海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点は？

海外では、日本より治安が悪い地域もあり、旅行者は多額の現金を持っていると思われやすいため、盗難のリスクが高まります。そのため、現金を大量に持ち歩くのは避けた方が無難でしょう。

クレジットカードなら、現金がなくてもお店やレストランで支払いができ、万が一盗難に遭った場合でも、クレジットカードの利用を止めることができます。

不正利用された場合も、カード会社が定めた期間内に適切な手続きをすれば、補償を受けられることが多く、被害を最小限に抑えることができます。

海外旅行時は、為替レートや通貨の両替にかかる手数料を考慮することが大切です。

現金の場合、両替する日の為替レートに準じます。いっぽう、クレジットカードはカード決済の処理日が換算日となり、国際ブランドごとに定められた基準レートに基づいて換算されます。

現金は両替のタイミングをご自身で選べるため、為替レートのみを考慮すると現金のほうがおトクになる場合があります。ただし、通貨を両替する際は手数料がかかる点に注意が必要です。

現金は日本円から現地通貨、現地通貨から日本円に交換する2つのタイミングで手数料が発生します。

いっぽう、クレジットカードは支払時に事務手数料が1回発生するのみです。そのため、為替レートに上乗せされる手数料まで含めて考えると、クレジットカードのほうがおトクになる可能性があります。

現地通貨が必要な場合、クレジットカードで現地のATMからキャッシングができます^※。日本から多額の現金を持って行く必要がなく、必要なときに必要な分の現地通貨を引き出せるため、貴重品の管理も楽になります。

また、海外キャッシングでは、ATM手数料や利息が発生しますが、現金のように両替時の手数料は発生しません。そのため、帰国後に早期返済すれば、現地で現金を両替するよりおトクになる可能性もあります。

一部のクレジットカードには、空港内のラウンジを無料で利用できる特典が付帯しています。乗り継ぎやフライト前の待ち時間を快適に過ごすことができ、旅行中の疲れを和らげるのに役立ちます。

なお、ラウンジの利用時には対象のクレジットカードを提示する必要があります。ラウンジによっては本人確認書類の提示が求められる場合もあります。

海外では、ホテルやレンタカーの利用時にデポジットの支払いを求められることがあります。

デポジットとは、保証金のことです。サービスの利用に先立って一時的に預けるお金で、万が一の支払い遅延や損害に備えるための担保として使われます。通常、契約終了後や条件を満たした後に返金されます。

海外のホテルなどでは、デポジットの支払方法をクレジットカードのみに限定している場合も多く、クレジットカードを持っていないとサービスを受けられない可能性があります。

クレジットカードを持っていると多くの施設でデポジットの支払いに対応でき、利用できるサービスの幅が広がるため、海外旅行には欠かせません。

デポジットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】「デポジットとは？意味や目的、支払方法、注意点などをわかりやすく解説」

事故や病気、荷物の紛失など、旅行中のトラブルに備えて海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードがあります。保険付帯のクレジットカードを持っていれば、別途保険に加入する必要がなく便利です。

補償内容や付帯条件はクレジットカードによって異なるので、事前に確認が必要です。

利用付帯だと、旅行代金をクレジットカードで支払っていなければ補償を受けられません。最近は利用付帯のクレジットカードが増えているため、持っているクレジットカードが利用付帯か自動付帯かを事前に確認しておきましょう。

カード会社によっては、海外旅行中のサポートサービスや特典が用意されています。

緊急時のアシスタンスサービスや特定の店舗での割引など、さまざまなサービスを利用できるため、慣れない海外旅行もあんしんして楽しむことができるでしょう。

多くのクレジットカードは利用金額に応じてポイントがたまり、カード会社ごとにさまざまな使いみちが用意されています。

海外旅行では航空券代や宿泊費、現地でのお買い物など、さまざまな支払いが発生します。旅行関係の支払いにクレジットカードを利用すれば、その都度ポイントがたまるため、現金よりおトクに旅行できる可能性があります。

海外に持って行くクレジットカードを選ぶときは、現地でのシェア率が高い国際ブランドを調べておくとよいでしょう。特に、VISAやMastercardのような国際ブランドは、世界中の多くの国や地域で広く受け入れられています。

また、これらのカードは世界中の提携ATMで現金を引き出すことができるため、現地通貨が必要なときにも便利です。

なお、中国ではVISAやMastercardではなく、銀聯カード（ぎんれんカード）が最も普及しています。特に地方都市や小規模な店舗ではVISAやMastercardが使えないこともあるため、訪れる地域で利用可能な国際ブランドを事前に調べておくことをおすすめします。

旅行中の事故や病気、荷物の紛失に備えて、保険付帯のカードを選んでおくとあんしんです。保険の補償内容（医療費、賠償責任、荷物損害など）を確認し、保険の適用条件や補償範囲、利用付帯か自動付帯かを事前にチェックしておきましょう。

