クレジットカードは年会費無料と有料どちらがおすすめ?
クレジットカードには、年会費無料のものと年会費有料のものがあります。
「年会費無料のカードは特典が少ない?」「クレジットカードに年会費を払うのはもったいない?」
などと迷っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、クレジットカードの年会費が無料のものと有料のものの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
年会費無料・有料のカードがおすすめの方やクレジットカードの選び方も紹介するので、ぜひご覧ください。
クレジットカードの年会費とは
クレジットカードの年会費とは、クレジットカードでの決済や特典・付帯サービスを利用するために支払う年間利用料のことです。年会費無料のものから10万円以上のものまであり、カード会社やクレジットカードの種類によってさまざまです。
通常、一般ランクのクレジットカードは年会費無料のものが多く、カードのランクがゴールド、プラチナ、ブラックと上がるにつれて年会費も高額になる傾向があります。
年会費無料のクレジットカードは3種類
「年会費無料」の種類は、大きく以下の3つです。
- 年会費永年無料
- 初年度のみ年会費無料
- 条件付きで年会費無料
予想外のコストが発生するのを避けるためにも、違いを正しく理解しましょう。
年会費永年無料
「年会費永年無料」のクレジットカードは、原則は条件なしで年会費が無料の場合が多く、保有するのにコストが発生しません。
ただし、クレジットカードの種類ごとに条件が異なるため、契約内容をよく確認しましょう。
初年度のみ年会費無料
「初年度のみ年会費無料」は、発行後1年間の年会費が無料になるクレジットカードです。翌年以降は有料の場合や、条件付きで無料の場合があります。
年会費無料が適用される「初年度」の具体的な期間や、翌年以降の年会費が無料になる条件をあらかじめ把握しておきましょう。
条件付きで年会費無料
「条件付きで年会費無料」は、カード会社所定の条件を満たすと年会費が無料になるクレジットカードです。年会費が無料になるための条件は、クレジットカードによって異なります。
たとえば、以下のような条件があります。
- 年に1度でもクレジットカードを利用した
- 一定年齢以下である
- 年間利用額が一定金額以上である
- カード会社からの招待で発行した など
「年に1回の利用」で年会費が無料になるクレジットカードは、比較的容易に条件を達成できます。年間利用額などの条件が設けられている場合もあるため、達成できるかどうかをよく検討することが大切です。
【年会費無料】クレジットカードのメリット
年会費無料のクレジットカードは、コストをかけたくない方に適しています。主なメリットは以下のとおりです。
- はじめてでもあんしんして申込める
- 基本的な機能は年会費有料のクレジットカードと変わらない
- 海外旅行傷害保険などの特典が付帯するクレジットカードもある
はじめてでもあんしんして申込める
年会費無料のクレジットカードは、原則保有するのにコストがかかりません。
そのため、はじめてクレジットカードを作る場合や、特典・付帯サービスを使いこなせるか分からない場合でもあんしんして申込めます。
基本的な機能は年会費有料のクレジットカードと変わらない
年会費無料のクレジットカードでも、基本的な機能は年会費有料のものと変わりません。クレジットカードの基本的な機能として、以下のようなものが挙げられます。
- 世界中の国際ブランド加盟店でクレジットカード払いができる
- 利用代金に応じたポイント還元が受けられる
- 複数の支払方法から選択できる
- 追加カード(家族カードやETCカード)を発行できる
- キャッシングサービスが利用できる
- 不正利用時に補償を受けられる
- タッチ決済や電子マネーなどを利用できる
上記は一例であり、実際の機能はクレジットカードによって異なりますが、基本的には年会費有料のクレジットカードと同様にあんしんかつ便利に利用できます。
海外旅行傷害保険などの特典が付帯するクレジットカードもある
