クレジットカードの選び方を目的や使い方別に詳しく解説
クレジットカードは種類が多く、どれを選んで良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
クレジットカードの保有枚数に制限は定められていませんが、必要以上に持ちすぎると年会費がかさんだり紛失のリスクが高まったりするため、必要なクレジットカードだけに絞って申し込むほうが良いでしょう。
本記事では、メインとなるクレジットカードの選び方や、目的別の選び方を紹介するので、これからクレジットカードを作る予定のある方や、クレジットカードを整理したい方はぜひ参考にしてください。
クレジットカードを選ぶ基準
どのクレジットカードを選ぶか迷ったときは、次の基準に注目してください。
- 年会費
- 国際ブランド
- 申込条件
- ポイントのためやすさ
- ステータス
- 優待・サービス
- デザイン
- 機能(タッチ決済、カードレスなど)
- サポート体制
また、よく利用するサービスや施設との提携の有無もチェックしておきましょう。いつも利用する百貨店や商業施設があるなら、その施設で提供しているクレジットカードを保有していると、優待を受けやすくなることがあります。
メインで使うクレジットカードの選び方

クレジットカードの所有枚数に上限はないため、複数を使い分けることも多いです。まずは日常で最も利用頻度の高いメインカードの選び方を紹介します。
メインカードは、次のポイントに注目して選びましょう。
- 国際ブランド
- ポイントのためやすさ
- サポート体制
各ポイントを解説します。
国際ブランド
国際ブランドとは、クレジットカードが利用できる場所を指定するブランドのことです。たとえば、百貨店が発行しているクレジットカードなら、その百貨店だけでなく、クレジットカードについている国際ブランドの加盟店でも使用できます。
広く普及している国際ブランドのクレジットカードは、国内外の多くの実店舗やオンラインストアで利用が可能です。日本国内ならVisaとJCB、海外ならVisaとMastercardのシェア率が高いので、国際ブランドを選ぶ際の参考にしてください。国際ブランドによる違いは、次の記事で詳しく解説しています。
ポイントのためやすさ
メインカードは普段利用するクレジットカードで、食材や日用品のお買い物や家賃の引落し、保険料の支払いなど、さまざまな場面で使用します。
利用額が多くなる傾向があるため、ポイントがためやすいクレジットカードを選ぶと、おトクにお買い物ができます。ポイントの付与率や付与条件は、クレジットカードによって異なります。ぜひご自身の生活圏でポイントがたまりやすいクレジットカードを探してみてください。
サポート体制
メインカードは使う機会が多いため、選ぶ際には、サポート体制が充実していることもチェックしておきましょう。不正利用に対する取り組みを実施していることはもちろんのこと、24時間対応のサポートデスクがあるとより安心して利用できます。
サブカードの選び方
クレジットカードを1枚だけに絞っておくと、ポイントが分散しないためたまりやすくなり、管理も楽になります。しかし、磁気不良などでメインカードが使えない場合も想定されるため、サブカードを1枚持っておくと安心です。
サブカードを選ぶ際は、メインカードとは異なる国際ブランドを選ぶのがおすすめです。メインカードの国際ブランドが対応していないときでも、サブカードが使えれば決済できます。
サブカードは国際ブランドだけでなく、次のポイントにも注目して選んでください。
- 保険等の付帯サービス
- 年会費
それぞれのポイントを解説します。
保険等の付帯サービス
旅行保険やショッピング補償などの会員サービスに注目して、サブカードを選んでください。
たとえば、旅行保険が付帯している場合なら、メインカードの保障に加えて、サブカードの保障が受けられることもあります。保険適用の条件を確認し、万が一のときに役立つサブカードを見つけましょう。
年会費
サブカードはメインカードほど頻繁に使いません。年会費が有料なら、あまり使わないのに維持費がかかり、保有するメリットをあまり実感できないかもしれません。
サブカードを選ぶときは、年会費無料のものがおすすめです。使わなくても負担にはならないため、安心して保有できます。
ただし、年会費無料のクレジットカードでも、無料になる条件が定められていることもあるため、申し込む前に確認しておきましょう。たとえば、「年に1回以上の利用」を年会費無料の条件としている場合は、忘れずに年に1回は利用するようにしてください。
目的に合わせたクレジットカードの選び方
ここからは、目的や使い方別のクレジットカードの選び方を紹介します。使い勝手の良さに加えて、日々の生活を充実させるおトクなサービスも重視したい方は、ぜひ参考にしてください。
いくつか例を挙げて紹介します。
特定の施設でのお買い物が多い場合
