ETCパーソナルカードとは?デポジットや作り方も解説

公開日:2026-06-18
ETCパーソナルカードとは?デポジットや作り方も解説

ETCパーソナルカードとは、高速道路会社6社が共同で発行するETCカードです。あらかじめデポジット(保証金)を預託することで、クレジットカード契約をしていない方でも申込める点が特徴です。

本記事では、ETCパーソナルカードのメリット・デメリットやデポジットの仕組み、作り方を解説します。クレジットカードの審査が不安な方に向けて、ETCパーソナルカード以外の選択肢もあわせて紹介します。

<この記事のポイント>

  • ETCパーソナルカードのメリット・デメリットを整理
  • 申込みから発行までの流れをわかりやすく解説
  • 審査なしでETCカードを発行する方法もあわせて紹介

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ETCパーソナルカードとは

ETCパーソナルカードとは、個人が申込めるETCカードのひとつで、高速道路会社6社が共同で発行するカードです。

あらかじめデポジット(保証金)を預けることで発行でき、有料道路の通行料金の支払いにのみ利用できます。ETCパーソナルカードの通行料金は、指定した金融機関口座から毎月自動で引落されます。

なお、個人向けのETCカードは、大きく分けると「ETCパーソナルカード」と「クレジットカード付帯のETCカード」の2つです。多くの場合、「ETCカード」というと、クレジットカード付帯のETCカードを指すことが一般的です。

クレジットカード付帯のETCカードについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

ETCパーソナルカードのメリット

ETCカードをセットアップ済みのETC車載器に挿入すれば、高速道路のETCレーンを利用し、料金所で一時停止することなく通行できます。

  • クレジットカードのような与信審査が実施されない
  • 未成年でも発行できる
  • 使いすぎを防ぎやすい
  • ETC割引を受けられる
  • ETCマイレージサービスに登録するとポイントがたまる

クレジットカードのような与信審査が実施されない

ETCパーソナルカードは、クレジットカード付帯のETCカードとは異なり、デポジットを預託したうえで発行を受ける仕組みです。

発行にあたり、利用規約に基づく審査は行われますが、クレジットカードのような支払能力に関する審査は実施されません。そのため、信用情報(クレジットやローンの取引事実を登録した個人情報)に不安がある方でも、ETCカードを利用する選択肢のひとつとして検討できます。

未成年でも発行できる

ETCパーソナルカードは満16歳以上であれば申込みが可能です。そのため、バイクでETCを利用したい16歳・17歳の方でも、条件を満たせば申込めます。

未成年の方が申込む場合は親権者の同意に加え、申込者と親権者の続柄が記載された住民票等が必要です。

なお、多くのクレジットカードは満18歳以上であれば申込みが可能ですが、高校生は対象外となる場合があります。

たとえば、ライフカードが発行する「学生専用ライフカード」は、満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方、または進学予定で満18歳以上の高校生の方にお申込みいただけます

卒業される年の1月以降にお申込みいただけます。

使いすぎを防ぎやすい

ETCパーソナルカードは、預託したデポジット額が利用上限額となるため、使いすぎを防ぎやすいことが特徴です。

ただし、利用料金が利用限度額を超えると一時的に利用が停止されるため、平均利用月額を踏まえて余裕のあるデポジット額を設定しましょう。

いっぽう、クレジットカードは後払いの仕組みであり、契約者ごとに設定された利用限度額の範囲内で利用できます。便利な反面、必要以上に使ってしまう可能性があります。

ETC割引を受けられる

ETCパーソナルカードでは、一般的なETCカードと同様に、ETC割引を受けることができます。

割引の種類 対象日時 割引内容 対象者
平日朝夕割引 平日6:00~9:00、17:00~20:00 最大50%割引(毎月の対象走行回数に応じ、最大100キロ相当分まで還元) ETCマイレージサービスに登録している方
深夜割引 毎日0:00~4:00 30%割引 すべてのETC搭載車
休日割引 土曜・日曜・祝日 30%割引

