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3Dセキュア認証とは?
不正利用を防ぐ本人認証の仕組み

3Dセキュア認証とは、クレジットカードのセキュリティを高めるための本人認証サービスです。
オンラインショッピング時に3Dセキュア認証を行うことで、なりすましによる不正利用の防止に役立ちます。

本記事では、3Dセキュア認証の仕組みや利用手順を解説します。
3Dセキュア認証を利用するメリット・注意点も紹介するので、クレジットカードをより安全に利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

本人認証サービス「3Dセキュア認証」とは

3Dセキュア認証とは、第三者による不正利用を防止するための本人認証サービスです。オンラインショッピングでクレジットカード決済をする際に、本人による決済であることを確認して、不正利用を防ぎます。

本人認証の方法は、クレジットカードによって異なります。

  • ワンタイムパスワード(一度に限り有効なパスワード)
  • あらかじめ設定したパスワード
  • 指紋認証や顔認証などの生体認証

なお、3Dセキュアを利用するためには、事前に登録手続きが必要です。

【関連記事】「クレジットカードの不正利用とは?対策や対処法を解説」

3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)導入が原則義務化

クレジットカードの不正利用被害は、年々深刻化しています。一般社団法人日本クレジット協会によると、2024年の不正利用額は555億円にのぼります

こうした現状を鑑み、2025年4月以降、原則としてすべてのEC加盟店に「3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)」の導入が求められています

3Dセキュア2.0とは、3Dセキュア1.0よりもセキュリティが強化された認証方式です。

従来の3Dセキュア1.0では、あらかじめ設定したパスワードで本人認証を行っていました。いっぽう、3Dセキュア2.0では、ワンタイムパスワードや生体認証などが用いられます。

また、不正利用のリスクがあると判定された決済に限って本人認証を行うリスクベース認証も、3Dセキュア2.0の特徴のひとつです。

3Dセキュア認証の名称は国際ブランドによって異なる

3Dセキュア認証の名称は、国際ブランドによって異なります。主な国際ブランドと名称は以下のとおりです。

国際ブランド 3Dセキュア認証の名称
Mastercard Mastercard ID Check™
JCB J/Secure™
Visa Visa Secure
American Express American Express SafeKey®
(アメリカン・エキスプレス・セーフキー)
Diners Club ProtectBuy®

認証を行う際、上記の名称が表示される場合もあるため、利用しているクレジットカードの国際ブランドと名称を把握しておくとよいでしょう。

3Dセキュアとセキュリティコードの違い

3Dセキュアとセキュリティコードは、どちらもオンラインショッピング時のセキュリティを高める仕組みのひとつですが、それぞれ異なる認証方法です。

3Dセキュア
ワンタイムパスワードなどで本人かどうかを確認する
セキュリティコード
券面に印字された3桁(または4桁)の数字を入力し、クレジットカードが手元にあるかどうかを確認する

セキュリティコードは、クレジットカードの磁気ストライプに記録されません。そのため、クレジットカードの現物を所有していない第三者のなりすましによる不正利用防止に役立ちます。

しかし、券面にコードが印字されているため、クレジットカード自体が盗難された場合の不正利用は防ぐことができません。

3Dセキュアとセキュリティコードを併用することで、より安全性を高められます。

【関連記事】「クレジットカードのセキュリティコードとは?」

3Dセキュア認証の利用手順

オンラインショッピングでクレジットカード決済をする際、3Dセキュア認証を行う一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 13Dセキュア認証の事前登録を行う
  2. 2オンラインショッピングの決済画面でカード情報を入力する
  3. 33Dセキュア認証画面で本人認証を行う

①3Dセキュア認証の事前登録を行う

3Dセキュア認証を利用するためには、カード会社の会員専用サイトやスマホアプリでの事前登録が必要です。カード会社によって異なりますが、一般的には以下の流れで手続きできます。

  1. 1カード会社の会員専用サイトやアプリにログインする
  2. 2本人認証サービス登録ページを開く
  3. 3必要事項を入力して登録する

②オンラインショッピングの決済画面でカード情報を入力する

オンラインショッピングの際、商品やサービスをカートに入れ、決済画面に進みましょう。

決済画面では、通常どおりカード情報(カード番号・有効期限・セキュリティコードなど)を入力します。

③3Dセキュア認証画面で本人認証を行う

カード会社が不正利用のリスクレベルを判定し、必要に応じて3Dセキュアによる追加認証を求めます。本人認証画面が表示された場合は、あらかじめ設定したパスワードやワンタイムパスワードなどを入力して認証を行いましょう。

認証が承認されると、決済が完了します。

ワンタイムパスワードで認証するケースを例に、一般的な手順を紹介します。

  1. 1メールアドレスや携帯電話番号に届いたワンタイムパスワードを確認する
  2. 23Dセキュア認証画面でワンタイムパスワードを入力する
  3. 3決済が完了する

