クレジットカードのカード番号とは?
流出を防ぐ方法を解説
経済産業省によると、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済の比率は年々伸びています。
しかしクレジットカードの利用の増加に伴い、不正利用の被害件数も増えており、一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード不正利用被害の集計結果」では2022年の不正利用被害額は436.7億円だと報告されています。
安心かつ安全にクレジットカードを利用するためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
今回は、クレジットカードに記載された番号の意味や、流出・漏洩を防止するための方法を解説します。
クレジットカードのカード番号とは
クレジットカードのカード番号は、一般的に14〜16桁の数字です。
頭の6桁は発行者識別番号であり、国際ブランドの種類・カード発行元の会社・カードの種類(一般カード、ゴールドカードなど)がわかります。最初の桁数(プレフィックス)が4の場合は「VISA」、34や37の場合は「アメリカン・エキスプレス」など国際ブランドごとに決まった数字が割り振られています。
7桁目以降の番号は個人識別番号であり、カード所有者によって異なります。
カード番号はデザインによって記載場所が変わりますが、最近では、情報漏洩を防ぐ目的で、カードの表面だけでなく、カード自体にカード番号を記載しないものが増えています。
カード番号以外の記載内容
クレジットカード番号(会員番号)以外に記載されているのは、主に下記の内容です。
- 有効期限
- カード会員の氏名
- 国際ブランドマーク
- タッチ決済マーク
- サインパネル(署名欄)
- セキュリティコード
- 発行会社の連絡先
有効期限は、カードが利用できる期限であり、「月/年(西暦下2桁)」で記されています。
サインパネルに署名がないカードは利用できません。届いたらすぐにカード名義人本人がサインしましょう。
セキュリティコードとは、インターネット決済で不正利用を防ぐための3桁の数字です。ブランドによっては、カード表面に4桁で記載されている場合もあります。
ナンバーレスカードとは
ナンバーレスカードとは、カードの券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが記載されていないカードです。
カード情報は、アプリやWebで確認可能です。ナンバーレスカードは、盗み見による情報漏洩を防止する効果が期待できます。
クレジットカードのカード番号が必要な場面
クレジットカードのカード番号が必要となる場面は、主に下記のとおりです。
- 店舗で利用するとき
- インターネットショッピングで「クレジットカード払い」を選んだとき
- 公共料金の支払方法を「クレジットカード払い」を設定するとき
- 海外のホテルでチェックインするとき
オンラインストアでの商品の購入は、クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコードなどの入力が必要です。
公共料金など継続的な支払いにクレジットカードを利用する場合、カードの退会時や再発行時には必ず変更手続きが必要なので、気をつけましょう。
また、海外のホテルに滞在する際にもクレジットカード番号が必要です。多くの場合、チェックイン時に「預かり金(デポジット)」を支払うためにクレジットカードを提示し、ホテル側がコピーを取ります。
なお、デポジットは現金で支払える場合もあるようですが、ホテルによって支払方法が異なるので注意が必要です。また、デポジットは、チェックアウト時にクレジットカードに返金されます。
クレジットカードのカード番号が変わる場合
クレジットのカード番号が変更になるのは、主に次のようなケースです。
- 紛失・盗難に遭ったとき
- 不正利用の可能性があるとき
- カードのグレードが切り替わったとき
なお、カード会社によっては有効期限の更新、クレジットカードの破損、暗証番号の変更、名義変更によってカードが再発行される場合、カード番号自体は変わらないケースもあります。
クレジットカードのカード番号が流出した場合の対処法

クレジットカードの情報が流出し、不正利用されてしまう主な原因は下記のとおりです。
- フィッシング
- ネットショッピング詐欺
- 個人情報漏洩
- なりすまし
- スキミング
フィッシングとは、大手通販会社や金融機関など実在する企業を装ったメールを送り、添付されたURLにアクセスさせることでカード情報を盗む手口です。
