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クレジットカードの不正利用とは?対策や対処法を解説

クレジットカードは、基本的にしっかりと管理していれば不正利用されるリスクは減りますが、被害に遭う可能性がゼロになるわけではありません。そのため、適切な管理に加えて、不正利用の被害を避ける方法や被害に遭った場合の対処方法を知っておくことが大事です。

本記事では、クレジットカードの不正利用の主な手口や、不正利用を見分ける方法、対策などを解説します。

クレジットカードの不正利用に使われる6つの手口

クレジットカードの不正利用被害は増加傾向にあり、経済産業省によると、2022年の被害総額は437億円となっています。まずは、不正利用に遭わないためにも、主な手口を把握しておきましょう。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、金融機関やクレジットカード会社などを装い、無差別にメールを送信して偽サイトに誘導し、カード情報を盗む手口です。

誘導先では個人情報の入力を促す偽装ページが表示され、うっかりカード番号や暗証番号などを入力・送信してしまうと、カード情報が盗まれてしまいます。

万が一、カード情報が盗まれてしまうと悪用される可能性が高いため、注意が必要です。

スキミング

スキミングとは、クレジットカード情報を読み取る専用の装置(スキマー)を使って、カードの磁気データを読み取り、偽造カードにコピーする手口です。

近年では無線機能により、スキマーを回収せずに情報を入手できるものや、クレジットカードに接触せず、近づくだけで情報を取得ができる機器も出現しています。

最近のクレジットカードはICチップが搭載され、情報が暗号化されているため、スキミングに対して高い防犯性能があります。

ただし、クレジットカードによっては磁気ストライプが残っているものもあり、スキミングのリスクがなくなったわけではないので、注意しましょう。

なりすまし

なりすましとは、不正に入手した第三者のカード情報で、本人になりすまして不正利用する手口です。

クレジットカードを利用したインターネット上の取引は、カード番号や有効期限などを送信すると成立します。店舗での利用とは違い人為的な本人確認がないため、インターネット取引の普及に伴って、なりすましは増加傾向にあります。

クレジットカードの情報を入手する手口はいくつかありますが、主に以下のようなケースが挙げられるので、覚えておきましょう。

  • 会計時や離席時などの第三者による盗み見
  • 店舗従業員や同伴者によるスマホでの撮影

不正なECサイトや出会い系サイト

インターネット上でクレジットカードを利用する際は、ECサイトやマッチング(出会い系)サイトを装った悪質な手口もあるため、注意が必要です。

Webサイト 具体例
偽のECサイト クレジットカードで支払いをさせて、実際には商品が届かない
マッチング(出会い系)サイト 芸能人とメールするために有料出会い系サイトを案内され、入会金・ポイント購入費用などをクレジットカードで支払わせる

特に、芸能人を装って偽物のDMやメールを送ってくるケースも増えているため、気をつけましょう。

スリや盗難

スリや盗難によってクレジットカードを盗まれてしまい、不正に利用されることも考えられます。

たとえば、泥酔状態で意識のない人の財布からカードを窃取する仮睡盗という手口や、駐車場に停めていた車の中からバッグや財布を盗難する手口などがあります。

クレジットカードが盗難されてしまうと、そのまま不正利用される可能性が高まるため、注意しましょう。

クレジットカード会社を名乗る詐欺

クレジットカード自体の不正利用とは違いますが、クレジットカード会社を名乗る業者からのダイレクトメールやチラシなどの融資の勧誘により、金銭をだまし取られる詐欺もあります。

