードが利用できないときに備えられます。
クレジットカードを1枚だけ保有していると、破損や暗証番号の入力ミス、紛失、磁気不良などのトラブルが起きた際に支払いができず、現金や電子マネーなどのほかの方法で支払わなければなりません。
クレジットカードの再発行が必要になると、新しいクレジットカードが届くまでに日数がかかる可能性もあります。
予備のクレジットカードを保有していれば、1枚目が使えないときも問題なく支払えるため安心です。
利用明細や支払口座を分けられる
クレジットカードを2枚持ちすれば、目的に応じて利用明細を分けられます。
たとえば、家賃や食費、光熱費などの生活費と、旅行・趣味に使う費用でクレジットカードを使い分ければ、それぞれの利用明細を見るだけでいくら支出したのかが一目でわかるため、家計管理に役立ちます。
また、2枚のクレジットカードを使い分けることで支払口座や返済方法も分けられます。
2枚目のクレジットカードを発行するデメリット・注意点

2枚目のクレジットカードを発行するメリットをお伝えしましたが、クレジットカードの保有枚数を増やすほど使い勝手がよくなるとは限りません。
2枚目のクレジットカードを発行する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 管理が煩雑になる
- 盗難や紛失のリスクが高くなる
それぞれ詳しくみていきましょう。
管理が煩雑になる
クレジットカードの保有枚数が増えるほど、クレジットカードで支払った金額を把握しにくくなります。利用状況を把握できていないと使いすぎにつながるため、家計簿アプリに連携するなどしてこまめに把握することが大切です。
また、クレジットカードごとに支払日や会員サイトのID・パスワード、クレジットカードの暗証番号、年会費などが異なるため、管理が煩雑になります。支払日までに入金するのを忘れてしまったり、暗証番号がわからなくなってしまったりしないように管理しましょう。
さらに、たまるポイントの有効期限もクレジットカードによって異なるため、ポイントの失効にも注意が必要です。
盗難や紛失のリスクが高くなる
保有するクレジットカードの枚数が増えるほど、盗難や紛失のリスクが高まります。
どちらか1枚をメインに利用しており、もう1枚の利用頻度が低い場合は紛失しても気付かないかもしれません。車上荒らしや飲食店でのスリなど、クレジットカードの盗難にはさまざまな手口があるため注意しましょう。
ただし、クレジットカードには会員保障制度があります。盗難や紛失で不正利用された際に補償を受けられる可能性があるため、補償の条件をあらかじめ確認しておきましょう。
2枚目のクレジットカードの選び方
2枚目のクレジットカードは、1枚目の国際ブランドや特典・サービスを考慮して選ぶことが大切です。2枚目のクレジットカード選びに迷う方は、以下の4点に着目しましょう。
- 1枚目とは異なる国際ブランドを選ぶ
- 1枚目にない特典・サービスが付帯するものを選ぶ
- 年会費以上の価値があるか考える
- セキュリティ対策が豊富なクレジットカードを選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
1枚目とは異なる国際ブランドを選ぶ
「1枚目はVisa、2枚目はJCB」などのように異なる国際ブランドを選べば、クレジットカードを利用できる店舗の幅が広がります。異なる国際ブランドを組み合わせて、賢くクレジットカードを利用しましょう。
5大国際ブランドの中でも、VisaとMastercardは世界的なシェアが高く、多くの店舗で利用できます。また、日本で生まれた唯一の国際ブランドであるJCBは、日本国内の加盟店数が多く便利です。
また、各国際ブランドの特典にも着目しましょう。たとえば、JCBカードを保有していると、ハワイのワイキキトロリー(ピンクライン)に無料で乗車できます。また、世界各地に設置された「JCBプラザ」では日本語でのサポートを受けられるため、海外旅行の際に役立ちます。
1枚目にない特典・サービスが付帯するものを選ぶ
1枚目とは異なる特典・サービスが付帯するクレジットカードを選べば、クレジットカードを活用できるシーンが広がります。
たとえばポイントがたまりやすいクレジットカードを持っている場合、2枚目は海外旅行保険などの補償が充実したクレジットカードを選ぶというように使い分けると2枚の強みをそれぞれ享受できます。
「海外旅行に行く機会が多い」「よく使うポイントが決まっている」など、ご自身のライフスタイルに合った特典・サービスが付帯するクレジットカードを選びましょう。
年会費以上の価値があるか考える
年会費有料のクレジットカードを2枚持ちすると、年間の維持コストが高くなります。
一般的に、年会費がかかるクレジットカードは年会費無料のクレジットカードと比べて特典・サービスが豊富です。しかし、2枚の特典やサービスが重複している、またはそれぞれの強みを把握できていないと特典を十分に活用できず、年会費がムダになる可能性があります。
維持コストの心配をしたくない方や、特典をうまく使いこなせるかわからない方は、年会費無料のクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
ただし、初年度のみ年会費が無料になる、または条件付きで年会費が無料になるクレジットカードもあるため注意してください。
セキュリティ対策が豊富なクレジットカードを選ぶ
