プリペイドカードの使い方は?特徴やチャージ方法も解説
キャッシュレス化が進み、クレジットカードや電子マネー、コード決済などの利用が増えています。
そして、キャッシュレス決済の一つとして、プリペイドカードの普及も進んでいます。
しかし、使い方やクレジットカードとの違いなど、プリペイドカードの基本的な仕組みをまだご存じない方も多いかもしれません。
本記事では、プリペイドカードの特徴や使い方、利用時の注意点などをわかりやすく紹介します。
プリペイドカードの6つの特徴
プリペイドカードは呼称に「カード」がつくため、クレジットカードと混同しやすく、わかりにくさを感じる方もいるかもしれません。
そこで、プリペイドカードとはどんなキャッシュレス決済で、クレジットカードとの違いは何かがわかるように、プリペイドカードの特徴をわかりやすく紹介します。
①使う金額を前払いする
プリペイドカードは、「プリペイド=前払い」の名のとおり使う金額を前払いする点が特徴です。商品やサービスの購入代金をあとから支払う「ポストペイ=後払い」のクレジットカードとは、お金を支払うタイミングに大きな違いがあります。
プリペイドとポストペイの違いはあっても、チャージした金額の範囲内であれば、現金を持ち歩くことなくクレジットカードと同じ感覚で利用できます。いっぽうで、クレジットカードのようにあとから利用代金の支払いが発生しないため、家計管理にも便利です。
②申込後すぐに使える
プリペイドカードは申込にあたって、クレジットカードのような審査や引落先口座の登録は不要です。そのため、早ければアカウント登録後すぐに利用可能です。
すぐに使える手軽さがありながら、現金よりも安心・安全に使える点も特徴です。
チャージした金額の範囲内での利用になるため、クレジットカードや現金に比べて使いすぎ防止にも役立ちます。さらに、紛失・盗難による不正利用の損害を補償するプリペイドカードもあるなど、セキュリティ面で手厚いサポートを受けられる場合もあります。
③年齢制限がない
一般的なクレジットカードを申し込むには、18歳以上からなどの年齢条件をクリアしなければなりません。
しかし、多くのプリペイドカードは18歳未満の申込にも対応します。中には、保護者の同意があれば、小学生や中学生が利用できるものや年齢制限のないプリペイドカードもあります。
お小遣いや学校・習いごとにかかるごはん代、交通費など、お子さんに現金を渡す場面は意外と多いですが、お金を持ち歩くことに不安を感じる保護者も多いかもしれません。そんな保護者にとって、プリペイドカードは有効な選択肢の一つとなるでしょう。
④カード番号が付与される
国際ブランド付き(Visa、Master、JCB)のプリペイドカードの場合、プリペイドカードは、クレジットカードと同じように1枚ごとにカード番号が付与されるため、クレジットカードや代引きを利用しなくてもネットショッピングを楽しめます。
クレジットカードと同様にプリペイドカードにも有効期限がありますが、更新されてもカード番号は変わりません。そのため、同じ番号を繰り返し利用できます。
⑤年会費がかからない
クレジットカードは年会費がかかるものも珍しくありません。しかし、プリペイドカードの多くは年会費を無料としているため、コストをかけずにキャッシュレスに対応できます。
ただし、リアルカードを作る場合には発行手数料が基本的にかかるため、各発行会社の利用条件を良く確認しましょう。
⑥「チャージ型」と「使い切り型」がある
プリペイドカードには「チャージ型」と「使い切り型」の2種類があります。それぞれの違いは下表のとおりです。
種類 | 概要 |
---|---|
チャージ型 | カードにチャージした金額の範囲内で繰り返し利用できる |
使い切り型 | カードにあらかじめ設定された金額分だけ利用できる |
チャージ型のプリペイドカードはご自身でチャージ金額を自由に設定でき、チャージすれば繰り返し何度でも利用できます。VisaやJCBなどの国際ブランドの付くプリペイドカードであれば、クレジットカードが使えるお店で使用可能です。
いっぽうの使い切り型はあらかじめ使える金額が決まっているプリペイドカードで、「QUOカード」や「図書カード」が該当します。
コンビニなどで販売されているデジタルコンテンツ購入用のギフトカードも、使い切り型のプリペイドカードに含まれます。