特定の施設や場所でのお買い物が多い場合は、その施設や場所と提携したクレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか。
たとえば、通勤や通学などで利用する駅内の複合施設でお買い物をすることが多いときは、交通系のクレジットカードも検討できます。交通系クレジットカードは、交通系ICカードへのチャージで追加のポイントが付与されたり、駅構内の複合施設で割引を受けられたりするなど、日々の通勤・通学でおトクを実感できます。
また、商業施設やECサイトが発行するクレジットカードもあります。カード会員限定の割引を受けられたりポイント付与率がアップしたりすることが多いため、頻繁に利用する方はおトクにお買い物できるでしょう。
旅行に行くことが多い・旅行での保障を充実させたい場合
旅行の頻度が高い方には、空港ラウンジ利用や手荷物配送サービスなど、旅行関連のサービスが充実したクレジットカードがおすすめです。ゴールドカードなどのランクの高いカードなら、無料で空港ラウンジを利用できる特典が付帯していることもあります。
また、旅行に行くことが多いなら、旅行保険の保障制度が充実していると安心です。ただし、旅行保険には、利用付帯と自動付帯があるので注意してください。利用付帯とは、そのクレジットカードを使って旅行代金を支払ったときなどのように、一定の条件を満たさないと保険が適用されないものを指します。
いっぽう、自動付帯なら、旅行先で病気やケガなどの補償が発生する事由さえあれば、保険が適用されます。旅行の頻度が多い方は、旅行保険が自動付帯のクレジットカードを選ぶほうが良いでしょう。
クレジットカードの付帯保険については、次の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】「クレジットカードの付帯保険って?」
事業で使いたい場合
副業をしている方や個人事業主として働いている方は、事業用のクレジットカードを1枚用意しておくと、会計処理の際の手間を省けて便利です。
審査次第にはなりますが、事業用のクレジットカードは利用可能枠が大きい傾向にあります。
コンシェルジュサービスがあるクレジットカードなら、接待の際にもレストランやチケットを手配してもらえることもあるため便利です。個人向けの事業用クレジットカードをチェックしてみましょう。
家族で使いたい場合
家族カードがあると、家族の利用分と合算してポイントがたまります。審査不要で発行できるため、収入のない専業主婦(主夫)やお子さんの名義で作りたいときに最適です。
また、家族カード会員も、本会員と同様の付帯サービスが適用されることがあります。旅行保険が充実したクレジットカードなら、家族で旅行をするときも安心です。
学生向け!クレジットカードの選び方

学生がクレジットカードを選ぶときも、次の基準をチェックしておきましょう。
- 申込条件
- 年会費
- 優待・サービス
学生は利用額が少ない可能性があるため、クレジットカードにかかる負担を軽減するためにも、年会費無料のものを選ぶことをおすすめします。海外旅行に行く予定がある場合は、旅行保険にも注目してください。自動付帯のクレジットカードなら、多くの場合保障適用されるため安心です。
どのクレジットカードにするか迷ったときは、学生向けカードがおすすめです。学生向けカードは収入がなくても申し込めるものや、学生限定のおトクなサービスが付帯したクレジットカードがあります。ぜひチェックしてみてください。
ポイントのたまりやすさで選ぶならライフカードがおすすめ
クレジットカードをおトクに使うためには、ポイントのたまりやすさが重要な条件となります。
ポイントのたまりやすさに注目するなら、ライフカードがおすすめです。ライフカードはステージ制プログラムを導入しているため、使えば使うほどポイントがたまりやすくなります。
- 年間利用額50万円以上:翌年のポイント付与率が1.5倍に上昇
- 年間利用額100万円以上:翌年のポイント付与率が1.8倍に上昇
- 年間利用額200万円以上:翌年のポイント付与率が2倍に上昇
ライフカードなら、年会費無料のカードや旅行傷害保険付カード、ゴールドカード、学生専用カードなど、幅広い商品からご自身にとって使い勝手の良い1枚を選べます。
また、条件を達成すると最大20,000円のプレゼントを受け取れるおトクなサービスも実施しています。ぜひこの機会にご検討ください。
ご自身に合うクレジットカードを選ぼう
クレジットカードはご自身に合うものを慎重に選ぶことが大切です。年会費無料のクレジットカードなら、保有するコストがかかりません。また、旅行保険がついているクレジットカードなら、旅行先での事故やトラブルに備えることができます。なお、旅行傷害保険は、自動付帯・利用付帯の区別をよく理解して、適切に利用しましょう。
中には、年会費が無料になる条件が定められているクレジットカードもあるため、注意が必要です。年に1回以上の利用を条件としている場合なら、忘れずに1回以上は利用し、年会費がかからないようにしておきましょう。