以下のようなセキュリティ対策が充実したクレジットカードを選べば、盗難や紛失による不正利用の防止につながります。
- 不正利用を検知して通知してくれる
- 不正利用時の補償がある
- ナンバーレスカードやエンボスレスカードを発行できる
ナンバーレスカードとは、券面にカード番号が記載されていないクレジットカードのことで、カード情報はアプリ上で確認できます。
エンボスレスカードは、表面の凹凸をなくし、裏面にカード番号を記載したクレジットカードです。
ナンバーレスカードやエンボスレスカードは、カード情報の盗み見による不正利用のリスクを下げられます。
クレジットカードの保有枚数が増えると盗難や紛失のリスクが高まるため、セキュリティに配慮されているかどうかも確認しましょう。
クレジットカードを2枚持ちするときの上手な使い方
2枚のクレジットカードをうまく使い分けるには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- メインカード・サブカードを決めて使う
- 利用状況をこまめに確認する
- 不正利用に気付けるよう対策する
それぞれ詳しくみていきましょう。
メインカード・サブカードを決めて使う
クレジットカードを2枚持ちする際は、メインカードとサブカードを決め、それぞれどのような場面で使うかを明確にしましょう。
たとえば、ポイントがたまりやすいA社のクレジットカードをメインカードとして利用し、特定のスーパーではポイントアップが受けられるB社のクレジットカードをサブカードとして利用すると決めておくと、より効率よくポイントをためられます。
また、使うシーンを決めておけば、目的別に利用明細を分けられるため、支出管理もしやすくなります。
利用状況をこまめに確認する
クレジットカードを2枚持ちして計画を立てずに利用していると、請求金額が想定より高くなる可能性があります。こまめに利用金額を確認し、それぞれのクレジットカードで何にいくら支出したのかを把握しましょう。
クレジットカードによって異なりますが、利用金額や利用可能額(現時点でいくら利用できるのかを示す金額)は、会員サイトやアプリなどでいつでも確認できます。
また、クレジットカードを2枚以上保有すると入金を忘れて支払いに遅れるリスクが高まります。それぞれの支払日を把握し、前日までに入金しましょう。
クレジットカードによっては、支払日が近付くとメールなどで知らせてくれる場合もあります。
不正利用に気付けるよう対策する
こまめに会員サイトやアプリを開き、身に覚えのない明細がないかを確認しましょう。
クレジットカードの保有枚数が増えると、紛失や盗難に気付きにくくなります。不正利用に気付くのが遅れると、クレジットカード会社による補償を受けられない可能性があるため注意が必要です。
利用明細の確認が習慣になれば不正利用を早期に発見でき、被害拡大を防げるかもしれません。また、クレジットカードの保管場所を決めておくことも大切です。
2枚目のクレジットカードにはライフカードがおすすめ
2枚目のクレジットカードを検討するなら、ライフカードがおすすめです。
ライフカードは、入会初年度のポイントが1.5倍、お誕生月のポイントが3倍になるなどのポイントプログラムが充実しています。年会費が無料なので、ほかのクレジットカードと2枚持ちしても維持コストが上がりません。
また、ライフカードは、Visa、Mastercard、JCBの3つの国際ブランドから選択できます。1枚目と異なる国際ブランドを選べば、より多くの店舗でご利用いただけます。
さらに、海外旅行時にカードの紛失・盗難時の手続き案内、病気やケガをしたときの病院の紹介を受けられる「LIFE DESK」や、不正利用の損害を補償する「カード会員保障制度」も付帯しています。
最短2営業日で発行できるため、2枚目のクレジットカードを探している方はぜひライフカードをご検討ください。
クレジットカードの2枚持ちに関するよくある質問
最後に、クレジットカードを2枚持ちに関するよくある質問を2つ紹介します。
- 同じクレジットカード会社で2枚目を発行できる?
- クレジットカードの枚数に制限はある?
それぞれ詳しくみていきましょう。
同じクレジットカード会社で2枚目を発行できる?
クレジットカード会社やカードの種類によっては、1枚目と同じクレジットカード会社で2枚目を発行できることがあります。
同じクレジットカード会社で2枚持ちすれば、利用明細を確認しやすくなります。ご利用可能枠が共有されるなどの注意点も踏まえて検討しましょう。
クレジットカードの枚数に制限はある?
クレジットカードの保有枚数に制限はないため、審査に通過できれば何枚でも保有できます。
ただし、保有枚数を増やしすぎると支払忘れや不正利用などのトラブルにつながりやすくなるため、使いこなせる範囲で保有しましょう。
まとめ
クレジットカードの平均保有枚数は約3枚です。クレジットカードを2枚持ちすれば、2枚の強みをどちらも享受でき、よりおトクなクレジットカード生活が送れるかもしれません。
また、2枚持ちすることでご利用可能枠が増える、トラブルに備えられるなどのメリットもあります。
いっぽうで、保有枚数が増えるほど使いすぎや支払遅れにつながりやすくなるため注意が必要です。使うシーンを決める、利用明細を確認するなどのポイントを押さえ、賢く使い分けましょう。
年会費無料で3つの国際ブランドから選べるライフカードは、2枚目のクレジットカードにもおすすめです。不正検知システムやカード会員保障制度が充実しており、安心して利用できます。