固定資産税をクレジットカード払いする
メリットや手順を解説
固定資産税は年4回に分けて納付する地方税の一つです。
自治体の財源となる重要な地方税で、土地や家屋などの固定資産を所有している方が対象になります。
なお、市街化区域内などでは都市計画税も同時に納付する仕組みです。
支払方法は複数あり、それぞれにメリットやデメリットがありますが、おトクに納付したい場合はクレジットカード払いを検討しましょう。
本記事では、固定資産税をクレジットカード払いするメリットやデメリット、手順などを解説します。
固定資産税とは

固定資産税とは地方税の一種で、土地や家屋、田畑、山林、住宅、倉庫などの「固定資産」を所有している人に課される税金です。集められた税金は地方自治体の財源の一部を担います。
また、事業用で購入して減価償却される以下のような機械や設備も「償却資産」として課税対象です。
- 金属加工機械
- 印刷機械
- 漁船
- 貨物船
- 飛行機
- ヘリコプター
- 大型特殊自動車
- OA機器
- エアコンなど
減価償却とは、長期にわたって使用する設備や機器の購入費用を一定期間に分割して経費として計上する会計処理を指します。
初年度に一括費用を計上する必要がないため事業計画を平準化でき、費用を分割して計上するため各年課税所得が抑えられ、結果として税金の計画的な負担の軽減が可能です。
なお、固定資産税は毎年1月1日時点で所有している資産価値を基に計算されるため、所有者は対象資産を正確に把握しておきましょう。
固定資産税をクレジットカードで納付するメリット
固定資産税をクレジットカードで納付するメリットは以下のとおりです。
- いつでも自宅から納付が可能
- クレジットカードのポイントがたまる
- 手持ちの現金がなくても納税できる
上記を順番に解説します。
いつでも自宅から納付が可能
クレジットカードの場合、24時間365日、夜間や休日を問わず固定資産税の納付が可能です。
クレジットカードと納税通知書、スマートフォン、パソコンを使って、家から出ることなく納税手続きを完了できます。
窓口の営業時間や現金の用意、納付上限額などを気にする必要がなく、仕事や家事などで時間の制約がある方におすすめです。
なお、固定資産税を納付する方法は以下のとおりです。
- クレジットカード
- スマホ決済
- Pay-easy(ペイジー)
- 口座振替
- コンビニエンスストア
クレジットカード以外にも自宅から出ずに固定資産税を納付できる方法があるので、外出する手間を省きたい方は活用しましょう。
クレジットカードのポイントがたまる
クレジットカードにはポイントサービスがあり、支払金額に応じてポイントがたまります。
クレジットカードにもよりますが、固定資産税のような税金の支払いでもポイントの蓄積が可能です。
ためたポイントはクレジットカードの利用分に充てたり、別のポイントサービスとの交換に利用できたりします。
たとえば、ライフカードのポイントプログラムでは、カード利用金額1,000円につき1ポイント(1ポイント=5円相当※)がたまり、口座へのキャッシュバックやギフトカードとの交換に利用できるほか、各種提携ポイントへの移行が可能です。
現金や口座引落ではポイントがたまらないので、同じ金額を納付する場合ポイント分がおトクになる可能性があると覚えておきましょう。
- ※ポイントの価値は、交換いただく商品・サービスにより変動します。
手持ちの現金がなくても納税できる
クレジットカードはクレジットカード会社に代金を立て替えてもらい、後日決済する後払い方式です。
固定資産税は納付期限が設定されており、過ぎてしまうと滞納扱いとなり延滞金が発生します。
急な出費や収入のタイミングが合わず現金不足に陥っても、クレジットカード払いなら固定資産税の納付期限を守り、滞納を回避できるのは大きなメリットです。
滞納による延滞金が発生すると余計な出費が増えるので、手持ちの現金がない場合はクレジットカードでの納付を検討しましょう。
固定資産税をクレジットカードで納付するデメリット
固定資産税をクレジットカードで納付するデメリットは以下のとおりです。
- 手数料がかかる
- 領収書と納税証明書が必要な場合は申請する
上記を順番に解説します。
手数料がかかる
クレジットカードで固定資産税や税金を納付した場合、税額に応じて手数料が発生します。
たとえば、東京都では、最初の1万円までは37円(消費税別)、以降1万円ごとに75円(消費税別)が加算される仕組みです。
仮に、固定資産税が100,000円の場合、クレジットカードで納付すると712円(消費税別)の手数料がかかります。
クレジットカードで納付するとポイントが付与されますが、ポイントサービスによって付与率は異なり、得られるポイントよりも手数料のほうが割高になる可能性があるので注意しましょう。
なお、手数料は地方自治体によって異なる場合があるので事前の確認をおすすめします。
領収書と納税証明書が必要な場合は申請する
固定資産税をクレジットカード払いすると、通常の現金納付のように領収書が発行されません。
領収書が必要な場合は、クレジットカード会社の利用明細書をダウンロードし、印刷して代用しましょう。
なお、公式な納税の証明である「納税証明書」の発行には時間がかかるケースも少なくありません。すぐに必要な場合は、納付した市区町村の役所の窓口か郵送、電子申請のいずれかの方法による申請が必要です。