普通車、軽自動車等(二輪車)

特に、割引対象の日時・道路でETCを利用する機会が多い方にとっては、通行料金の負担軽減につながるため、経済的なメリットを感じやすいでしょう。

上記のほかにも、各高速道路会社が期間限定で割引プランを実施している場合があります。

ETCマイレージサービスに登録するとポイントがたまる

ETCマイレージサービスに登録したETCカードで対象道路をETC無線走行すると、各種割引適用後の支払額に応じてポイントが付与されます。登録料や年会費はかかりません。

たまったポイントは「還元額(無料通行分)」に交換することで、通行料金の支払いに充てられます。

加えて、ETC割引のうち「平日朝夕割引」を受けるには、ETCマイレージサービスへの事前登録に加え、対象道路・対象時間帯などの条件を満たす必要があります。

ETCパーソナルカードのデメリット

ETCパーソナルカードには、以下のデメリットもあります。

  • 年会費とデポジットの預託が発生する
  • 申込みや発行に時間がかかる
  • 複数枚の発行はできない

年会費とデポジットの預託が発生する

ETCパーソナルカードを利用するには、発行・運営をまかなう費用として1,257円(税込)の年会費がかかります。また、クレジットカードのような与信審査がない代わりに、あらかじめデポジットを預託する必要があります。

デポジット額は、申込み時に申告する平均利用月額の4か月分で、最低3,000円です。たとえば、申込み時に申告する平均利用月額が1万円であれば、4万円のデポジットを預託します。

いっぽう、クレジットカード付帯のETCカードは、手数料無料で発行できる場合もあります。

申込みや発行に時間がかかる

ETCパーソナルカードの申込みは郵送で行う必要があり、クレジットカード付帯のETCカードに比べて手続きに手間や時間がかかる傾向があります。また、デポジットは事務局から郵送される払込用紙を利用してコンビニで支払う必要があります。

デポジットの入金確認後、カードが手元に届くまでには2週間程度かかります。申込書の郵送や内容確認、デポジットの振込みにかかる期間も含めると、申込みから受取りまでには一定の時間を見込んでおく必要があります。

書類に不備があった場合やデポジットの入金が遅れた場合などは、さらに時間がかかる可能性があります。

複数枚の発行はできない

ETCパーソナルカードは、一度の利用申込みで発行できるカードが1枚に限られています。

車や利用シーンに応じてETCカードを使い分けたい場合は、クレジットカード付帯のETCカードを検討するとよいでしょう。なお、発行可能枚数はクレジットカードによって異なります。

クレジットカードを複数枚保有し、それぞれでETCカードを発行するのもひとつの方法です。ただし、クレジットカードごとに審査や管理が必要になります。

ETCパーソナルカードの作り方

ETCパーソナルカードの申込手続は、郵送で行います。手順は以下のとおりです。

  1.  「ETCパーソナルカード利用申込書」を作成する
  2. 申込書と本人確認書類などをETCパーソナルカード事務局に郵送する
  3. 払込用紙でデポジットを預託する
  4. ETCパーソナルカードを受取る

ETCパーソナルカードWebサービス上で必要事項を入力し、申込書を作成します。入力後に出力されるPDFファイルを印刷し、自署・捺印のうえ、本人確認書類などの必要書類を同封して郵送しましょう。

次に、事務局から届く払込用紙を利用し、デポジットを預託します。デポジット額が28万円以下の場合は、コンビニエンスストアで支払えます。

デポジットの入金が確認されると、2週間程度でETCパーソナルカードが簡易書留・転送不可郵便で郵送される流れです。

受取後、セットアップ済みのETC車載器にETCパーソナルカードを挿入すれば、届いたその日からETCを利用できます。

ETCカードの使い方について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

審査なしでETCカードを発行する方法はほかにもある?

