学生がクレジットカードを持つと危険?
理由や対策を解説

キャッシュレス決済の普及により、現金を持ち歩かない生活が一般化しつつあります。
クレジットカードはキャッシュレス決済のなかでも最も広く利用されている決済手段ですが、
持つことに不安を感じている学生や、お子さんに持たせるべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、学生がクレジットカードを持つと危険といわれる一般的な理由や、安全に利用するための対策を解説します。
滞納時の影響やクレジットカードが役立つ理由もあわせて紹介するので、ぜひご覧ください。
学生がクレジットカードを持つと危険といわれる理由
一般的に、クレジットカードは、満18歳以上(高校生を除く)であれば学生でも発行が可能です。しかし、お金の使い方や管理に慣れていない学生の場合、クレジットカードを持つのは危険だといわれることもあります。
その主な理由として、以下の3つが挙げられます。
- 使いすぎるリスクがある
- 不正利用の被害に遭う可能性がある
- 滞納すると将来のローンなどの審査に影響する可能性がある
使いすぎるリスクがある
クレジットカードは、現金がなくても支払いができる便利な手段です。しかし、社会人に比べてお金の管理経験が少ない学生は、使いすぎてしまうリスクがあります。
また、1ヶ月分の利用代金を翌月または翌々月にまとめて支払う仕組みのため、お金を使っている感覚が薄れやすく、請求額が想定より多くなってしまうことがあります。
消費者庁が大学生を対象に行ったアンケートによると、9.4%の大学生が「キャッシュレス決済で使いすぎてしまった」と回答しました※。
支払能力を超えて利用すると、支払いが難しくなったり、生活に支障が生じたりする可能性があるため、無理なく支払える範囲で利用することが大切です。
不正利用の被害に遭う可能性がある
不正利用の被害に遭う可能性がある点も、クレジットカードが危険だといわれる理由のひとつです。
不正利用の被害額は年々増加しており、2024年には過去最高となる555億円を記録しました※。特にスマホを頻繁に利用する学生は、フィッシング詐欺や不正アクセスなどのトラブルに巻き込まれるリスクが高くなります。
ただし、万が一不正利用の被害に遭った際には、クレジットカード会社による補償を受けられる場合があります。
滞納すると将来のローンなどの審査に影響する可能性がある
クレジットカードの利用履歴は「信用情報」として一定期間、信用情報機関に登録されます。これらの情報はローンやクレジットカードの審査で信用力を判断する材料として利用されるため、滞納などの情報があると審査に通りにくくなる可能性があります。
学生は一般的に、収入やお金を管理する経験が限られており、使いすぎや支払い遅れなどを起こしやすい傾向があります。そのため、滞納による影響を正しく理解しておくことが大切です。
クレジットカードは正しく利用すれば安全

クレジットカードは、仕組みを正しく理解して計画的に利用すれば、便利な決済手段です。日本クレジット協会の調査によると、大学生のクレジットカード所持率は61.1%であり、学生の間でも広く普及していることがわかります※。
また、各クレジットカード会社は、利用者があんしんしてクレジットカードを利用できるように、さまざまな取組みを行っています。
- 不正検知システムが導入されている
- 不正利用に対する補償がある
- ご利用可能枠が設定されている
不正検知システムが導入されている
多くのクレジットカード会社では、不正検知システムを導入し、クレジットカードの利用状況を24時間体制でモニタリングしています。不正利用の疑いがある取引を検知すると、クレジットカードの利用を一時停止し、クレジットカード会員に知らせる仕組みです。
たとえば、以下のような取引を検知した際に利用が停止されます。
- 過去の不正利用に類似している
- 連続で高額の取引があった
- 同じ店舗で何度も連続して取引があった
不正利用でない場合は、本人確認を行うことでクレジットカードの利用を再開できます。
不正利用に対する補償がある
紛失や盗難などによってクレジットカードが不正利用された場合、一定期間内に申し出れば、クレジットカード会社による補償を受けられる場合があります。
現金の場合、財布の紛失や盗難によってお金を使われてしまっても、補償を受けることはできません。
ただし、暗証番号を使って不正利用された場合や、住所・氏名などの変更を届け出ていない場合などは、補償対象外となる可能性があります。補償の条件や対象外のケースをあらかじめ把握しておきましょう。
ご利用可能枠が設定されている
クレジットカードを発行する際には、利用者ごとにご利用可能枠(クレジットカードを利用できる上限金額)が設定されます。ご利用可能枠を超える支払いはできないため、必要以上に使いすぎてしまうリスクを抑えることが可能です。
また、クレジットカードのご利用可能枠は、申込者の収入状況などをもとに審査で決まります。一般的に収入が限られている学生は、利用可能枠が低めに設定される傾向があるため、この点もあんしん材料のひとつといえるでしょう。
学生がクレジットカードを持つメリット
クレジットカードの仕組みをきちんと理解せずに使うと、支払いが難しくなるなどのリスクがあります。
いっぽうで、学生がクレジットカードを持っていることで役立つ場面も少なくありません。学生がクレジットカードを持つ主なメリットは、以下のとおりです。
- 手持ちの現金がなくても支払いができる
- ポイントがたまる