なお、不正利用のリスクが低いと判定された場合は、認証画面が表示されず、そのまま決済が完了します。

クレジットカードで3Dセキュア認証を利用するメリット

3Dセキュア認証を利用する主なメリットは、以下のとおりです。

  • なりすましによる不正利用を防止できる
  • かんたんな手続きで登録が完了する

加盟店によっては、3Dセキュア認証の登録がないとクレジットカード払いができない場合もあります。まだ登録していない方は、早めに手続きしましょう。

なりすましによる不正利用を防止できる

3Dセキュア認証を利用するメリットは、不正利用を防ぎやすくなり、クレジットカードのセキュリティを高められることです。

3Dセキュア認証では、ワンタイムパスワードなどを利用して認証を行います。ワンタイムパスワードは一度に限り有効で、磁気ストライプには記録されません。

したがって、クレジットカードの盗用による不正利用やスキミング(磁気情報を盗み出して不正利用する行為)の防止につながります。

【関連記事】「スキミングとは?手口や防止対策、対処法を解説」

かんたんな手続きで登録が完了する

3Dセキュア認証を利用するためには事前登録が必要ですが、複雑な手続きではないため数分程度で完了します。また、一度登録すれば、決済の際に必要に応じて自動で3Dセキュア認証が適用される仕組みです。

必要なときに慌てずに済むように、まだ登録していない方は早めに済ませておきましょう。

クレジットカードで3Dセキュア認証を利用する際の注意点

3Dセキュア認証は、クレジットカード決済の安全性を高める重要な手段のひとつであり、登録することが推奨されています。ただし、クレジットカードをより安全かつ便利に利用するために、以下の注意点も理解しておく必要があります。

  • 不正利用のリスクがなくなるわけではない
  • 決済時のパスワード入力に手間がかかる

不正利用のリスクがなくなるわけではない

3Dセキュア認証を行えば、オンラインショッピングでの不正利用を防ぎやすくなりますが、リスクを完全になくせるわけではありません。

起こり得るリスクのひとつとして、フィッシング詐欺による不正利用が挙げられます。

フィッシング詐欺とは、カード会社や銀行などを装ってメールやSMSなどから偽サイトに誘導し、カード情報やパスワードなどを盗み出す行為のことです。実際に、本人認証サービスの偽画面に誘導し、ワンタイムパスワードを盗み取られる被害が報告されています。

本人認証を行う際は、本人認証画面とSMSなどに表示された決済金額が一致しているかをよく確認しましょう。

決済時のパスワード入力に手間がかかる

3Dセキュア認証を行うには、オンラインショッピングの決済時にワンタイムパスワードなどを入力する必要があるため、手間に感じられることもあります。

ただし、3Dセキュア2.0では、不正利用のリスクが高いと判定された場合にのみ認証を行う仕組みです。そのため、オンラインショッピングのたびにパスワードを入力しなければならないわけではありません。

「3Dセキュア認証に失敗しました」と表示される原因は?

3Dセキュア認証でエラーが発生し、決済ができない場合、主に以下の原因が考えられます。

  • 3Dセキュアの登録ができていない
  • ワンタイムパスワードを誤って入力している
  • ワンタイムパスワードを入力しないまま一定期間が経過した
  • カード会社によって利用制限がかかっている
  • WEB環境に問題がある

まずは3Dセキュア認証の利用登録が済んでいるかを確認しましょう。登録が完了しているにも関わらず認証できない場合は、ワンタイムパスワードが正確に入力されているかを確認する必要があります。

また、カード会社の不正利用検知システムによって利用制限がかかっていることも考えられるため、カード会社から連絡が来ていないか確認するか、あるいはカード会社に問い合わせて調べてもらいましょう。

クレジットカードのセキュリティを高めたい方はライフカードのご検討を

ライフカードでは、SMSまたは専用のスマホアプリに届くワンタイムパスワードにて3Dセキュア認証を行います※1。一度きり有効なワンタイムパスワードで認証を行うため、あんしんして利用いただけます。

3Dセキュア認証の登録は、会員専用サービス「LIFE-Web Desk」から手続きが可能です。

また、ライフカードでは、不正検知システムによりカードの利用状況をモニタリングしているほか、万一カードが盗難・紛失などにより不正に利用された場合は、届出から60日前までさかのぼって損害を補償します※2

  1. ※1お持ちのカードによって認証方法が異なります。
  2. ※2お取引の保留にともなう以下のような対応は弊社ではいたしかねますので何卒ご了承ください。
  3. ・商品やサービス等の再購入手続き(限定商品・チケット予約等を含む)
  4. ・価格変動等による差額の補填
  5. ・ポイントの付与
  6. ・当社や商品購入先への電話料金の補填

加えて、カードご利用時にメールでご利用内容をお知らせする「カード利用通知サービス」や、指紋や顔認証で安全にログインでき、利用明細の確認が可能なスマホアプリ「LIFE-Web Deskアプリ」 もあります。

ライフカードは、年会費永年無料で、ポイントがたまりやすいサービスも充実しています。クレジットカードをあんしんかつおトクに利用したいとお考えの方は、ぜひご検討ください。

3Dセキュア認証であんしん・安全なクレジットカード決済を

3Dセキュア認証とは、オンラインショッピングの際にパスワードによる本人確認を行い、第三者による不正利用を防止するためのサービスです。

券面に印字されているセキュリティコードとは別物であり、ワンタイムパスワードなどによる認証を行うため、より安全性を高められます。

不正利用が増加している現状から、3Dセキュア認証の登録が強く推奨されています。登録がまだの方は早めに手続きを済ませ、よりあんしん・安全にクレジットカードを利用しましょう。

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