具体的には、融資に際しての「保証金」「返済能力の確認」などの名目で指定口座に一定金額の振込みを指示され、実際に振込みしても融資されないというものです。

もし、不審な勧誘があった場合は、各クレジットカード会社に問い合わせるようにしましょう。

クレジットカードの不正利用を見分ける方法

クレジットカードの不正利用が疑われた場合は、本当に不正利用かどうかを見極める必要があります。以下、不正利用が疑われた場合に確認すべきことを紹介します。

身に覚えのある請求か確認する

クレジットカードの不正利用が疑われた場合は、まず利用明細で日付を確認して、身に覚えのない請求がないかを確認しましょう。

ただし、利用する店舗によっては処理に時間がかかり、クレジットカードの売上がすぐに計上されない場合があります。

このようなケースでは、実際にクレジットカードを利用した日付と利用明細に記載された日付にずれが生じることもあるため、注意が必要です。

特に、オンラインショッピングの利用や宿泊施設などの予約は日付がずれる傾向があります。

オンラインショッピングでは、購入した日に決済されるケースもあれば、商品発送のタイミングで決済が実行される場合もあります。

宿泊施設の場合も、予約日に決済されるケースもあれば、チェックイン・チェックアウトのタイミングに決済されることもあります。

そのため、あとから利用明細と照らし合わせて確認できるように、レシートの保管やオンラインショッピングの決済画面のスクリーンショットを保存しておくと良いでしょう。

支払先・金額が合っているか確認する

身に覚えのない請求を確認するだけでなく、支払先と金額が一致しているかを確認することも大切です。

ただし、店舗によっては利用明細に記載される店舗名と、実際の店舗名が異なることがあります。特にECサイトやショッピングモール、ガソリンスタンドなどは異なるケースが多いです。

もし、利用明細に利用したことのない店舗名が記載されていた場合は、一度、店舗のサイトやレシートなどを確認してみましょう。

家族が利用していないか確認する

不正利用が疑われる場合は、家族が本人に無断で利用しているケースもあるため、一度家族にもクレジットカードを利用したか聞いてみましょう。

たとえば、よくあるケースとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 子どもが親のクレジットカードを勝手に使ってゲームの課金をした
  • 家族が勝手にクレジットカードを使ってネットショッピングをした

なお、クレジットカードには、不正利用の被害額を補償する保険が付帯していますが、家族が勝手にクレジットカードを使った場合は原則として適用されないので、注意が必要です。

クレジットカードの不正利用を防ぐために取り組みたいこと

クレジットカードの不正利用を防ぐためには、大前提としてクレジットカードをしっかりと管理することが大切です。そのほか、不正利用の防止に繋がる取り組みもあるので、代表的な対策を紹介します。

利用明細を毎月確認する

クレジットカードの利用明細は、毎月の支払日の前に必ず1度は確認しましょう。

利用明細を確認することで、不正利用の早期発見に繋がります。クレジットカードは利用停止手続きができるため、発見が早いほど被害の拡大を防ぐことができます。

本人認証サービス(3Dセキュア)を設定する

本人認証サービス(3Dセキュア)とは、オンラインショッピングなどの際にパスワードによる本人確認を行い、第三者による不正使用を防止するサービスです。

インターネット上の一般的なクレジットカード取引は、カード番号やセキュリティコードの入力で完了しますが、本人認証サービスを利用すれば、支払いの際にカード情報に加えてパスワードが必要になるため、第三者のなりすましなどの不正利用を防止できます。

サイトのURLに不審な点がないか確認する

初めて利用するECサイトなどでは、サイトに不審な点がないかを一度確認するようにしましょう。

確認しておきたい主なポイントは以下のとおりです。

  • URLが暗号化(SSL)されているか
  • URL自体にスペルミスがないか、ドメインが正しいかなど
  • 販売価格が市価と比べて大幅に値引きされていないか
  • 支払いがクレジットカードのみなど、限定されていないか
  • 日本語の表記、文章表現、文字の態様におかしな点がないか

特にインターネット上でクレジットカード取引をする場合は、暗号化されているサイトを利用することが重要です。

「http://」から始まるURLは暗号化されていないため、オンラインストアを利用する際には、基本的には「https://」で始まるサイトの利用をおすすめします。

ただし、「https://」から始まるサイトであっても、必ずしも安全とは限らないため、少しでも不審な点があるサイトは利用しないようにしましょう。

カードの利用通知が届くよう設定する

クレジットカード会社によっては、カード利用時にメールで通知が来るサービスを提供しています。

このようなサービスを利用すれば、クレジットカードを利用するたびにメールで通知が届くため、不正利用があった際にすぐ気がつくことができます。

提供サービスの詳細はクレジットカード会社ごとに異なるため、契約中のクレジットカード会社にこのようなサービスがあるか確認してみましょう。

ナンバーレスカードを選ぶ

一般的なクレジットカードは、券面にカード番号やセキュリティコードなどの情報が印字されていますが、クレジットカード会社によっては、券面にこのような印字がないナンバーレスカードを提供していることがあります。

ナンバーレスカードは、重要なカード情報をアプリや会員専用ページで確認できる仕組みになっており、第三者の盗み見の防止が可能です。

ナンバーレスカードを提供しているクレジットカード会社は近年増えているため、まだ持っていない方は検討してみると良いでしょう。

クレジットカードの不正利用に遭った場合の対処法

万が一、クレジットカードの不正利用に遭った場合は、適切に対処することが大切です。以下、不正利用に遭った場合の対処法を紹介します。

クレジットカード会社に連絡をする

クレジットカードの紛失・盗難や不正利用に気がついたときは、すぐに契約中のクレジットカード会社に連絡し、カードの利用停止手続きをしましょう。クレジットカード会社への連絡は早いほど良いため、連絡先を記載したメモなどを持ち歩くことがおすすめです。