- クレジットカードの利用実績を積める
- 支出管理がしやすくなる
手持ちの現金がなくても支払いができる
アルバイトの給料日前などで、一時的に手持ちの現金が足りなくなるケースもあるでしょう。クレジットカードは後払いのため、手元に現金がなくても支払いが可能です。そのため、通学定期券や教材費、交際費など、急な出費にも対応しやすくなります。
ただし、一時的に支払いを先延ばしにできても、支払日には利用代金を支払う必要があります。クレジットカードは、事前に計画を立て、無理のない範囲で利用しましょう。
ポイントがたまる
クレジットカード払いをすると、利用金額に応じてポイントが付与されます。クレジットカードによって異なりますが、一般的な還元率は0.5%程度です。
さらに、電子マネーやQRコード決済などのキャッシュレス決済と組み合わせることで、ポイントを二重で獲得できる場合もあります。
現金払いではこのようなポイント還元を受けられないため、収入が限られている学生にとって大きなメリットといえます。
クレジットカードの利用実績を積める
学生のうちからクレジットカードを持ち、毎月の支払いをきちんと行うことで、利用実績を積み上げられます。
クレジットカードの利用状況は「信用情報」として一定期間登録され、新たにクレジットカードを発行する際やローンを契約する際の審査で確認されます。
そのため、早いうちから良好な利用実績を積んでおけば、今後のクレジットカードやローンの審査でプラスに働きやすくなるでしょう。
支出管理がしやすくなる
クレジットカード払いをすると、利用明細として記録が残り、会員ページやスマホアプリなどからいつでも確認できます。
利用明細を確認すれば、いつ・どこで・何に・いくら使ったかを把握できるため、支出管理がしやすくなります。
また、利用明細は自動で記録されるため、ご自身で家計簿をつける手間もかかりません。支出を可視化することで、お金の使い方や管理方法を身につける練習にもなります。
学生が安全にクレジットカードを利用するための対策

学生が無理のない範囲でクレジットカードを利用するためには、いくつかのポイントや注意点を知っておくことが大切です。以下の点を押さえ、安全かつ計画的に利用しましょう。
- こまめに利用状況を確認する
- ご利用可能枠を引き下げる
- キャッシングやリボ払いの仕組みを正しく理解する
- セキュリティ対策を意識する
- 滞納時のリスクを知っておく
こまめに利用状況を確認する
クレジットカードの利用代金は後払いで支払うため、つい使いすぎてしまうと支払いが難しくなる可能性があります。会員ページやスマホアプリでこまめに利用状況を確認し、どれだけ使ったか、あといくら使えるかを把握しましょう。
ライフカードでは、会員さま専用のインターネットサービス「LIFE-Web Desk」やスマホアプリから、いつでも利用明細を確認できます。
また、カードご利用時に、ご利用日時・ご利用金額・ご利用先をリアルタイムでお知らせする「カード利用通知サービス」もご利用いただけます。
ご利用可能枠を引き下げる
クレジットカードに不慣れな学生の方は、ご利用可能枠を低めに設定しておくとあんしんです。
ご利用可能枠を引き下げることで、使いすぎを防止できるだけでなく、紛失や盗難時の損害も抑えやすくなります。クレジットカード会社によって異なりますが、一般的に会員ページやスマホアプリ、電話などから手続きができます。
ただし、一度引き下げたご利用可能枠を再度上げる際には、あらためて審査が必要となる場合があります。
キャッシングやリボ払いの仕組みを正しく理解する
「キャッシング機能」や「リボ払い」は便利な機能ですが、利息の負担が大きくなったり、返済が長期化したりする可能性があります。仕組みを十分に理解したうえで、計画的に利用しましょう。
キャッシング機能はクレジットカード会社からお金を借りるサービスで、年15.0%~18.0%程度の金利がかかります。一般的にキャッシング機能は不要であれば外せます。申込時に選択しないことも可能なため、検討してみましょう。
また、リボ払いはクレジットカードの支払方法のひとつです。毎月の支払額がほぼ一定のため、計画的に支払いやすい反面、いくら使っているかを把握しにくく、支払いが長引く傾向があります。
セキュリティ対策を意識する
クレジットカードを安全に利用するためには、普段から以下のようなセキュリティ対策を意識することが大切です。
- クレジットカード情報を第三者に見られないようにする
- 暗証番号やID・パスワードを適切に管理する
- 3Dセキュア(本人認証サービス)を登録する
- 利用明細を定期的に確認する
- 怪しいメールを開かない
- 怪しいサイトにアクセスしない
また、クレジットカードを選ぶ際には、クレジットカード会社がどのようなセキュリティ対策を行っているかも事前に確認しておきましょう。
滞納時のリスクを知っておく
クレジットカードの支払いを滞納すると、次のようなリスクが生じる可能性があります。
- クレジットカードの利用が停止される
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報に滞納の履歴が登録される
- 強制解約される可能性がある
信用情報に登録されると、今後のクレジットカードやローンの審査に通りにくくなる可能性もあります。滞納のリスクを正しく理解し、計画的にクレジットカードを利用しましょう。
学生のクレジットカード利用に関するよくある質問
学生のクレジットカード利用に関して、よくある質問を紹介します。
学生がクレジットカードを発行する際の条件は?