ETCカードを発行したいけれど、クレジットカードの審査に不安がある場合、以下の選択肢も検討できます。

  • 家族カードでETCカードを発行する
  • デポジット型クレジットカードを発行する

家族カードでETCカードを発行する

家族カードとは、クレジットカードの本会員の家族に対して発行されるカードです。一般的に、クレジットカード本会員と生計を同一にする配偶者や両親、18歳以上のお子さんが対象ですが、条件はカード会社によって異なります。

家族カードにも審査はありますが、本会員の信用情報や利用状況などをもとに判断されるため、クレジットカードの審査に不安がある方でもETCカードを持てる可能性があります。

ただし、家族カード会員分のETCカードを発行できないクレジットカードもあるため、事前に確認しましょう。

デポジット型クレジットカードを発行する

審査に不安がある方やはじめてクレジットカードを作る方は、デポジット型クレジットカードを発行するのもひとつの方法です。

デポジット型クレジットカードとは、事前にデポジットを預託し、その金額に応じた利用可能枠の範囲内で使えるクレジットカードです。

ETCカードを追加できるデポジット型クレジットカードであれば、ETCの利用だけでなく、日々のショッピングも後払いで利用できます。

なお、デポジット型クレジットカードのなかには、ETCカードの発行に対応していないものもあります。

ETCパーソナルカードに関するよくある質問

ETCパーソナルカードに関するよくある質問を紹介します。

  • ETCパーソナルカードのデポジットは毎月払う?
  • ETCパーソナルカードの審査に落ちることはある?

ETCパーソナルカードのデポジットは毎月払う?

デポジットは申込み手続きの過程で預託するもので、毎月支払うものではありません。

また、プリペイドカードのような前払金とは異なり、支払いを保証するためのものであるため、毎月の通行料金の支払いには利用できません。

なお、ETCパーソナルカードを解約する際には、所定の手続きを経たうえで、未払料金などがある場合は清算後にデポジットが返金されます。

ETCパーソナルカードの審査に落ちることはある?

ETCパーソナルカードの発行時には、利用規約に基づく審査があります。

そのため、申込内容や利用規約上の条件によっては、発行されない可能性があります。ただし、詳しい内容や基準は公表されていません。

ETCカードを発行するならライフカードがおすすめ

審査に不安がある方や、クレジットカードをはじめて発行する方には、デポジット型ライフカードがおすすめです。

事前に預託したデポジット(保証金)が利用限度額となり、その範囲内で店頭でのお買い物、WEBショッピング、公共料金の支払いなどに利用できます。

デポジット型ライフカードでは、年会費無料でライフETCカードの発行が可能です※1※2※3。ぜひご検討ください。

※1

限度額3万円/5万円の場合、ETCカードの発行はいたしかねます。ご了承ください。

※2

ETCカードを追加するカードが年会費有料の場合、あるいはビジネスカードの場合は翌年の年会費が無料です。

※3

一部の提携カードは次年度以降550円(税込)かかります。

ETCパーソナルカードは余裕をもって申込みを

ETCパーソナルカードとは、高速道路会社6社が共同で発行するデポジット型のETCカードです。クレジットカードのような与信審査ではありませんが、利用規約に基づく審査があり、預託したデポジット額が利用限度額となります。通行料金は、指定した金融機関口座から引き落とされます。
 
いっぽうで、ETCパーソナルカードの利用には1,257円の年会費が必要です。また、発行に時間がかかる傾向があるため、余裕をもって申込みましょう。


そのほか、審査が不安な場合は、家族カードに付帯するETCカードや、ETCカードを追加できるデポジット型クレジットカードを検討するのも選択肢のひとつです。

ライフカードをご検討の方へ

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竹下 昌成

この記事の監修者

竹下 昌成

竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC専任講師。兵庫県西宮市在住、昭和46年生まれ。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート、それだけで生活できるようになったので卒サラ。現在は大家業をメインに講師や執筆活動、相談業務でのんびりと過ごしています。得意分野は不動産投資や住宅購入など。お気軽にご相談ください。

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ETCパーソナルカードとは?デポジットや作り方も解説

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更新日:2026-06-18