年会費無料のクレジットカードのなかには、海外旅行傷害保険などの特典が付帯するものもあります。
海外旅行傷害保険とは、海外旅行中に起こる病気やケガ、携行品の損害、賠償責任などのトラブルに備える保険です。一般的に、年会費有料のクレジットカードと比べると補償は限定的ですが、年会費や保険料を支払わずに備えられるのは大きなメリットです。
事前に旅行代金をクレジットカード払いした場合のみ補償対象となる「利用付帯」のケースもあるため、よく確認したうえで申し込みましょう。
【年会費無料】クレジットカードのデメリット
年会費無料のクレジットカードは、持っているだけで特典・付帯サービスを利用できるうえに、現金よりおトクに支払えます。いっぽうで、人によっては物足りなさを感じる場合もあります。
- ポイント還元率が低い場合がある
- 特典や付帯サービスが少ない
ポイント還元率が低い場合がある
年会費無料のクレジットカードは、年会費有料のものに比べてポイント還元率が低い場合があります。
ポイント還元率とは、利用金額に対して何円相当のポイントがもらえるかを%で示したものです。クレジットカードの利用状況によっては、年会費を支払ってでもポイントがたまりやすいクレジットカードを選んだほうが、結果的におトクになるケースもあります。
特典や付帯サービスが少ない
年会費無料のクレジットカードは、年会費有料のものと比較して特典や付帯サービスが限定的なことが多いです。
海外旅行・出張の機会が多い方や、さまざまな施設・サービスで優待を受けたい方にとっては、不十分だと感じる場合があります。
【年会費有料】クレジットカードのメリット
年会費有料のクレジットカードは、持っているだけでコストが発生するため、発行を迷う方も多いでしょう。しかし、年会費有料のクレジットカードにも以下のようなメリットがあります。
- 特典・付帯サービスが充実している
- 利用可能枠が高い傾向がある
特典・付帯サービスが充実している
年会費有料のクレジットカードは、年会費無料のものと比べて特典・サービスが豊富な傾向があります。以下は年会費が有料のクレジットカードに付帯する特典・サービスの一例です。
- 空港ラウンジサービス
- レストラン・ホテル優待
- 海外・国内旅行傷害保険
- コンシェルジュサービス
- ポイントアップなど
また、付帯保険(海外・国内旅行傷害保険やショッピング保険など)の補償内容も手厚い傾向があり、よりあんしんして利用できるでしょう。
利用可能枠が高い傾向がある
年会費有料のクレジットカードは、利用可能枠が高い傾向があるため、高額なお買い物をする際や出張が多い場合でもあんしんして利用できるでしょう。
利用可能枠とは、クレジットカードを利用できる上限金額のことです。クレジットカードの審査によって設定されるため、利用者ごとに異なります。
【年会費有料】クレジットカードのデメリット
年会費有料のクレジットカードは、上質な特典・サービスを受けられることが特徴ですが、以下のデメリットが存在します。
- 年会費が無駄になる場合がある
- 申込条件が厳しい傾向がある
年会費が無駄になる場合がある
年会費有料のクレジットカードのデメリットは、持っているだけでコストが発生する点です。特典・付帯サービスが充実しているいっぽうで、十分に活用できなければ年会費の元を取れない場合があります。
たとえば、海外旅行や出張の機会が少ない方が空港ラウンジサービスや手厚い海外旅行傷害保険が付帯するクレジットカードを保有しても、割高に感じる可能性があります。
ご自身にとって必要なサービスを見極め、年会費を支払ってでも持つ価値があるかどうかをよく検討しましょう。
申込条件が厳しい傾向がある
年会費有料のクレジットカードは、年会費無料のものと比べて申込みのハードルが高い傾向があります。
年会費無料のクレジットカードの申込条件は、「満18歳以上(高校生を除く)で、電話連絡のつく方」というように収入に関する要件がない場合も多く、比較的易しめです。
いっぽう、年会費有料のクレジットカードでは、「満20歳以上(学生不可)」「満30歳以上」などの年齢制限が設けられている場合や、本人に安定した継続収入がなければ申込めない場合があります。
年会費無料と有料のクレジットカードはどちらがおすすめ?

