リボ払いの仕組みやメリット・デメリット、注意点を解説
リボ払いは、毎月の支払額を一定にして支払いの負担を軽減できる便利なサービスです。しかし、サービスを利用するには手数料がかかり、また毎月の返済額が変わらないため使い過ぎていることに気づきにくいなどのデメリットがあります。そのため、リボ払いは計画的な利用が大切です。
本記事では、リボ払いの仕組みや利用する際の注意点を解説します。
リボ払いとは
まずはリボ払いのサービス内容を詳しく理解しましょう。リボ払いの仕組みや、やばい・怖いといわれる理由、種類を解説します。
リボ払いの仕組み
リボ払いとは、クレジットカードの支払方法の一つで、毎月の支払額をほぼ一定にできます。ご利用金額や回数に関わらず毎月の支払額を一定にできるため、ご自身のペースで支払えて家計の管理がしやすいのが特徴です。
分割払いは、カード利用時に支払回数を選んで支払うのに対し、リボ払いは利用残高がなくなるまで、あらかじめ設定した一定額を毎月支払います。
支払残高は、利用や支払いにより増減し、支払残高に応じて発生する手数料を含んだ金額を支払います。
「やばい」「怖い」といわれる理由
リボ払いが「やばい」「怖い」といわれるのは、支払残高に応じて高金利の手数料が発生するからです。
リボ払いの手数料は、「利用残高×実質年率×(借入日数/365)」で算出されます。たとえば、支払残高が20万円で、実質年率が15%の場合、30日後の翌月までに発生する手数料は、200,000円×0.15×(30日/365日)=2,465円(少数点以下切り捨て)です。
毎月の支払額を1万円としていた場合、10,000円-2,465円=7,535円が支払残高の支払いに充てられ、翌月は200,000円-7,535円=192,465円に対して手数料が発生します。
支払いが進むごとに支払残高は減っていくものの、新たにお買い物をするたびに支払残高と手数料が増え、支払期間が延びてしまいます。
そのため、ご利用状況を確認せずにリボ払いを繰り返すと、いつまでも支払いが終わらずに借金がある状態が続いてしまうため注意しなければなりません。
リボ払いの種類
リボ払いには、おもに「定額方式」と「残高スライド方式」の2種類があります。それぞれの特徴を紹介します。
- 定額方式
定額方式は、支払残高に関係なく毎月一定額を支払う方式です。たとえば、毎月の支払額を1万円と設定した場合は、一般的に1万円+手数料を支払っていきます。
毎月の支払額に手数料が含まれる場合と上乗せされる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
- 残高スライド方式
残高スライド方式は、利用残高によって毎月の支払額が段階的に変動する方式です。たとえば、10万円未満のときの月々の支払額は1万円+手数料、10万円から20万円までは2万円+手数料、20万円以上は3万円+手数料のように支払額が変わります。
支払残高に対する毎月の支払額の変動の仕方は、カードによって異なるため、リボ払いを利用する前に確認しておきましょう。
リボ払いのメリット
リボ払いのメリットを3つ紹介します。
月々の支払額を一定にできる
リボ払いを利用すれば、大きなお買い物をしても毎月の支払額をほぼ一定にできます。そのため、支払額を把握しやすく、返済計画を立てやすいのが特徴です。
ただし、新たにお買い物をして支払残高が増加すると手数料も増加し、支払期間が延びるため注意しましょう。
急な出費に対応できる
出費が重なってしまったときは、リボ払いで乗り切る方法があります。どうしても購入したいものや急な出費がある際に、リボ払いを利用すれば手元にお金がなくても商品やサービスを購入できます。
ただし、お金がなくても購入できると思って無計画にお買い物をするのではなく、本当に必要なものか厳選して利用すると良いでしょう。
繰り上げ返済ができる
リボ払いは、お金に余裕ができたときに支払残高の一部や全部をまとめて支払うこともできます。支払残高に応じて手数料が発生するため、少しでも早く支払残高を減らしていくことが大切です。
お金に余裕ができたら繰り上げ返済をして手数料を抑え、支払期間を短くしましょう。
リボ払いのデメリット
リボ払いは、無計画に利用すると支払いに追われ、借金がある状態から抜け出せなくなる恐れがあります。そのため、デメリットを理解して利用しましょう。リボ払いのデメリットを3つ紹介します。
手数料が高い
ショッピングリボ払いの手数料は一般的に、実質年率15~20%とするクレジットカードが多く、分割払いに比べて金利が高い傾向があります。
金利が高いほど支払総額が増えやすく、支払いがいつまでも終わらない事態に陥りやすいため注意が必要です。
支払残高の増加に気づきにくい
リボ払いは、毎月の支払額を一定にできる反面、大きなお買い物をしても支払額が増えず、支払残高の増加に気づきにくいデメリットがあります。
無計画に利用していると、気づいたときには支払残高が大幅に増えていて支払いに追われる可能性があるので注意が必要です。
利用明細で支払残高を常に確認して、無理なく支払える範囲で利用しましょう。
支払期間が長期化しやすい
リボ払いは、毎月の支払額を低くすると、支払残高がなかなか減らず、支払期間が長期化しやすい傾向があります。
