クレジットカードのルールとは?
仕組みや注意点も解説

クレジットカードは、実店舗でのお買い物やオンラインショッピング、公共料金の支払いなど、さまざまな場面で利用できます。
ただし、クレジットカードを利用する際は、いくつかのルールを守る必要があります。
本記事では、クレジットカードに関する主なルールや利用時の注意点を解説します。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは、購入した商品やサービスの代金を後払いできるカードです。
店舗やオンラインストアでクレジットカードを利用すると、クレジットカード会社が代金を立て替えます。クレジットカード会社は、原則1ヶ月分の利用金額をまとめてクレジットカード保有者に請求し、事前に登録した金融機関から引落とされる仕組みです。
クレジットカードは、店舗でのお買い物からサブスクリプションサービスの料金決済、電子マネーへのチャージまで、幅広い用途で利用されています。
クレジットカードに関する主なルール
クレジットカードには、利用資格をはじめとするさまざまなルールが定められています。以下では、クレジットカードに関するルールを詳しく解説します。
利用資格に関するルール
クレジットカードは、会員本人以外は利用できません。
多くのクレジットカード会社では、会員規約でクレジットカードの貸与を禁止しています。クレジットカードを他人に貸すことは、たとえ家族であっても規約違反にあたるため、注意しましょう。
国際ブランドに関するルール
国際ブランドとは、世界中の国や地域でクレジットカード決済を利用するためのシステムを提供するブランドです。国際ブランドは、以下のとおりです。
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover Card
- 銀聯
クレジットカードにはそれぞれ国際ブランドが付帯しており、各加盟店で利用できます。たとえば、Visaが付帯するクレジットカードはVisaの加盟店で利用でき、Mastercardが付帯するクレジットカードはMastercardの加盟店で決済が可能です。
支払いに関するルール
クレジットカードには、それぞれ締め日と支払日が設けられています。締め日はその月の利用金額を集計する最終日であり、支払日は登録した金融機関の口座から利用代金が引落とされる日です。
たとえば、締め日が毎月5日、支払日が当月27日のクレジットカードの場合、5日までの1ヶ月間の利用代金※が、その月の27日に口座から引落とされます。
- ※利用先からクレジットカード会社への正式な売上データ到着時期によっては、支払いが翌月以降にずれ込む場合があります。
期日に遅れてしまうと、支払いが遅れた期間に応じて遅延損害金が発生するほか、カードが利用停止される場合があります。クレジットカードを利用する際は、締め日と支払日を確認し、期日を守ることが大切です。
また、クレジットカードごとに一括払い、リボ払い、分割払い、ボーナス払いなど、複数の支払方法が用意されており、利用代金を分割して支払うことも可能です。手元の資金の状況に応じて、支払方法を柔軟に選ぶことができます。
クレジットカードで利用できる金額に関するルール
クレジットカードには、それぞれご利用可能枠が設定されており、ご利用可能枠を超えてクレジットカードを利用することはできません。
たとえば、ご利用可能枠が100万円に設定されたクレジットカードは、その範囲内で実店舗でのお買い物やオンラインストアでの支払いなどに利用できます。
ただし、利用残高(支払いが済んでいない利用代金)がある場合、そのクレジットカードで利用できる金額は、ご利用可能枠から利用残高を差し引いた金額です。
たとえば、ご利用可能枠が100万円のクレジットカードで利用残高が30万円ある場合、そのクレジットカードで利用できる金額は70万円(100万円-30万円)です。
ご利用可能枠や利用残高は、クレジットカード会社の会員専用サイトやスマホアプリで確認できます。ご利用可能枠を超えてしまい決済できない事態を避けるためにも、事前にいくら利用できるのかを確認しておきましょう。
本人認証に関するルール
クレジットカードを利用する際は、会員本人であることを確認するための本人認証が必要です。本人認証は、不正利用の防止や、取引の安全確保を目的に実施されています。
従来、店頭での利用時は、暗証番号の入力やサインによる本人認証が実施されていました。
日本クレジット協会の「クレジットカード・セキュリティガイドライン」の改定により、2025年3月末をもってサインによる本人認証は廃止され、原則として暗証番号の入力が必要になります。
後払いやキャッシングに関するルール
クレジットカードの後払いやキャッシングは、利用者が返済不能に陥ることを防ぐため、割賦販売法と貸金業法によるルールが定められています。
| 法律の名称 | 適用の対象 |
|---|---|
| 割賦販売法 | クレジットカードの2ヶ月以上の後払いが対象 |
| 貸金業法 | キャッシングが対象 |
割賦販売法では、クレジットカード会社に対し、支払可能見込額の調査や過剰与信の防止を義務づけるなど、利用者保護のための規定が設けられています。
クレジットカード機能のうち、キャッシングは貸金業法の対象です。貸金業法には総量規制のルールがあり、借入残高が原則として年収の3分の1を超えると、新たな借入れができなくなります。
クレジットカードを利用する際の注意点

クレジットカードは日々のお買い物やWEBでの決済に利用できる便利な仕組みですが、利用する際はいくつかの注意点があります。主な注意点は以下のとおりです。
- 盗難・紛失時はすぐにカード会社に連絡する
- リボ払いや分割払いの仕組みを知って利用する
- 暗証番号を適切に設定・管理する
それぞれの詳しい内容を解説します。
盗難・紛失時はすぐにカード会社に連絡する
クレジットカードを盗難・紛失してしまうと、第三者に不正使用される可能性があります。盗難・紛失に気づいたときは、クレジットカード会社にすぐに連絡し、利用停止や再発行の手続きを進めましょう。
リボ払いや分割払いの仕組みを知って利用する
リボ払いは利用金額や件数に関わらず毎月の支払額がほぼ一定になる方法であり、分割払いは指定した回数に分けて支払う方法です。リボ払いや分割払いを利用すると、高額なお買い物の代金を分割して支払えるため、月々の負担が軽減されます。
ただし、リボ払いや分割払いは原則として手数料がかかり、支払いが長期間にわたる可能性があります。手数料を事前に確認し、計画的に利用しましょう。
暗証番号を適切に設定・管理する
暗証番号は、本人認証に使用する大切な番号です。生年月日や自宅の住所、電話番号の下4桁などの数字は避け、第三者に推測されにくい番号を設定しましょう。
暗証番号を第三者に教えないことや、暗証番号を記載したメモをクレジットカードと一緒に保管しないことなど、適切な管理が重要です。
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- ※事前エントリーが必要です。
- ※インターネット海外サイト、国内免税店、機内販売は対象外となります。
クレジットカードはルールを守って利用しよう
クレジットカードは、第三者に貸してはいけない、ご利用可能枠を超えて利用できないなど、いくつかのルールがあります。
たとえば、支払期日を過ぎた場合、支払いが完了するまでの期間に対して遅延損害金が発生します。クレジットカードのルールを把握し、適切な利用を心がけましょう。
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