警察に盗難届や遺失届、被害届を出す

クレジットカードの紛失・盗難や不正利用に気がついたときは、クレジットカード会社に連絡後、警察署にも適切な届出をしましょう。

  • 紛失・盗難:遺失届(盗難届)
  • 不正利用:被害届

実際に犯人が捕まるかはケースバイケースですが、適切な届出をすればクレジットカードに付帯している補償を受けられる可能性があります。

また、遺失届を出しておくと、紛失したクレジットカードや財布が届けられた際に警察から連絡がくるため、安心です。

クレジットカードを再発行する

クレジットカード会社への連絡と警察への届出をしたあとは、クレジットカードの再発行の手続きも忘れずにしましょう。

一度利用停止したクレジットカードは、たとえ手元に戻ってきた場合でも利用再開できないため、再発行が必要です。一般的には、利用停止と一緒に再発行の手続きもできるケースが多いので、クレジットカード会社に確認してみましょう。

なお、再発行で届く新しいクレジットカードは、以前とカード番号が異なります。公共料金の支払いなどでクレジットカードを利用している場合は、登録変更手続きが必要になるので、注意してください。

不正利用されたときに補償を受ける方法

クレジットカードは、不正利用の被害に遭った場合に損害額の補償を受けられる制度があります。クレジットカード会社によって異なりますが、基本的には届け出から60日前までの補償を受けられることが多いです。

適用条件は状況によって異なりますが、一般的にクレジットカードの紛失・盗難の場合は、警察への遺失届(紛失届)が必要になります。

いっぽう、カード情報の流出などにより、クレジットカードが手元にある状態で発生した不正利用に関しては、クレジットカード会社への連絡のみで良いことがほとんどですが、個別の事情によって異なる場合があるので、クレジットカード会社の指示に従いましょう。

補償の内容や適用要件はクレジットカード会社によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

セキュリティや保障を重視したい方にはライフカードがおすすめ

ライフカードでは、「不正検知システム」によるカード利用状況のモニタリングを実施しており、第三者に不正使用されている可能性が高いと判定した場合には、ライフカード側で取引を保留します。

また、カードの紛失・盗難などで不正利用に遭った場合、 届出から60日前までさかのぼって損害を補償する「カード会員保障制度」もあるため、万が一のときも安心です。

さらに、ライフカードでは、カード番号や氏名などの情報を裏面に記載し、カード表面には何も印字がないエンボスレスカードを採用しています。エンボスレスカードであれば、一般的なクレジットカードに比べて第三者による盗み見のリスクを軽減できるでしょう。

セキュリティ面だけでなく、入会初年度はポイント1.5倍、お誕生月の利用はポイント3倍になるなど、ポイントもたまりやすいカードです。

また、ライフカードでは所定の条件を達成することでキャッシュバックを受けられる魅力的な特典も用意しており、おトクにご利用いただけます。

セキュリティを重視しながら、クレジットカードでおトクにお買い物をしたい方は、ライフカードを検討してみてはいかがでしょうか。

  1. お取引の保留にともなう以下のような対応は弊社ではいたしかねますので何卒ご了承ください。

    ・商品やサービス等の再購入手続き(限定商品・チケット予約等を含む)
    ・価格変動等による差額の補填
    ・ポイントの付与
    ・当社や商品購入先への電話料金の補填

クレジットカードが不正利用されたときは適切に対処しよう

クレジットカードの不正利用の手口はさまざまであり、被害は年々増加傾向にありますが、普段から不正利用の対策をしておくことで、リスクの軽減ができます。

クレジットカードは、キャッシュレスでお買い物ができたり、ポイントがたまったりと大きなメリットもあるため、しっかりと管理して便利に活用してください。

また、万が一不正利用の被害に遭っても、適切に対処すれば補償を受けられる可能性が高いため、補償の適用要件を事前に確認しておくと良いでしょう。

ライフカードなら不正検知システムによるモニタリングや、万が一のときのカード会員保障制度があるため安心してご利用いただけます。クレジットカードの保有を考えている方は、この機会に、ぜひライフカードの申込みをご検討ください。

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