また、ライフカードの「Ⅴプリカ」はチャージ型ですが、コンビニで買える「Ⅴプリカギフト」は使い切り型です。Visaがついているプリペイドカードのため、そのままネットショッピングにご利用いただけます。また、アカウント登録してチャージすることでチャージ型のVプリカとして利用することも可能です。
なお、本記事ではチャージ型のプリペイドカードを紹介します。
プリペイドカードの使い方

使い切り型のプリペイドカードは、使える金額や対象の商品やサービスが決まっているため、初めてでも使いやすい点が特徴です。チャージ型のプリペイドカードはどのように使うのか、具体的な使い方や、申込から利用までの流れを解説します。
①プリペイドカードを申し込む
プリペイドカードは原則として審査不要のため、申込後すぐに利用できます。
プリペイドカードによって異なりますが、メールアドレスやアカウントを登録したあと、専用のサイトやスマホアプリからオンラインで申し込むのが一般的です。
②現金をチャージする
オンラインでの申込からおおよそ1~2週間でプリペイドカードが届いたら、カード会社の定める方法で現金をチャージします。
最近はプラスティックカードを発行せず、専用のスマホアプリを使うプリペイドカードも増えています。こうしたカードレスタイプのプリペイドカードであればカードの到着を待たずに、申し込んだ当日に現金のチャージや利用が可能です。
現金のチャージには、銀行ATMやコンビニ端末、インターネットバンキング、クレジットカードなどが利用できます。
③ショッピングに利用する
プリペイドカードへのチャージが済んだら、すぐショッピングに利用できます。
実店舗で利用する場合は「クレジットで」と伝えると、クレジットカードの1回払いと同様に使えます。ネットショッピングの場合は、購入時にカード番号を画面上で打ち込みます。なお、残高不足になると利用できないため注意しましょう。
シーン別!プリペイドカードの便利な使い方
プリペイドカードは現金より便利に、クレジットカードより手軽に使えます。
ここでは、具体的にどんなときに役立つのか、プリペイドカードの便利な使い方をシーン別に紹介します。
クレジットカードを持てないとき
「18歳未満の未成年である」「申し込んだけど審査に落ちてしまった」など、様々な事情からクレジットカードを持てないときはプリペイドカードが便利です。
たとえばネットショッピングでのお買い物時にクレジットカードがなければ、手数料を払って代引きを選択する、コンビニなどで後払いするなど、手間や負担がかかります。
しかし、プリペイドカードがあれば、クレジットカードがなくてもネットショッピングを手軽に利用できます。
原則プリペイドカードは審査がなく未成年でも申し込めるものが多いため、クレジットカードより手にしやすいのも魅力です。
お金の使いすぎを防ぎたいとき
プリペイドカードは、事前にチャージした金額の範囲内でしか利用できません。利用料金を後払いするクレジットカードとは異なり、気づかないうちに使いすぎる心配は不要です。
「節約したいのにうまくいかない」「何にお金を使ったのか把握できない」などの悩みがある場合は、プリペイドカードにチャージした金額の範囲内でやりくりすれば使いすぎを防ぐのに役立ちます。
お子さんに生活費やお小遣いを渡すとき
進学などで離れて暮らすお子さんにまとまった生活費を送るときにも、プリペイドカードがおすすめです。
プリペイドカードは、現金を持ち歩かなくても、国内外の様々なお店やネットショッピングで使えます。また、セキュリティが充実しているなど、現金にはないメリットもあります。
現金ではなくプリペイドカードでお小遣いを渡すのもおすすめです。お金の管理がむずかしい年齢のお子さんを対象に、使いみちや使った金額を管理できるアプリを提供するプリペイドカードもあります。
プリペイドカードの使い方に関する注意点
安心で便利なプリペイドカードですが、利用時に知っておきたい注意点がいくつかあります。
- カードごとに有効期限が設けられている
- チャージしたお金は払い戻しできない
- 支払いは1回払いに限られる
- 使えないお店や支払いもある
それぞれ詳しくみていきましょう。
カードごとに有効期限が設けられている
プリペイドカードにも、クレジットカードと同じように、1枚ごとに有効期限が設けられています。