固定資産税をクレジットカードで納付する方法
固定資産税の納付期限は地方自治体によって異なりますが、1年分の固定資産税を4回に分けた分割払いや一括払いが多いです。
たとえば、東京都では第1期を6月、第2期を9月、第3期を12月、第4期を翌年2月と定め、第1期の納付月に納税通知書を送付します。設定された納付期限までに納税を済ませましょう。
固定資産税は地方税なので、「地方税お支払サイト」や「モバイルレジ」などのWebサイトやアプリから納付できます。
たとえば、「地方税お支払サイト」で支払う場合の手順は以下のとおりです。
- 1納税通知書を確認する
- 2「地方税お支払サイト」で「eL-QRでお支払い」または「eL番号でお支払い」を選択する
- 3QRコードを読み取る、または納税通知書の番号を入力する
- 4eL-QRを読み取った場合は、読み取り結果を確認する
- 5「お支払いへ進む」を選択する
- 6メールアドレスを入力する
- 7メールアドレスに届いた6桁の確認コードを入力する
- 8画面に従って手続きを完了する
まずは、固定資産税に関する納税通知書を確認しましょう。
納税通知書には納付金額や期限だけでなく、納税方法や手続きに必要な番号が記載されているので確認すると良いでしょう。
次に、「地方税お支払サイト」へアクセスして「eL-QRでお支払い」または「eL番号でお支払い」のいずれかを選択します。納付書によってはeL-QRが印字されていない場合があるので、適した方法を選びながら操作しましょう。
画面上に納付金額や納付先、納期限などが表示されているので、内容に間違いがないか確認して、問題がないなら「お支払いへ進む」を選択します。
「地方税お支払サイト」ではインターネットバンキングや口座振替(ダイレクト方式)などの支払方法がありますが、今回はクレジットカードを選択して、メールアドレスを入力しましょう。
入力したメールアドレスに6桁の確認コードが届くので、画面に入力すると決済画面へと移行します。あとは画面の指示に従って操作すれば、固定資産税の納付は完了です。
スマートフォンやパソコンで自宅から簡単に固定資産税を納付できるため、仕事や家事で忙しい方はクレジットカードを有効活用しましょう。
固定資産税以外にクレジットカードで納付できる税金
クレジットカードで納付可能な国税は以下のとおりです。
- 申告所得税および復興特別所得税
- 消費税および地方消費税
- 法人税(連結納税を含む)
- 地方法人税(連結納税を含む)
- 相続税
- 贈与税
- 源泉所得税および復興特別所得税
- 源泉所得税
- 申告所得税
- 復興特別法人税(連結納税を含む)
- 消費税
- 酒税
- たばこ税
- たばこ税およびたばこ特別税
- 石油税
- 石油石炭税
- 電源開発促進税
- 揮発油税および地方道路税
- 揮発油税および地方揮発油税
- 石油ガス税
- 航空機燃料税
- 登録免許税(告知分のみ)
- 自動車重量税(告知分のみ)
- 印紙税
- 国際観光旅客税
また、住んでいる地方自治体によっては固定資産税以外の地方税もクレジットカードで納付できます。
たとえば、東京都で納付可能な地方税は以下のとおりです。
- 固定資産税
- 自動車税種別割
- 不動産取得税
- 個人事業税
なお、自治体によって対応が異なるため、納付前に自治体の公式サイトを確認しましょう。
固定資産税のお支払いにおすすめのクレジットカード

固定資産税のお支払いにおすすめのクレジットカードはライフカードです。
ライフカードは年会費無料のクレジットカードで、Visa、JCB、Mastercardの3種類から国際ブランドを選べます。
ライフカードではカード利用金額1,000円につき1ポイント(1ポイント=5円相当※)がたまります。
- ※ポイントの価値は、交換いただく商品・サービスにより変動します。
さらに、ライフカードでは次のようなステージ制プログラムを導入しているため、クレジットカードを使うほどポイントをためやすくなります。
- 年間利用額50万円以上:翌年のポイント付与率が1.5倍に上昇
- 年間利用額100万円以上:翌年のポイント付与率が1.8倍に上昇
- 年間利用額200万円以上:翌年のポイント付与率が2倍に上昇
また、入会後1年間のポイント倍率が1.5倍にアップし、お誕生月のご利用は3倍にアップする特典もあるため、クレジットカードで納付する際の手数料負担を軽減しやすい点は大きな魅力です。
固定資産税をクレジットカードで納付したいと考えている方は、ぜひライフカードを検討してみましょう。
固定資産税を納付するならクレジットカードがおすすめ
固定資産税は毎年1月1日時点で所有している土地や家屋、事業で使用する機械などの固定資産に対して課される地方税です。
1年分の税金を一括、あるいは4回に分けて納付しますが、複数の支払方法の中からクレジットカード払いが選択できます。
クレジットカード払いはポイントが還元され、後払い方式なので手元に現金がなくても納付可能などのメリットが得られる支払い方法です。
特に、ライフカードは年会費無料のクレジットカードでポイントをためやすく、Visa、JCB、Mastercardの3種類から国際ブランドを選べるなど、メリットの多いクレジットカードなので、申込みの検討をおすすめします。