一般的に、クレジットカードを申込めるのは、「満18歳以上の方(高校生を除く)」とされています。収入要件がないクレジットカードであれば、アルバイト収入がない学生でも申込みが可能です。
ただし、「学生を除く」「本人に安定した収入があること」などの条件が設けられているクレジットカードもあるため、満たしているかどうかを確認したうえで申込みましょう。
支払いが難しくなってしまった場合の相談窓口は?
クレジットカードの支払いが難しくなってしまった場合、できるだけ早い段階でクレジットカード会社に相談し、それでも解決が難しい場合は、以下のような窓口を利用しましょう。
| 相談窓口 | 概要 |
|---|---|
| 日本クレジットカウンセリング協会 | 多重債務に陥った方々に対し、消費者保護の立場から公正・中立なカウンセリングを行う |
| 自治体の消費生活センター | 消費生活に関する相談を受け付け、トラブル解決のために助言や専門機関の紹介などを行う |
| 日本貸金業協会貸金業相談・紛争解決センター | 貸金業者(消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど)とのトラブル時に支援を行う |
クレジットカードの支払いを滞納すると学生生活に影響する?
クレジットカードの支払いを滞納しても、学生生活を送ること自体に直接的な影響があるわけではありません。
ただし、信用情報に一定期間登録され、クレジットカードやローン、分割払いなどの審査に通りにくくなる可能性があります。その結果、間接的に授業料の支払いが難しくなったり、学業に集中しにくくなったりするケースが考えられます。
学生のはじめての1枚には学生専用ライフカードがおすすめ
クレジットカードをはじめて持つ学生の方には、年会費無料の学生専用ライフカードがおすすめです。以下の条件を満たす方にお申込みいただけます。
- 満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方
- 進学予定で満18歳以上の高校生の方※
- ※オンラインでの入会申込は、卒業予定年月の1ヶ月前の月末までとさせていただきます。
- ※卒業される年の1月以降お申込みいただけます。
- ※満18歳以上の高校生の方は、進学先の学校名と進学先の卒業予定年月を入力してください。
また、学生専用ライフカードは、在学期間中の海外ショッピング利用総額の4%をキャッシュバックする特典やポイントアップ、ステージ制のプログラムなど、ポイントがたまりやすいサービスが充実しています※。
- ※キャッシュバック金額の上限は、年間累計10万円となります。
- ※事前エントリーが必要です。
- ※インターネット海外サイト、国内免税店、機内販売は対象外となります。
ライフカードでは、不正検知システムによるモニタリングや、不正利用時の「カード会員保障制度」など、クレジットカードをあんしんしてご利用いただくための取組みも行っています※。クレジットカードを安全に利用したい方は、ぜひご検討ください。
- ※ お取引の保留にともなう以下のような対応は弊社ではいたしかねますので何卒ご了承ください。
・商品やサービス等の再購入手続き(限定商品・チケット予約等を含む)
・価格変動等による差額の補填
・ポイントの付与
・ライフカードや商品購入先への電話料金の補填
クレジットカードを安全かつ計画的に利用しよう
学生は、一般的に社会人と比べて収入が限られており、またお金の管理経験も少ないため、計画を立てずにクレジットカードを利用すると使いすぎるリスクがあります。
いっぽうで、正しく利用すれば現金よりもおトクに支払うことができ、不正利用に対する補償を受けられるなどのメリットもあります。自分自身の収支を管理することで、計画的にお金を使う習慣も身につくでしょう。
クレジットカードの仕組みやリスクを正しく理解し、無理のない範囲で安全にクレジットカードを活用しましょう。