各プリペイドカードによって異なりますが、プリペイドカードの有効期限はおおよそ1年から5年です。
有効期限を過ぎたプリペイドカードは、それ以降の利用はできません。引き続きプリペイドカードを利用する場合は、カードの更新を忘れないようにしましょう。
プリペイドカードにチャージ済みの現金は、更新後のカードに移行されます。ただし、更新せずにプリペイドカードの解約や失効となれば、チャージ残高も失われるため注意が必要です。
チャージしたお金は払い戻しできない
プリペイドカードはチャージした現金の払い戻しに対応していません。プリペイドカードを解約してもチャージ済みのお金は返金されないため、お買い物で使い切りましょう。
サービス終了に伴う返金はありえますが、プリペイドカードにチャージした現金は原則として戻らないと理解しておくことが大切です。
支払いは1回払いに限られる
プリペイドカードは、チャージした金額の範囲内とはいえ、クレジットカードと同じような感覚で使えます。しかし、クレジットカードの分割払いやリボ払いのように複数回に分けての支払いはできず、1回払いのみに限られます。
また、チャージした金額が利用金額の上限となり、不足分をあとから支払う選択肢はありません。現金と併用したくても、対応できない店舗もあります。
プリペイドカードを利用する前にチャージ残高を把握し、不足する場合はチャージしておきましょう。
使えないお店や支払いもある
ほとんどのプリペイドカードには、VisaやMastercard、JCBなどの国際ブランドが付いています。こうした国際ブランド付きのプリペイドカードは、そのブランドの加盟店で幅広く利用可能です。
ただし、一部利用できない店舗やサービスがあるため注意しましょう。プリペイドカードを利用できない店舗やサービスの例は以下のとおりです※。
- 公共料金やスマホ料金など毎月の継続的な支払い※
- 飛行機の機内販売
- 電子マネーのチャージ
また、専用スマホアプリを使ってカードレスで利用できるプリペイドカードの中には、実店舗で利用できないものもあります。
- ※Vプリカで公共料金のお支払いをする場合は、本人確認をすることでお支払い可能となります。
インターネットも実店舗も!使い方に合わせて選べるVプリカがおすすめ

「キャッシュレス決済は便利だけどクレジットカードは審査に不安がある」「使ったお金をきちんと管理したい」と考えている方にはVプリカがおすすめです。
Vプリカは審査不要で使える、チャージ式のVisaプリペイドカードです。スマホアプリやWeb(マイページ)を使い、申込から即日で利用できます。原則として年齢制限はなく、保護者の同意があれば18歳未満でも申込可能です。
クレジットカードのようにネットショッピングで使えるほか、リアルカードを発行すると実店舗での利用も可能になります。
また、本人確認することでチャージ上限なく使うことができるのでサブスクの支払にも対応しています。
コンビニでチャージコードを買ってⅤプリカにチャージするだけで使えるので、クレジットカードを持たない方でも手軽に始められます。セキュリティサービスも備えており、初めてのプリペイドカードとして安心して使えます。
なお、ライフカードからチャージするとライフカードのポイントがたまり、たまったポイントはⅤプリカに交換できます。
Ⅴプリカについて詳しくはこちら
まとめ
プリペイドカードは、その名のとおり、前払いによるキャッシュレス決済の一つです。
プリペイドカードにはあらかじめ使える金額が固定されている使い切り型もありますが、繰り返し何度でもチャージして使えるチャージ型が注目されています。
チャージ型のプリペイドカードは審査不要で年齢制限のないものも多く、クレジットカードより柔軟に使えます。申込から最短即日での利用も可能です。
また、現金と異なり紛失時の不正利用リスクにも備えられるほか、お金の使いすぎを防ぐ効果も期待されます。
現在、プリペイドカードの選択肢は広がり続けています。目的や使い方に合わせてご自身にぴったりの1枚を選びましょう。
Vプリカは審査や年齢制限がないプリペイドカードです。
カードレスでネットショッピング専用の「Vプリカ」から、国内外のお店で使える「Vプリカ+リアル」まで、ライフスタイルに合わせたカードを選べるのも魅力ですのでぜひご検討ください。