ほかにも、カード自体を盗んで名義人として悪用する「なりすまし」や、ATMの挿入口に取り付けたスキマーからカード情報を盗む「スキミング」といった方法で流出するケースがあります。
万が一、クレジットカードを不正利用されたら、次のような方法で対処しましょう。
- クレジットカード会社へ連絡し、利用停止などの措置をとってもらう
- クレジットカード情報を登録している各サービスのアカウントのパスワードを変更する
- 不正アクセスされたアカウントと同じパスワードを、そのほかのサービスで使用している場合は、すべてのパスワードを変更する
- カード紛失時または盗難時に流失した場合、警察に遺失届・盗難届を出しておく
被害を大きくしないために、不正利用が発覚した時点で、迅速に対応することが大切です。また、アカウントのログイン履歴に自分以外のものがあれば、証拠としてログイン画面を保存しておきましょう。
クレジットカードのカード番号の流出・不正利用を防ぐ方法
ここで、カード番号が流出したり、不正利用されたりしないための対策を紹介します。
利用明細を確認する
不正利用された額が少ないと、被害に気がつかない場合があります。そのため、被害を最小限に抑えるには、こまめに利用明細を確認することが大切です。
明細の確認方法は、郵送による利用明細書(書面)と、Webサイトやアプリで閲覧できる電子明細の2種類あります。
一般的には、電子明細を選ぶと書面での利用明細書は発行されないケースが多く、紙媒体は有料のクレジットカード会社もあります。自分に合った方法を選び、カードの請求情報を正確に把握するようにしましょう。
パスワードをきちんと管理する
パスワードを決める際のポイントは、できるだけ「複雑」で「長い」ものに設定することです。
氏名や生年月日などは第三者から推測しやすいため、設定しないように注意が必要です。また、複数のサービスでパスワードを使い回すのは避けましょう。
オンラインショッピングをする際は、公式サイトや公式アプリから利用するのが安全です。公式サイト以外の場合、安易にパスワードを入力しないように気をつけなければなりません。
心当たりのないメールに注意する
フィッシング詐欺に遭わないためには、送られてきたメール(URL)を安易に開いたり、クリックしたりしないように注意しましょう。
自分が利用しているクレジットカード会社や銀行の名前が入っていても、簡単に信用してはいけません。怪しいと感じたら、情報を入力する前に金融機関に問い合わせて確認してください。
セキュリティ重視で、おトクに使うならライフカード
ライフカードには会員が安心・安全に利用できるように、下記の不正利用の対策制度があります。
- 不正検知システムの導入
- カード会員保障制度
不正検知システムでは、カードの利用状況をモニタリングし、不正利用の可能性が高いと判断されると取引を保留にします※1。
カード会員保障制度は、カードの盗難・紛失などで不正利用に遭った場合、 届出から60日前までさかのぼって損害を補償 する心強いサービスです※2。
また、カード表面に番号の刻印をしていないエンボスレスカード を採用しており、盗み見のリスクを低減できます。
さらに、ライフカードではポイントのためやすさも魅力です。初年度はポイント1.5倍、お誕生月の利用はポイント3倍になり、年間の利用金額が増えるほど翌年のポイント付与率が上がるステージ制のプログラムも導入しています。
さらに、ライフカードでは、入会後に所定の条件を達成することでおトクな特典がもらえるプログラムもご用意しております。新たにクレジットカードを作る予定のある方は、ぜひお申込みをご検討ください。
- ※1お取引の保留にともなう以下のような対応はライフカードではいたしかねますので何卒ご了承ください。
- ・商品やサービス等の再購入手続き(限定商品・チケット予約等を含む)
- ・価格変動等による差額の補填
- ・ポイントの付与
- ・ライフカードや商品購入先への電話料金の補填
- ※2詳しくはカード会員保障制度規約をご覧ください。
安心・安全に、便利なクレジットカードを利用しよう
クレジットカードはポイントがたまるうえ、オンラインショッピングも利用しやすいというメリットがあります。
しかし、不正利用や情報流出というリスクはあるため、クレジットカードを利用する際、カード番号やセキュリティコードの扱いには気をつけなければなりません。
セキュリティを重視しつつ、ポイント還元のおトクさを求める人には「ライフカード」 がおすすめです。不正利用を検知するシステムや保障制度が充実しているため、安心かつ安全にクレジットカードを利用できます。