適したクレジットカードは、重視するポイントや利用頻度などによって異なります。年会費無料のクレジットカードが向いている方・年会費有料のクレジットカードが向いている方の一般的な特徴は、以下のとおりです。
年会費無料のクレジットカードがおすすめの方 |
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年会費有料のクレジットカードがおすすめの方 |
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クレジットカードをはじめて発行する方でカード選びに迷った際は、年会費無料のクレジットカードを選ぶとよいでしょう。年会費無料のクレジットカードは、使い勝手の良さやご自身に合っているかどうかを見極めたい場合にもおすすめです。
年会費以外もチェック!クレジットカードの選び方
クレジットカード選びで重要となるのは、利用できる機能や特典・サービスと年会費のバランスです。年会費の高さだけでなく、以下の項目も含めてご自身に合った1枚を選びましょう。
- ポイントのたまりやすさ・使いやすさ
- 特典・付帯サービス
- セキュリティ
ポイントのたまりやすさ・使いやすさ
ポイントのたまりやすさは、クレジットカードを選ぶうえで重要な要素のひとつです。年会費が有料でも、それ以上のポイントを獲得できるケースがあるためです。
また、ポイント還元率だけでなく、よく利用するお店でポイントがたまりやすいか、ポイントが使いやすいか(使いみちや有効期限など)もあわせて確認しましょう。
特典・付帯サービス
クレジットカードを選ぶ際は、ご自身のライフスタイルに合った特典・サービスが付帯しているかどうかをよく検討しましょう。
たとえば、よく利用するお店で割引が受けられるクレジットカードを選べば、より効率よくポイントをためられます。また、海外旅行に行く機会が多い方は、現地での日本語サービスや海外旅行傷害保険などが付帯していると役立ちます。
特に、年会費有料のクレジットカードを選ぶ場合は、ご自身にとってあまり使わない特典・サービスばかりだと、十分なメリットを感じられないことがあります。
セキュリティ
クレジットカードをあんしんして使うために、不正利用への取組みも確認しましょう。
たとえば、ライフカードでは、不正利用を防ぐために不正検知システムを導入し、クレジットカードの利用状況をモニタリングしています※。
また、万が一クレジットカードが盗難や紛失などによって不正利用された場合は、届出から60日前までさかのぼって損害を補償します(カード会員保障制度)。
近年は、券面にカード情報を記載しない、あるいは裏面に記載することでセキュリティを高めたナンバーレスカードやエンボスレスカードも増えています。
- ※お取引の保留にともなう以下のような対応は弊社ではいたしかねますので何卒ご了承ください。
- ・商品やサービス等の再購入手続き(限定商品・チケット予約等を含む)
- ・価格変動等による差額の補填
- ・ポイントの付与
- ・当社や商品購入先への電話料金の補填
クレジットカードの年会費に関するよくある質問
クレジットカードの年会費は定期的に発生する費用であるため、その仕組みを正しく理解しておくことが大切です。
クレジットカードをあんしんかつ計画的に利用するために、年会費に関するよくある質問を紹介します。
- 年会費無料のクレジットカードはETCカードも無料で発行できる?
- クレジットカードの年会費はいつ請求される?
- 年会費の請求後に解約すると返金される?
年会費無料のクレジットカードはETCカードも無料で発行できる?
年会費無料のクレジットカードでも、ETCカードの発行手数料や年会費がかかる場合があります。ETCカードの発行を希望する方は、あらかじめ確認しましょう。
クレジットカードによっては、カードの種類や「年1回の利用」などの条件を満たした場合にETCカードの年会費が無料になることもあります。
クレジットカードの年会費はいつ請求される?
年会費の請求・支払いのタイミングは、カード会社や入会日などによって異なります。
年会費有料のクレジットカードを利用する場合は、あらかじめ年会費の請求時期を確認して確実に支払いましょう。
年会費の請求後に解約すると返金される?
年会費の請求後、引落しまでにクレジットカードを解約しても、請求の取消はできないことが一般的です。また、一度支払った年会費は返金されません。
クレジットカードを解約する場合は、年会費が請求される前に手続きしましょう。
年会費無料のクレジットカードを持つならライフカードがおすすめ
ライフカードは、年会費が無料かつポイントがたまりやすいクレジットカードです。
入会初年度はポイント1.5倍、お誕生月はポイント3倍になるほか、利用額に応じたステージ制のポイントプログラムでおトクにポイントがたまります。
また、学生の方には、卒業後も年会費無料の学生専用ライフカードがおすすめです。在学中は海外ショッピング利用総額の4%をキャッシュバック※や、海外旅行傷害保険が付帯するなど、学生限定の特典が充実しています。
- ※キャッシュバック金額の上限は、年間累計10万円となります。
- ※事前エントリーが必要です。
- ※インターネット海外サイト、国内免税店、機内販売は対象外となります。
年会費が無料でもおトクにポイントをためたい方は、ぜひライフカードをご検討ください。
年会費と特典のバランスをみてご自身に合った1枚を
クレジットカードには年会費無料のものと年会費有料のものがあり、どちらがよいかは一概にいえません。利用したい特典・サービスと年会費のバランスを考慮し、ご自身のライフスタイルに合った1枚を選びましょう。
クレジットカードをはじめて作る方や何を選べばよいかわからない方は、年会費無料のクレジットカードがおすすめです。年会費無料のクレジットカードには初年度のみ無料、あるいは条件付きで無料のものもあるため、事前によく確認しましょう。