支払期間を長期化させないためにも、毎月の支払額を低くし過ぎず、お金に余裕があるときに繰り上げ返済をして利用残高を減らすことを意識しましょう。
リボ払いの利用方法

リボ払いを利用する方法は複数あるため、ご自身が利用しやすい方法を選択しましょう。リボ払いの利用方法を紹介します。
お買い物の際にリボ払いを選択する
お店やネットショッピングでお買い物をする際に、リボ払いの利用を申し出ることで、リボ払いで購入できる場合があります。
ただし、リボ払いに対応していない店舗もあるので注意しましょう。
お買い物をしたあとにリボ払いに変更する
一括払いでお買い物をしても、一定期間内にクレジットカード会社に申し出ればあとからリボ払いに変更できる場合があります。
たとえば、お買い物の際にリボ払いにし忘れた場合や、他の出費も含めて支払いの負担が大きいと感じた場合に、あとからリボ払いに変更できます。
ライフカードでは、「あとリボ※1※2」のサービスを提供しており、利用代金明細書が届いてからでもライフカード会員さま専用のWebサービスの「LIFE-Web Desk」やチャットサービスや電話でもリボ払いに変更可能です。
- ※1ライフカードビジネス、一部提携カード、国際ブランド(VISA、Mastercard®、JCB)がついていないカードはあとリボをご利用いただけません。
- ※2カードのご利用状況、ご利用代金のお支払状況によっては、あとリボをご利用いただけない場合がございます。
いつもリボ払いになるように設定しておく
お買い物をする際にリボ払いの指定や、お買い物後にリボ払いに変更する手続きが面倒な方は、あらかじめリボ払いになるように設定しておくと良いでしょう。
ライフカードでは、「AUTOリボ」のサービスがあり、カードの利用分をすべてリボ払いに設定できます。また、初めからAUTOリボが設定されているリボ払い専用カードの「ライフカード Stylish」もあるため、ご自身に合うものを選びましょう。
ただし、AUTOリボが設定されている場合、支払いがすべてリボ払いになるため、カード利用時に一回払いを指定してもリボ払いになる点に注意が必要です。
リボ払いを利用する際の注意点
リボ払いを利用する際の注意点を解説します。
利用する前にリボ払いを正しく理解する
リボ払いを利用する際は、手数料など仕組みをよく理解してから利用しましょう。メリットだけでなく、デメリットもあるため、正しく理解していないと支払いが困難な状況に陥ってしまいます。
ご自身の収入や家計に対して、無理のない範囲の利用であるかを考えたうえでリボ払いを利用しましょう。
ご利用可能枠を超えてリボ払いはできない
クレジットカードには、ご利用可能枠が設定されています。ご利用可能枠のうち、リボ払い・分割払い・ボーナス払いの上限枠として割賦枠が設定されており、割賦枠を超えたご利用分は翌月一括払いとなるので注意しなければなりません。
割賦枠は割賦販売法に基づいて設定されるため、ご利用可能枠と割賦枠が一致しない場合もあります。ご利用可能枠は、一般的にスマホアプリやWeb、電話で確認できます。
支払残高をこまめに確認して使いすぎに注意する
手元にお金がなくてもお買い物ができるからといって無計画にリボ払いを利用していると、支払いが苦しくなり、いつまでも支払い続けることになります。
ご利用明細やアプリ、Webサイトで常に支払残高を確認すると良いです。また、リボ払いでのお買い物の予算をあらかじめ決めて計画的に利用しましょう。
リボ払いの返済シミュレーションを活用しよう
リボ払いを利用する前に、返済シミュレーションを利用しましょう。リボ払いの返済シミュレーションを用意しているカード会社は多く、利用金額や実質年率を入力すると手数料や支払総額を確認できます。
ライフカードの返済シミュレーション※では、お支払額コースの違いによる支払回数や支払総額の変化を確認できるため、コース選びにも役立つでしょう。
- ※シミュレーション結果はお客さまからの入力内容に基づきご返済の目安を計算した結果です。ご契約内容などにより、実際のご返済内容と異なる場合がございます。
初めてのクレジットカードはライフカードがおすすめ
お買い物のお支払いにはポイントがたまりやすいライフカードがおすすめです。
ライフカードは、入会後1年間は1.5倍、お誕生月は3倍などいつものお買い物でポイントがたまりやすく、家族カード利用分のポイントも合算してためることができます。
「さきリボ」や「あとリボ」、「AUTOリボ」など複数のリボ払いの利用方法があり、初めからAUTOリボが設定されているリボ払い専用カードの「ライフカード Stylish」も選択できます。
ご自身に合う利用方法やカードを選択し、ポイントをためながらリボ払いを活用しましょう。
リボ払いの仕組みをよく理解してから利用しよう
リボ払いは、手元にお金がなくてもお買い物ができ、毎月の支払額を一定にして支払いの負担を軽減できる便利なサービスです。しかし、手数料がかかり、使い過ぎに気づきにくいなどのデメリットがあるため、計画的な利用が大切です。
また、入会後に所定条件を達成することでキャッシュバックを受けられるおトクな特典も用意されています。
ポイントがたまりやすく、リボ払いの利用方法が選べるクレジットカードを所有したい方は、ぜひライフカードの申込みを検討してください。