コンタクトレス決済（タッチ決済）機能があるカードを選ぶことは、海外旅行での利便性を高めるポイントのひとつです。

タッチ決済はスピーディーかつ便利で、小額決済ではサインやPIN入力の手間が省けます。また、店員にカードを渡す必要がなく、セキュリティ面でもあんしんです。

クレジットカードによって付帯する特典は異なります。海外旅行で利用するクレジットカードは、旅行特典が充実したカードを選ぶことが大切です。

たとえば、クレジットカードによっては、以下のような旅行特典が付帯している場合があります。

特に、海外旅行をする際は、空港ラウンジの無料利用やプライオリティ・パスの優待特典が付帯するカードがおすすめです。

このような特典が付帯するクレジットカードであれば、航空機に搭乗するまでの時間を有意義に過ごせるため、より快適に旅行を楽しめるでしょう。

海外旅行時の費用は高額になることが多いため、クレジットカードのポイントのたまりやすさを確認しましょう。

クレジットカードの利用でたまるポイントは、カード会社やクレジットカードの種類によって異なります。

たまったポイントはキャッシュバックを受けたり、マイルやギフトカードに交換したりと、カード会社ごとにさまざまな使いみちが用意されています。

そのため、ポイントがたまりやすいクレジットカードであれば、その分おトクに旅行できるでしょう。

海外旅行においてクレジットカードは非常に便利な支払手段ですが、どれだけの枚数を持って行くべきなのでしょうか。

クレジットカードはさまざまな場面で利用できるため、1枚は持って行くと便利です。さらに、万が一に備えて2枚持って行くとよりあんしんです。

1枚目をメインカードとして利用し、2枚目はメインカードが利用できない場合のバックアップとして持っておくと、トラブルが発生したときもあんしんです。

2枚のカードを別々の場所に保管しておけば、カードの紛失や盗難などの緊急時に備えることができます。

また、複数のカードを持つことで、メインカードがご利用可能枠の上限に達した場合でも別のクレジットカードが使えるため、急な怪我や病気などで高額な支払いが生じた場合も対応しやすくなります。

日本で発行されるクレジットカードの多くは、海外での支払方法を原則として一括払いとしています。分割払いに対応していない場合が多く、ショッピングやサービスの利用時にはこの点に注意する必要があります。

なかには、リボ払いに対応している場合もあります。渡航前に支払方法についてカード会社に確認しておくとよいでしょう。

クレジットカードごとに設定されているキャッシングのご利用可能枠を確認し、予期せぬ出費に備えておくことが大切です。また、キャッシング残高の確認方法も調べておくと便利です。

キャッシングをする際は、ご利用可能枠を超えないよう、計画的に利用しましょう。

海外でクレジットカードを利用すると、利用代金は円換算されて請求されます。この際、換算時に事務手数料や為替手数料が上乗せされることがあります。利用前にこれらの手数料の詳細をカード会社に確認し、予算計画に含めることが重要です。

国内の場合と同様に、海外でも街中のフリーWi-Fiを利用する場合は、カード情報の盗難やスキミングによる不正利用のリスクが高まります。公衆Wi-Fiを利用するときは、個人情報やクレジットカード情報を入力しないようにしましょう。

また、専用のスマホアプリや会員ページなどを利用して定期的に取引履歴を確認し、身に覚えのない不審な取引があった場合は、すぐにカード会社に連絡することが重要です。

クレジットカードを紛失した場合の連絡先や手続きを事前に調べておくことが大切です。緊急時に備えてクレジットカードの停止や再発行の手続方法を確認しておくことで、紛失や盗難に遭遇した際に迅速に対応することができます。

ライフカードでは第三者によるクレジットカードの不正利用を未然に防止することを目的とし、不正検知システムを導入しています^※1。

安全にカードを利用いただくため、お客様のカード利用が過去の不正利用のパターンと類似した場合や、第三者利用の可能性があると判断した場合は、カードの利用を一部制限させていただく場合がございます。

海外渡航中にライフカードのご利用予定がある場合は、事前にお客様センターへご連絡いただくことで、現地でのご利用に制限がかからないように手続きすることが可能です^※2。

1. ※1 お取引の保留にともなう以下のような対応は当社ではいたしかねますので何卒ご了承ください。

   ・商品やサービス等の再購入手続き（限定商品・チケット予約等を含む）
   ・価格変動等による差額の補填
   ・ポイントの付与
   ・当社や商品購入先への電話料金の補填

海外旅行を計画しているなら、「ライフカード＜旅行傷害保険付き＞」や「ライフカードゴールド」がおすすめです。

また、ライフカードは、入会後1年間はポイントが1.5倍で、2年目以降は年間利用額に応じてポイントがたまりやすくなる仕組みがあります。年間利用額が50万円以上で翌年のポイントが1.5倍、100万円以上で1.8倍、200万円以上で2倍となるため、おトクに利用いただけます。

「ライフカード＜旅行傷害保険付き＞」は、海外旅行傷害保険の付帯に加え、会員限定の優待割引サービスなどが用意されています。海外でのショッピングやホテル、レストランでの利用を通じて効率的にポイントをためることができます。

「ライフカードゴールド」は、海外旅行傷害保険の付帯に加えてポイント付与率が高いクレジットカードです。

前年の年間利用額に関わらず常時ポイントが1.5倍、100万円以上で1.8倍、200万円以上で2倍となります。そのため、出費の多い海外旅行などで利用すれば、翌年度のポイントがたまりやすくなります。

ライフカードは、日常使いから海外旅行まで幅広く利用できる利便性の高いカードです。日常の使いやすさと海外旅行中のあんしんを重視する方は、ぜひご検討ください。

海外旅行には、便利であんしんなクレジットカードを複数枚持って行くことをおすすめします。

特に、渡航先でのシェア率が高い国際ブランドのカードや、空港ラウンジを利用できる特典が付いたカードを選ぶことで、長時間のフライトや乗り継ぎ待ち時間をより快適に過ごすことができます。

海外旅行では、予期せぬトラブルに遭遇する可能性もあります。そのため、旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを選び、保険の適用範囲や条件を確認しておくことが大切です。

「ライフカード＜旅行傷害保険付き＞」や「ライフカードゴールド」のように、充実した旅行傷害保険を提供しているカードは、海外旅行にもおすすめです。これらのカードは、旅行中の補償だけでなく、ポイントプログラムを通じて出費の一部を補填できる点も特徴です。

海外旅行をよりおトクに、そしてあんしんして楽しむために、ご自身に合った最適なクレジットカードを選択しましょう。